近年小学校での英語の教科化、中学校で学習する英単語量の増加など、グローバル人材の育成に対する需要がますます高まっています。
英語力を高めることも大切ですが、若くて柔軟性があるうちに海外生活や異文化を体験して、異なる価値観や習慣について学び視野を広げることも非常に大切なことです。
留学体験はそのような経験をするのにうってつけです。
中高生の夏休みにフィリピンに留学しませんか?
この記事では中高生が留学体験をすることのメリット、フィリピンが留学先としてふさわしい理由、フィリピン留学にかかる費用、おすすめの語学学校などをご紹介します。
中高生のお子様がいて、夏休み留学に興味がある保護者の方は必読です。
目次
中学生・高校生が海外留学をするメリット
中学生・高校生が夏休みに海外留学をするメリットは下記の3点です。
- 英語学習に対するモチベーションアップにつながる
- 大きく成長できるチャンスになる
- お子様が自分に自信を持つことができる
それぞれのメリットについて説明します。
1. 英語学習に対するモチベーションアップにつながる
留学を通じて英語学習に対するモチベーションが上がることはよくあることです。
筆者は以前高校で英語の教員を8年間勤めていました。夏休み後にある生徒が急に意欲的に英語の授業に積極的に取り組むようになったので驚いたことを覚えています。
本人に尋ねてみたところ、夏休みにアイルランドに遠征に行った際に英語が話せずバカにされたことが悔しかったので、英語をしっかり勉強しようと思ったそうです。
このような経験は日本で英語学習をしている限りできないでしょう。
「悔しかった」、「楽しかった」、「文化に驚いた」など留学で得られる経験はそれぞれですが、英語学習に対するモチベーションアップにつながる可能性があります。
2. 大きく成長できるチャンスになる
海外留学をすると、下記のように様々な側面が成長することが期待されます。
- さまざまな文化や価値観を受け入れられる柔軟性
- つたない英語で相手に自分の意見や考えを伝えようとするコミュニケーション能力
- 参加型授業による主体性や積極性の育成
- 保護者から離れることで育まれる自主性
多くの保護者が夏休みの留学の後にお子様が一回りも二回りも成長して帰国したと感動しています。
3. お子様が自分に自信をもつことができる
日本はあらゆる面で便利です。また、日本で生活をしていると保護者が何かとお世話をしてくれます。
しかし、海外留学をすることで、不便な生活の中で自分で身の回りのことをこなす必要があります。自立心が大きく育まれると共に、お子様が「できた!」と自信をもつきっかけにつながるでしょう。
フィリピンの基本情報
下記の表はフィリピンの基本情報についてまとめたものです。
人口 | 1.1億人 |
気候 | 熱帯モンスーン型気候 |
言語 | フィリピン語・タガログ語・英語 |
通貨 | フィリピンペソ 1フィリピンペソ=2.41円 (2023年4月現在) |
日本との時差 | 1時間 |
フィリピンの人口は日本と同程度です。そして熱帯モンスーン型気候ということで常夏の国となっており、夏休みの7〜8月頃は雨季で、降雨量が多いという特徴があります。
フィリピン留学のメリット
中学生・高校生の夏休みの留学にフィリピンをおすすめする理由は下記の5つです。
- 日本からの距離が近く、時差が少ない
- 留学の費用が安くてコスパが抜群
- ジュニアキャンプの種類が多い
- 日本との差を学ぶことができる
- 現地で暮らす日本人の数が多い
それぞれの理由について解説します。
1. 日本からの距離が近く、時差が少ない
日本からフィリピンまでのフライト時間はおよそ4-5時間となっており、中学生や高校生にとって身体的な負担が少ないと言えるでしょう。
また日本との時差が1時間と非常に少ないというメリットもあります。
時差が少ないことでいつでも日本の家族や友達と連絡を取ることができてホームシックにかかりづらいこと、そして時差ボケになり貴重な留学時間を無駄にしてしまうというリスクが軽減されることが期待されます。
2. 留学の費用が安くてコスパが抜群
フィリピン留学は英語圏の国への留学と比較すると格安で、かつコスパが良いと言えます。
多くの英語圏の国々の物価が日本の2〜3倍であるのに対して、フィリピンの物価は日本の3分の1程度であることからも伺えるでしょう。
格安であるにも関わらず、マンツーマンでみっちりと英語レッスンを受けることができます。
プライベートレッスンであるため、お子様のレベルや理解度に合わせた授業を受けることができ、取り残されるということがありません。
3. ジュニアキャンプの種類が多い
フィリピンでは数多くのジュニアキャンプが開催されています。
ジュニアキャンプに参加することで、英語の学習をするだけでなく、市内観光や孤児院訪問のボランティアなどさまざまなアクティビティに参加することができ、より充実した留学にすることが可能です。
また、宿泊施設に監督者がついているため留学中の生活も問題ありません。保護者は安心してお子様を送り出すことができます。
4. 日本との差を学ぶことができる
フィリピンは日本とは異なり発展途上国です。貧富の差が激しく、インフラが未発達な地域も数多くあります。
多くのフィリピン留学経験者が日本との格差に衝撃を受けて帰国していることから、フィリピン留学では語学以外のことも学ぶことが期待できるでしょう。
現地でボランティア活動することで、日本との差を如実に知ることができるため、ボランティア参加をおすすめします。
5. 現地で暮らす日本人の数が多い
外務省によると、2018年のフィリピン在留邦人は16,894人で年々増加しているそうです。特にマニラやセブ島といった大都市に日本人が多く暮らしています。
何かあったときは日本人に助けを求めることもでき、さらには現地で日本人の友達を作ることも可能です。
中高生の夏休みフィリピン留学で注意するべき点・気をつけるべきこと3点
中高生の夏休みフィリピン留学で気をつけるべきことや注意点は下記の3つです。
- 15歳未満の子供は親子で留学する必要がある
- 宿泊施設の質やレベルにあまり高い期待をしてはいけない
- 日系の語学学校を選ぶと安心
それぞれの注意点について詳しく解説します。
1. 15歳未満の子供は親子で留学する必要がある
そもそも15歳未満の子供は、単独でフィリピンに留学することが認められていないということを知っておいてください。
厳密にいうとWEG(Waiver of Exclusion Ground)という特別なビザを申請すれば、15歳未満のお子様が単独でフィリピンに渡航することが可能です。
しかし、WEGの手続きは非常に煩雑で時間がかかるため、あまりおすすめできません。
そのため、親子で留学することがおすすめです(親族も不可)。親子留学であれば、保護者のお子様に対する心配が解消されると共に、お子様が安心して英語学習に取り組むことができます。
親子留学は2人分の留学費用がかかるため高額になることが一般的ですが、フィリピン留学であればリーズナブルなので大きな負担にはならないでしょう。
2. 宿泊施設の質やレベルにあまり高い期待をしてはいけない
フィリピンは日本とは異なり発展途上国です。そのためインフラや通信環境など様々な点で未発達であるため、宿泊施設の質やレベルに高い期待を寄せるとがっかりしてしまうでしょう。
高品質なサービスやレベルの宿泊施設を求める場合は、コンドミニアムやホテルを借りることができる語学学校を選ぶことをおすすめします。
3. 日系の語学学校を選ぶと安心
フィリピンにある語学学校は日系資本または韓国系資本のいずれかであることが多いです。
それぞれメリットとデメリットがあります。
日系資本の語学学校の場合は、日本人スタッフが常駐しているため、何か困ったことがあったらすぐに相談することができます。また、食事も日本人の口に合わせて作られていることが多いため安心です。
それに対して韓国系資本の語学学校の場合は、韓国人留学生を中心に世界各国から訪れている留学生たちと触れ合うことができるため、異文化体験をすることができます。
食事は韓国料理が中心です。
初めて留学に行くのであれば、オーナーが日本人である日系資本の語学学校を選ぶことをおすすめします。
フィリピン留学にかかる費用の目安は?
中高生の夏休みフィリピン留学にかかる費用の目安は下記の通りです。
留学期間 | 費用の目安 |
1週間 | 6〜10万円 |
2〜3週間 | 10〜20万 |
4週間 | 15万〜30万 |
*別途、航空券、海外旅行保険、生活費、手続き費などの諸費用がかかります。おおよそ10万〜20万かかります。
フィリピン留学におすすめの語学学校3選
フィリピン留学におすすめの語学学校は下記の3つです。
- ECCセブ校
- QQ English
- ファーストイングリッシュ
それぞれの語学学校の特徴についてご紹介します。
ECCセブ校
>>https://www.lets.ecc.jp/SGC/
ECCセブ校は英会話教室ECCが展開している語学学校で、講師の質の高さに定評があります。
マンツーマンレッスンとグループレッスンの2つの授業形態からレッスンを選ぶことができます。
マンツーマンレッスンでは、英語を「話す」「書く」といったアウトプットする力の育成に力を入れていることが特徴です。
グループレッスンでは他の生徒たちと切磋琢磨しながら英語の4技能(聞く・話す・書く・読む)力をバランスよく育んでいきます。
お子様のニーズや性格に合わせて授業形態を選ぶと良いでしょう。
QQ English
QQ Englishは日本ではオンライン英会話スクールとして有名ですね。フィリピン国内にある日系資本の語学学校では最大規模の語学学校です。多くの日本人スタッフが常駐しているため、悩みやトラブルがあったらいつでも相談できます。
QQ Englishの講師は全員TESOLという英語を外国語として学ぶ学習者に対する教授法に関する国際英語教授資格を所持しています。
定期的に指導法に関する研修会も行っているため、高品質な英語のレッスンを提供しており、留学生の間で授業の評判がかなり良いです。
また、日系の語学学校ではありますが、日本人だけでなく世界30カ国以上から留学生が来ているため、国際色豊かであることも特徴であると言えます。世界中に友達を作ることができるでしょう。
ファーストイングリッシュ
ファーストイングリッシュは広島県を中心に学習塾を運営しています。フィリピンのリゾート地であるマクタン島内にある日系資本の語学学校です。
フィリピンの語学学校運営の実績も長く、経験も実績も申し分ありません。
フィリピンの他の語学学校とは異なり、完全個室型のマンツーマンレッスンではなく、仕切りで遮るだけのオープンスペース型のマンツーマンレッスンを行なっていることが特徴です。
オープンスペース型にすることで、きちんと質の高いレッスンが行われているかをスタッフが確認できると共に、お子様が他の生徒の様子を見ながら英語学習に対するモチベーションを上げることを可能にしてくれます。
また、食事も美味しいと非常に評判が良いため、留学中に日本食を恋しく感じたりホームシックにかかるリスクも低いでしょう。
フィリピン留学に関するFAQ
最後にフィリピン留学に関するよくある質問と回答をご紹介します。
小学校から大学まで国語と歴史の授業以外は英語が使用されているため、英語に非常に慣れています。このような背景であることから、英語力を高めるためにフィリピンに留学することは価値があると言えます。
そしてフィリピン国内でも治安が良い地域として定評があります。
フィリピンの語学学校の80%がセブ島にあるため、フィリピン留学の行き先のほとんどがセブ島になることが予想されます。
フィリピンのマニラは首都で便利ではありますが、治安があまり良くないため中高生の留学先としてはおすすめできません。
まとめ:中学生・高校生の夏休みはフィリピン留学をして充実させよう!
いかがでしたか?
フィリピン留学は様々な点で中高生にとって手の届きやすい留学となっています。そして他の英語圏の国と異なり、かなりコスパも良いためおすすめです。
フィリピン留学をして、中高生の夏休みを一生忘れることができない充実したものにしませんか?
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