セブ島にある大手病院&費用をリスト化しました。
大体かかる費用をデータでまとめましたので、ご興味のある方は確認してみてください。フィリピン人の給料は一般的に8000peso~12000pesoぐらいですので、この医療費、特に部屋代や手術代がとても大きな負担になっていることがわかります。(実際に私達が入院しなければいけない時などは保険がきくので、下記の金額にはなりません。)
なお、最も評判の良い病院はChung Hua Hospital(チョンワホスピタル)です。
セブドクターズホスピタルは日本語ヘルプデスクがあるため、多くの語学学校が提携しています。
最近はチョンワホスピタルも日本語ヘルプデスクが出来たと聞いていますが、詳細不明。
Private Hospitals:私立病院 | Place |
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Cebu Doctor Hospital(セブドクターズホスピタル) | キャピトル近く |
Chung Hua Hospital(チョンワホスピタル) | CyberGate近く |
Velez Hospital | ラモスストリート近く |
Perpetual Hospital | アヤラ近く |
Gullas Hospital | バニラッド |
Visayas Community Medical Center | クラウンリージェンシー近く |
Adventist Hospital(formerly Miller Hospital) | サウスバスターミナル近く |
Sacred Heart Hospital(Urgello St.) | e-mall近く(南) |
St. Vincent Hospital | アビリアーナ近く |
Public Hospitals:公立病院 | Place |
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Cebu City Medical Center | サウスロード |
Vicente Sotto Memorial Medical Center | フォンテサークル近く |
Women Maternity Hospital | フォンテサークル近く |
病院施設の部屋のタイプ | 私立病院の 1日の金額 |
政府・公立病院の 1日の金額 |
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Family Suite | P8000 – 10000 | |
Deluxe Room | P4000 – 5000 | P1500 – 3000 |
Economy(bed; no AC (エアコン+複数名+共有トイレ・バス) room) |
P1000 – 1500/bed | Free |
集中治療室(ICU) | 前金: P10000 (チョンワホスピタルの場合) 1日: P3500 一般機材を使うと P1000 – 5000/day |
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オペレーションルーム(手術室) | 前金: P40000 (plus blood donor) なお、ドクターの手術代金は 別にかかる |
薬局や病院で手に入る薬 | Branded | Generic |
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Pain reliever tablet(鎮痛剤) | P5 – 8 | P2 – 5 |
Cough Syrup(咳止めシロップ) | P80 – 150 | |
Cold Tablet/Capsule(風邪薬錠剤・カプセル) | P5 – 20 | P2 – 10 |
Cream/ointment(クリーム・軟膏) | P60 – up | |
Antihistamine(ヒスタミン剤) | P20 – 30 | P2 – 10 |
Anti-biotic(抗生物質) | P6 – 30 | P4 – 20 |
LBM/Diarrhea&constipation(下痢&便秘錠剤) | P10 – 20 | P5 – 15 |
Others | |
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X-ray(X線検査) | P150 – 200 |
Drug test(ドラッグテスト) | P350 – 400 |
Flu Shot(インフルエンザ予防注射) | P800-1500 |
なお、病院内ではジェネリック医薬品を売ることはほとんどありません。価格が安いため売上が下がるからです。
救急車: P600 – 1500 | ||
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ERUF (Emergency Unit Rescue Foundation) 消防士などを含むレスキュー隊 |
ホスピタルの救急車は600ペソぐらいから。ERUFはお金がよりかかるが、到着が早かったり対応が早い。 | Dial 161 from any landline within Cebu |
ERUF Banilad: +63-32-233-9300 |
ERUF Lapu-lapu: +63-32-340-2994 / 261-9788 |
ERUF Cebu Sports Complex: +63-32-255-7287 |
医療におけるセブ島の現状
フィリピン・セブ島は保険制度が充実していなく、医療費は全額負担するのが当たり前になっています。民間の保険制度はあるものの保険に入る文化がそもそも無いのと、所得が低いため一部の上流階級の人たちしか加入することができません。
例えば風邪を引いて病院でチェックしてもらい、薬を出してもらうだけでも1000peso前後かかります。これは一般の所得が10000pesoだとすると10分の1にあたりますので、日本で言えば20万円の給料に対して2万円を支払う感覚と一緒です。(ただの風邪のために!)
そのため、余程の事がない限り病院には行かず自分で治そうとします。(結果として重い病気に発展する可能性が高くなる。)
また、一度家族の誰かが重い病気にかかると、今まで貯めていたお金を一気に使わなければいけなくなります。
例えば、知人の家族の一人が以前盲腸になったのですが、盲腸になって手術を受けた時にかかった費用が3万ペソだったと話していました。これは2ヶ月~3ヶ月分の給料なので、日本円の感覚で言えば40万円ぐらいでしょうか。
その知人の家族は決して裕福な生活をしていたわけではないので、どうやって今後その金額を支払うかについて「I don’t know…I don’t know…」と言っていたのが、今でも心に残ってます。
フィリピン人の中流~下流の生活が一向に良くなっていかないのは、こういった医療制度にも大きな原因があるのかもしれません。