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セブ島プロダイバーが教える「正しいダイビングショップの選び方」

こんにちは、エメラルドグリーンの竹谷です。

今回は「初めてダイビング(※1)をする場合、どのようにすれば良いのか?」をお伝えしたいと思います。

※1 ダイビング
ここでは、スクーバダイビングのことをダイビングと略して使わせていただきます。スクーバダイビングとは、自給式呼吸装置を使って水中を潜ることです。スクーバ=SCUBAは、自給式呼吸装置という意味の英語で、Self Contained Underwater Breathing Apparatusの頭文字をとって作られた造語です。

初めてダイビングをする方は「どこで、どのように、どんな器材(道具)を使って」潜れば良いかが分かりませんよね。

ダイビングをしたい場合は当たり前かもしれませんが、まずダイビングショップに行ってください。

ダイビングショップとは、ダイビングを安全に楽しく行えるようコーディネート、サポートしてくれるプロの集団からなるお店です。

ダイビングショップに行かないと基本的にダイビングをすることが出来ません。一般的にダイビングの器材、タンク(空気の入ったボンベ)などを借りることが出来ません。

お店の人に聞かないと、どこの海へ行って、どのように潜るかも分かりませんね。そうなると、ダイビングショップを探さなくてはいけないですよね。

そして、これがとても重要です。

値段を最優先にせず、あなたに合った良いお店を見つけてください。

ここを怠る方がとっても多いんです!!
ここで失敗すると、怖い思い、辛い思いをして、ダイビング自体が面白くないものと思ってしまうかもしれません。これはとっても不幸なことです。

初めてのダイビングが嫌なものであれば、その後ダイビングを続けることなく、二度とトライすることがなくなってしまうかもしれません。

70歳を過ぎても毎年ダイビングをしているご夫妻がいるように、素敵なダイビングをスタートのダイビングショップ選びでつまずいて欲しくありません。

ダイビングショップを選ぶ際はそのお店のサービス内容をホームページ、紹介、メール、電話などでしっかりと確認してください。

多くの方が値段を重視して「とにかく安い」お店を探して、そこで潜る方がいますが、それは絶対にやめてください!!

もちろん安くて良いお店もあると思いますので、安いお店が一概にいけないとは言えませんが、料金のみでのお店選びは絶対に良くないです。(例えば酸素ボンベを使いまわす、機材が非常に古いなど、何かしら理由がある場合も多いためです。)

ダイビングは値段ではなく、内容を最重視してください!

正しい、ダイビングショップの選び方

それでは、何を基準に自分にあったお店を選んだらよいのでしょうか?
もちろん、一般的なお店と同様、誠意がありプロ意識の高いお店を選ぶことはいうまでもありませんね。

それに加えて、ダイビングショップの選び方で注意すべきことは。。。

公認のインストラクターがいるお店であるか?

フィリピンでは自称インストラクターも多くいます。

「私はお客様よりもダイビング経験があり、お客様を指導するのだから、私はインストラクターだ」という人も実際にいます。。。

ひどい話ですね。。。

PADI、NAUIなどの国際的なダイビング指導団体から認定されたインストラクターなのか、しっかりとチェックしてください。

インストラクターの資格をもっていない人が、ダイビングに連れていくダイビングショップもフィリピンではとても多いです。

インストラクターでないと、ダイビングを教えたり、安全を維持することができません。また、インストラクターでなければ、ダイビングの保険にも加入できません。

体験ダイビングの説明風景
体験ダイビングの説明風景です。体験ダイビングでも説明が必要です。不安を少なくしてダイビングを始めましょう。

保険に入っているお店であるか?

ダイビングでは万が一の事故に備えての保険があります。

日本で活動する場合は、全インストラクターが保険に加入しなくてはならないのですが、なんとフィリピンでは保険に加入しなくても活動できちゃうんです!

驚きですよね。。。

そのためフィリピン人のインストラクターで、保険に入っている人は、残念ながら非常に少ないのが現実です。。。

日本人のインストラクターであっても、フィリピンで活動している方の中には保険に入っていない人もいます。インストラクターだからといって安心せずに、注意してください!

日本人のインストラクターに教えてもらえるのか?

会話により100%の意思の疎通ができるのか?

ダイビングは安全で簡単なスポーツです。
ただし、これはルールを守ることと、ある程度の技量が身につく事が必要です。これはライセンス(※2)ではなく、体験ダイビングでも同様です。

※2 ライセンス
正式にはライセンスではなく、ダイビング指導団体(PADI、NAUIなど)からの認定カード(Cカード)です。
このCカードをもっていないと、普通にはダイビングをさせてもらえません。器材やタンクを貸してもらえませんし、ダイビングに連れて行ってももらえません。要は、ライセンスと同じような扱いを受けています。ただ、ライセンスではないので、Cカードを持っていない人がむりやり潜ったとしても、捕まったり、罰金などを課されたりすることはありません。ダイビングの経験のない方にも分かりやすくするために『ライセンス』と表記とさせていただきます。

自動車の運転免許と同じです。(ダイビングは3日間程度でとれるので、もっと簡単ですね)。運転免許は18歳以上の方が教習所に通えば、日数はかかりますが、ほぼ必ず取得できる、難しくはない資格ですよね。

もし、車の免許の講習・実技などを、言葉の通じない方に教わったら、理解できますか?

言葉が通じなく、あまり理解できていないのに、運転免許をもらってしまったら、どうなると思いますか?

想像するだけで怖いですね。。。

ダイビングでもしっかりとルールを理解し、練習によりある程度の技量が身につくことが必要です。その為には、会話にてしっかりと意思の疎通ができる事が大前提となります。

体験ダイビング、ダイビングのライセンス取得の場合、まずは日本人のインストラクターを探してその人に教えてもらってください。

英語、フィリピン語、セブ語が使いこなせる方は、それらの言葉を話すインストラクターに教えてももらうのも問題ないと思います。

プールでの練習風景
プールでの練習風景 ここで慣れてからだと、安心して実際の海を楽しめますよ。

ダイビング器材の使い方
ダイビング器材の使い方 実際に日本人インストラクターから、ダイビングの器材の使い方を習います。日本語で説明してもらえるので安心ですね。

ダイビングの基準をしっかりと守っているお店であるか?

基準違反をして、一般的なライセンスを1日で発行したり、体験ダイビングの練習をしないでダイビングに連れていったりしていないか?

一般にライセンスと言われているものは、インストラクターと一緒でなくても潜ることの出来るオープンウォーターダイバーというランクのライセンスです。

PADIなどの世界的な指導団体が発行するものです。

このライセンスでは、机上での学習、プールでの実習(※3)、海での実習で、何をどの程度やらなくてはならないかを厳密に定められています。

※3 プールでの実習
プールだけではなく、プールと同じように穏やかで浅く練習に適している海、湖なども含みます。

それらをスムーズにこなしたとしても、最低でも2〜3日間かかってしまいます。これをたったの1日で発行してしまっているお店もあります。これはどんなに優れたインストラクター、どんなに優れたお客様でも1日でこなすことは絶対に出来ません。

運転免許をたったの1日で取れないと同じです。

また、このオープンウォーターというライセンスの、下のランクのインストラクターと一緒に潜らなくてはいけないものを、あたかも一般的なオープンウォーターのライセンスであるかのように販売しているお店もあります。

ライセンスを取得する際は、必ずオープンウォーターレベルであり、取得後はインストラクター無しで潜ることができるライセンスであることを確認してから取得してください。

また、体験ダイビングにも、PADIなどの指導団体による厳密な基準があります。海で練習なしでダイビングを行うことは禁止されています。

初めての方が、呼吸器などの器材を使って水中を潜るのに、なんの練習もなくては不安ですし、危ないですよね?注意してください。

まだダイビングを初めていない方には、ぜひダイビングにトライしていただきたいです。もう皆さんは、自分に合った、良いダイビングショップに出会う方法を理解出来たと思います!

また、「ダイビングをしてみたけれど、面白くなかった」と思っている方は、もう一度、自分にあったダイビングショップを探してみてください!

きっと前回と違った、素敵で楽しいダイビングを経験できるはずです。

それでも心配なのであれば、ぜひ私が丁寧に、熱意を持ってダイビングの世界をご案内させていただきたいです!!


インストラクターにガイドしてもらってのダイビング
人気のニモの仲間、クマノミを紹介してもらっています。とっても可愛いですね!


ウミガメとのダイビング セブの西海岸のモアルボアルでは体験ダイビングでウミガメと一緒に泳げちゃいます!

エメラルドグリーン・ダイビングコーポレーション
代表 竹谷 六未

エメラルドグリーン公式サイト

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ゲストライター
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