「留学」と聞くと、高校生や大学生など、ある程度大きくなった年齢の学生の方が1人で行くイメージが強いかもしれません。
まだ親元を離れて一人で留学するのは難しいけれど、小さい年齢のうちから留学の機会を子どもに与えたいと思っている方におすすめなのが「親子留学」です。
この記事では「親子留学」の内容や費用、メリットなどをご紹介していきます。
春休みや夏休みなどに親子一緒に海外で学びたいと思っている方に読んでいただけると嬉しいです。
目次
親子留学ってどんな留学?
親子留学とは、保護者の方と子どもが一緒に参加するスタイルの留学プログラムです。
子どもの対象年齢は主に0歳~12歳くらいで、幼稚園生や小学生がメインです。中高生を対象とした親子留学のプログラムもありますが、それくらいになると子ども1人で参加するケースも多いです。
親子留学の内容はプログラムや参加する子供の年齢にもよりますが、子どもが幼稚園や小学校に通っている間に、保護者も語学学校や資格取得できるスクールなどに通うスタイルが人気です。
その他、ジュニアキャンプや子どもは学校に通うけれど保護者は自由行動というスタイルもあり、それぞれのニーズにあった内容での親子留学が可能です。
期間は1週間からと短期間のプログラムも多く、子どもの長期休暇期間であり保護者の方も有給休暇や夏期休暇を利用して参加しやすい夏休みの親子留学はとくに人気があります。
親子留学の費用は?
親子留学はしてみたいけれど、まず気になるのは費用面ですよね。円安の影響もあり、コロナ禍前よりはどこの国を選んでも高額になっています。
留学先や選ぶプランによっても異なりますが、ここでは人気の留学先のだいたいの目安をお伝えします。
留学先 | 金額 |
フィリピン | 30~50万円 |
カナダ・オーストラリア | 50~90万円 |
ハワイ | 50~120万円 |
参照元:https://www.hellokids.net.au/
費用が比較的リーズナブルなフィリピンは親子で30~50万円程度、カナダ、オーストラリアは50~90万円、ハワイは50~120万円ほど1か月の留学でかかる場合が多いようです。
留学エージェントのプログラムには値段が明記されているものもたくさんありますので、予算をもとに検討してみてください。
親子留学のメリット4選
決して安くはない親子留学の費用ですが、お値段以上に得るものも多いのが親子留学の魅力です。そんな親子留学の魅力を4つお伝えします。
英語を好きになれる
大きくなって勉強として英語を学ぶのではなく、遊びや日常生活を通して小さいうちに英語に触れることで英語が好きになり、英語への抵抗がなくなるというメリットがあります。
ある程度大きくなってしまうと、英語を正しく話せないことへの恥じらいなどからコミュニケーションを積極的にとりにくくなってしまうこともありますが、小さい頃に海外の方と接する機会があると、外国語を話すことへの度胸もつきます。
保護者の方もスキルアップできる
親子留学というと、子どもの教育のために留学するという親子が多いかもしれませんが、保護者の方がスキルアップを目指すために留学できるというのも魅力の1つです。
子育てをしていると子ども優先でなかなか自分の時間が取れませんよね。
しかし親子留学であれば、小さい子どもがいても託児所などで預かってもらいながら、語学学校へ通って英語のスキルアップをしたり、ご自身の興味のある資格取得ができる学校に通ったりと、日本にいるときには難しかったご自身の時間を大切に留学生活がおくれます。
新しい友達ができる
幼稚園、小学校、語学学校など親子で新しい友達を作ることができるのもメリットです。
留学先の現地の方や同じように留学している日本人など出会いはたくさんあります。日本にいる際のコミュニティーでの友達とは違う価値観や考え方に触れられることで、多様性への理解も深まります。
海外へ視野を広げられる
短期間であっても海外で生活してみることで、海外生活への抵抗がなくなります。
日本経済が低迷している今だからこそ、日本だけをみて進路選択するのではなく、進学先・就職先をグローバルに選ぶことができるよう子どもの視野を海外に広げておくことは成長していく中でとても重要です。
語学を学ぶだけでなく、様々な経験を通して日本以外を知ることができる親子留学は、すぐに目に見える結果は出なくても長い目でみるとポジティブな影響がたくさんあると思います。
どんな留学先があるの?
ハワイ
海外でありながらも街中でも日本語が比較的通じる環境があるということで、英語に不安がある方におすすめなのがハワイです。気候も温暖なので過ごしやすいのも魅力。
留学の内容としては親子それぞれが学校に通うだけでなく、夏などの人気のシーズンにはキャンプも多数開催されており、選択肢が広いのも嬉しいポイントです。
また、美しい海を満喫できるマリンアクティビティも豊富で、勉強以外のレジャーもしっかり楽しんで休暇の思い出を作りたい方におすすめです。
ただし、円安や物価高騰の影響もあり、費用は高額になりがちです。
セブ島
日本からも近く、時差も少ないため渡航しやすいセブ島。
セブ島の語学学校では欧米の多くの語学学校が採用しているグループレッスンではなく、マンツーマン指導がメインです。そのため、個々の目標に合った内容のカリキュラムで英語力アップが効率よく狙えます。
また、留学費用も欧米に比べるとリーズナブルなので、おすすめです。
オーストラリア
豊かな自然と治安の良さが魅力のオーストラリア。日本との時差が少ないので、短期間の留学でも時差ボケを直すのに苦労することがなく体調管理もしやすいです。
平日はそれぞれ学校などに通い、休日はオーストラリアならではのレジャーを満喫するスタイルが多いようです。
カナダ
都会と自然のバランスが良く、国際色豊かなカナダ。親子留学に限らず留学生が多い国なので、留学生の受け入れ態勢が非常に整っており生活しやすいのが魅力です。
カナダは教育の質が良く、きれいな英語を話す国としても知られているため、美しい英語を学びたい方にぴったりの留学先です。
どんな留学方法があるの?
個人で留学エージェントや語学学校のコースに直接申し込んで留学する方法もあれば、親子留学専用のプログラムでツアー旅行のように渡航できるものもあります。
【おすすめ!】エージェント主催のプログラムに参加する
スマ留では、ハワイ・セブ島の2カ国を対象に6歳から14歳のジュニア向けの親子留学プログラムを開催予定です。
日程はどちらも夏休みの期間で、セブ島では1週間、ハワイでは1週間〜4週間で参加できます。
どちらも英語学習はもちろんのこと、アクティビティにも力を入れた内容となっているので、ぜひご確認の上、今年の夏休みは親子留学を検討してみてはいかがでしょうか?
詳細・申込はこちらからチェックしてください。
滞在方法は?
親子留学での滞在方法は、1人での留学と同様にさまざまな選択肢があります。その中でも親子留学で人気の滞在方法は、ホームステイとコンドミニアムです。
ホームステイでは、現地のご家族と一緒に生活できるので、英語を話す機会を増やすこともできますし、海外の生活を体験できるメリットがあります。
しかし、子どもの年齢や性格によっては他の方と一緒に生活することがストレスになってしまう場合もあると思います。そのようなケースではコンドミニアムを借りて、親子のみで生活をする方法をとると気疲れすることなく生活できます。
それぞれの状況に応じて最善の滞在方法は異なりますので、メリット・デメリットを理解したうえで選択してみてくださいね。
まとめ
メリットがたくさんある親子留学!今から計画すれば、2024年の長期休暇の渡航も間に合います。興味のある方はぜひ親子留学にチャレンジしてみてくださいね。