澤田健二講師

*こちらの記事は2014年2月に投稿された記事を2016年末に再編集しております。

英会話の習得やTOEICのスコアアップを目指される方へ

はじめまして。ブログ「本当に役立つTOEIC勉強法」管理人、およびTOEICスクール「澤田塾」代表の澤田健治と申します。

2014年2月より3ヶ月間、当サイト「俺のセブ島留学」にて、TOEICや英語の勉強法に関して、毎週記事を執筆させて頂くことになりました。

僕はブログで「TOEICのスコアアップ」と「使える英語」を両立する具体的な方法について発信し、澤田塾の指導でそれを実践しています。(プロフィールはこの記事の一番下を御覧ください。)

このサイトをご覧になっているみなさんは、セブ島留学によって使える英語を身につけることに加えて、きっとTOEICで高いスコアを取ることも視野に入れているのではないでしょうか。

一念発起してセブ島留学を決意された(これからする)みなさんが、「英語を使えるようになると同時に、TOEICでもスコアアップする」ためのヒントを提供できるような記事を書いていきたいと思っております。

TOEIC 満点、英検1級に合格した筆者の英語学習遍歴

今後数カ月に渡ってTOEIC対策や英語学習に関する記事を連載させていただく前に、自己紹介を兼ねて、まずは僕のこれまでの英語学習遍歴についてお話させて頂きます。

1,中学・高校時代

勉強とは無縁の中学生が、部活の引退後に猛勉強

中学校では毎日バスケット部の練習に励み、勉強はそっちのけ。英語の成績は、中2までは5段階中「2」。

中3の春に部活を引退した時点では、学年で300人中250番くらいでしたが、そこから高校受験に向けて猛勉強(1日10時間以上)しました。

英語の例文を300個暗唱したことで、急に文法がわかるようになったことを覚えています。

結果的に、都立の進学校に合格することが出来ました。この時に、「勉強はやればやった分だけ結果になる」ということを実感できたことが、後の英語人生に大きな影響を与えてくれたように思います。

英語の勉強だけは頑張っていた高校時代

高校に進学してからは、再びバスケット部の練習に汗を流す日々を送りましたが、英語の勉強だけは人並み以上に頑張りました。

と言っても、英語を聞いたり、声に出して練習したりという実用的な方法については知る由もなく、基本的には普通の高校生がやるようなことしかしていなかったと思います。

ただ、単語力の必要性だけは強く感じていたため、大学受験用の単語帳「ターゲット1900」を高2の夏頃から覚え始め、高3の春頃には、大学入試で必要な単語は大体記憶できていました。

「1週間で700単語覚えられなかったら、パフェを奢るよ。その代わり、覚えられたら、奢ってね」などと、クラスメートと賭けをしたりして、ゲーム感覚で単語を覚えるのが当時は好きでした。

意地になって賭けには勝ちましたが(最後の2日間はほぼ徹夜状態)。そのおかげか、高3の6月に受けた英検2級には、合格できました。

大学進学時の選択:「英語を勉強するか」「バスケット選手を目指すか」

高校生ながら、「将来、英語が使えるようになれたらいいなぁ」という憧れは常にあり、一流大学の外国語学部英語学科に行き、本格的に英語を勉強したいと思っていました。

と同時に、中学からずっとやってきたバスケットを大学でも続けたいという気持ちもあり、「強いチームで、もまれれば、バスケット選手として大成し、もしかしたらプロになれるかもしれない」という妄想も抱いていました。

悩んだ末、「若い時にしかできないことをやろう!」と、英語を本格的に学ぶ道を歩む代わりに、当時バスケット部が全国2位だった中央大学に指定校推薦での入学を決めました。

2,大学時代 ~英語学習への目覚め

バスケット選手を夢見て入った大学で挫折、英語学習に目覚める

大学では、スポーツ推薦で入ってきた選手しかいないチームで、レベルの違いを目の当たりにしました。

練習では、チームメイトの足を引っ張らないようにすることだけで精一杯。結局、才能が開花することなく2年が過ぎることに。

人生観が変わったのは3年生になる前の2月のオフシーズン時。
1ヶ月間だけバスケット部の練習がない期間に、バイトして貯めたお金で、アメリカ・カリフォルニア州の郊外で1ヶ月間ホームステイをしました。

このホームステイをしたことによって、英語が全然使えない自分にもどかしさを感じ、「もっと出来るようになりたい!」という強い想いが、メラメラと湧き上がってきたのを覚えています。

帰国後、英語の習得を人生の新たな目標にして、それに全てを注ぐことを決意!

バスケットに未練がなかったと言えば嘘になりますが、もう芽が出ないことはわかっていたので、バスケット部を退部することにしました。

そこから、僕の英語漬けの日々が始まったのです。

よく生徒さんたちに「語学は部活と同じだ」と言っているのですが、バスケットで挫折した僕は、「部活の練習時間以上の時間を英語学習に注がなければ、自分に示しがつかない」という、罪悪感にも似た気持ちがありました。

毎日3時間あった部活の練習時間はそのまま英語学習の時間へと変わり、さらに練習で疲れていない分、体力的にも余裕があったので、大学の授業がある日でも、1日8時間(通学時や深夜も含め)、休みの日は15時間くらい勉強していたと思います。

みなさんもセブ島留学でマンツーマンの授業や自学自習を含めて、毎日このくらいの時間を英語学習に費やすことになると思いますが、当時の僕は国内で留学と同じような環境を作り出そうとしていたわけです。

僕を突き動かしていたもの・・・・・・

なぜ当時の僕は英語の勉強にそんなに集中することができたのでしょうか?

まず一つには、それまで人生をかけてやってきたバスケットを辞めて、英語の習得を目指したため、「英語学習では絶対に成功しなきゃ、オレは負け犬になってしまう」という危機感がありました。

「あれだけの時間をかけて練習したバスケットも結局モノにはならなかった。」

「英語だって、努力したにもかかわらず、習得できずに終わってしまうかもしれない。時間はいくらあっても足りない。」

という焦りに突き動かされていたように思います。

もう一つは、バスケットで大成しなかった原因として、もちろん才能の有無もあったと思いますが、「正しい努力をしなかった」「努力そのものが足りなかった」という後悔があり、「絶対に英語学習では同じ失敗を繰り返さない」と心に決めていたということがあります。


つまり、「時間をかけるだけではダメで、正しい努力をしなければ、結果は伴わない」ということが、バスケットで挫折した経験から直感的にわかっていたのです。

そして、その答えは全て先人の知恵の中にありました。

3,大学時代 ~本格的な英語学習スタート!

「座り読み」で貪り読んだ英語学習書

英語の勉強を本格的に始めてからというものの、「どうやったら英語を習得できるのか?」ということを四六時中考えていました。

「いくら練習を頑張ったって、スポーツの世界では成功する人とそうでない人がいる。英語の勉強も、やり方がダメだったら、費やした労力や時間にかかわらず、望む結果は得られない。

そのことをわかっていた僕は、地元の駅ビルに入っている大きい本屋に足繁く通い、英語学習法に関する本を片っ端から「座り読み」しました。(当時としては珍しく、親切にも椅子があったので、買わなくても読み放題だったんです)

この時期に英語学習法に関する書籍を30~40冊は読んだと思いますが、中でも、特に僕の英語人生に大きな影響を与えてくれたのが、次の3冊です。

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英語超独学法―秘中の秘34のノウハウ
(吉ゆうそう 著)

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國弘流英語の話しかた
(國弘 正雄 著)

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速読の英語
(松本道弘 著)

これらの本を読み、「国内で英語を習得するためには、何をどれくらいすればよいのか?」ということが自分の中ではっきりしたことで、迷うことなく先に進むことができましたし、英語をマスターした先人たちがしてきた努力について読むことで、「まだまだ自分の努力は足りない!」という気持ちに常にさせられていました。

英語学習を人生の最優先事項に!

まず、英語の勉強を最優先にして残りの大学生活を送ることに決めました。

僕は本気でやろうと思ったことは、中途半端にはできない性分なので、10のうち最低8は英語に注ぐという発想になるわけです。

これが、正解でした。

というのも、多くの人は、「英語が出来るようになりたい」と口では言いながら、結局10のうち1も注がなかったりします。優先順位が低すぎるんですね。

大学生だと、サークルやアルバイト、恋愛、友達と遊ぶ、など誘惑が多いので、英語学習の割合を2にすらできない人がほとんどではないでしょうか。

僕は元々バスケット部の活動に6くらい奪われていたので、それをまず英語に変えて6を確保しました。週2回、ファーストフード店で深夜清掃のアルバイトをしていましたが、イヤフォンをつけて英語のリスニングをしていたので、これも学習時間に充てることに。

真夜中に数時間リスニングやシャドーイングが出来たので、アルバイトのせいで勉強時間が奪われるということもありませんでした。

英語を使う環境を求めて積極人間に変身

僕はどちらかというと内向的なので、知らない世界に飛び込んで、新しい人との出会いを積極的に求めるタイプではないのですが、英語習得のために性格も変えました。

毎日あったバスケット部の練習もなくなり、余裕が生まれたので、大学のESSに入り、週に1~2回は他の日本人学生や留学生と英会話をするようになりました。

また、教会で宣教師が主催する無料英会話レッスンを受けたり、僕みたいな他の学生と一緒に、大学のネイティブの先生や留学生とランチをしたり、大学が主催する英語スピーチコンテストに出場したりして、英語を使う機会を積極的に求めていきました。


中でも、都内の外国人ばかりが集まるバスケットのサークルを見つけたことは大きかったです。

おかげで、バスケットを通じて、ネイティブの友達をたくさん作ることができました。挫折したバスケットでしたが、こんな形で僕の英語学習を助けてくれることになったのです。

携帯で英語を書くことに目覚めて「親指族」に!

僕は留学できるような経済的な余裕もなかったので、上記のような形で英語を話す機会を最大限に持つように努めました。

ですが、実は、話すこと以上に、書くことに目覚めた時期でもありました。

インターネットで、ペンパルを探すサイトを見つけたので、試しに自分の紹介文を英語で書いて、携帯電話のアドレスとともに投稿してみました。

すると、世界各地から僕の携帯へと、「友達になってください」という英語のメールが続々と届くように。

おかげで、毎日1~2時間は、和英辞典を引きながら、英文を親指で携帯に打ち続ける日々を送りました。アメリカ人やオーストラリア人など、ネイティブのペンパルとは、なぜかあまり続かなかったのですが、英語圏ではない国のペンパル3人(ドイツ人とマレーシア人)とは、その後数年間ずっとやり取りが続きました。

特に我々日本人はドイツ人と気が合うようで、ドイツ人の2人のペンパル(2つ年下の女の子と1つ年上の男の子)とは、大学生活から恋愛の悩み、卒業後の進路にいたるまで、ありとあらゆることについて、ほぼ毎日のように英語でメールし合っていました。

気付いたら、携帯電話で英文をタイプすることはブラインドタッチでできるようになっていました(笑)。

この経験が、僕が将来英語を書くプロ(日英翻訳者)になる原点だったように思います。

4,大学時代 ~TOEIC900点と英検1級合格までにしたこと

ホームステイで悔しい経験をしたことや、英語学習法に関する本を貪り読んだことを通じて、「英語を使えるようになることが何よりも大事だ」という意識を持って英語学習に取り組んでいた僕ですが、もちろんTOEICや英検といった試験にも挑戦しました。

ですが、「これらの試験のための対策をして、スコアアップや合格することが出来れば、英語が使えるようになる」という妄想からはとっくに脱していました。

というのも、実は僕自身、何もわからなかった大学2年生の頃までは、英検準1級の問題集を解くことしかやっておらず、全然英語力が上がらないという苦い思いをしていたからです。その時は、「問題を解くこと=英語学習」だと信じて疑わなかったんです。

ですが、今回は何が大切かわかっていたので、「本物の英語力を身につければ、試験でも結果を出せるはず」という姿勢で取り組むことにしました。

そして、英語力を付けた証として、TOEIC900点以上、英検1級を取ることを目標にしました。

そのために僕は、次の5つのことを徹底しました。

その1 英字新聞を毎日読む

英語を使う機会を求めると同時に、英語力を上げるために出来ることは何でもやるようにしました。

上述の英語学習法の書籍から、「読む」ことが大切だということがわかっていたので、日々英語を大量に読むことを習慣化することに。

そこで、毎朝、駅のキヨスクで英字新聞を買い、出来るだけ多くの記事を読みました。

取り組み方はいたってオーソドックスで、、、、

  • 1面から順番に、記事に出てくるわからない単語に下線を引きながら、最後まで読む。
  • 読み終えたところで、下線を引いた単語を含むセンテンスを読み返し、電子辞書で意味を調べる。
  • 文脈から意味を予測した上で、まず英英辞典を引く。
  • いきなり英和辞典を引かず、英語で書かれた定義から日本語の意味を推測してから、英和でチェック。


英英辞典を使うことで、「英語の意味を英語で理解する」という癖がつくのと、英英辞典の定義で使われている英語はお手本とすべき標準的な良い英語なので、それを吸収するという狙いもありました。

このようにして、一日に平均10本くらいは記事を読んでいました(1~2時間)。

これを365日続けただけで、TOEICのパート7の記事問題に対する苦手意識などは全くなくなりますし、英検準1級レベルの語彙力も身に付きます。

実際、過去問を解き続けていただけの時には全然合格が見えなかった英検準1級には、その3ヶ月後に合格しています。

その2 NHKのラジオ講座を聞く

リスニング力を上げるためにやったのが、杉田敏先生の「やさしいビジネス英語」(通称「やさビジ」。
毎週月曜日から土曜日の22:40から15分間、ほぼ欠かさず聞くようにしていました。

アメリカの文化背景を交えながら、杉田先生が単語や表現の解説をしてくれるので、すごく印象に残り、覚えやすかったです。

最初はただ毎日聞いているだけでしたが、そのうち毎月発売されるCDも購入して、スキットを繰り返し音読したり、シャドーイングしたりするようになりました。

この番組を毎日聞きつつ、CDを使って前月号のスキットを覚えるというサイクルを確立することによって、良い学習ペースが作れたのが良かったです。

このラジオ講座をうまく活用するだけでも、十分にTOEICや英検(準1級&1級)のリスニング対策になっていたように思います。

その3 中学校の教科書を500回音読

僕のバイブルの1冊である、「國弘流英語の話しかた」(國弘 正雄 著)からは、中学英語を体得する必要性を学びました。

中学校の教科書レベルの英語を読んで理解することなら、誰だってできるかもしれませんが、「中学英語を自分でも使える」という人はどれくらいいるでしょうか?

実は、中上級者の中でも、「中学英語を使いこなせない」という人は半数以上ではないかと思います。

基礎がグラグラしていた当時中級者の僕は、國弘先生が提唱されている「只管朗読」を愚直に実践しました。

中学校1年、2年、3年の教科書をそれぞれ500回ずつ音読するというのは、ちょっと遠回りな気がしたので、「英会話・ぜったい・音読」という只管朗読用の参考書を使いました。

本書には、中学3年生用の英語教科書7册から、成人の英語トレーニングに適した12レッスンを厳選して収録されています。僕は、國弘先生が「英語の話し方」で指南しているポイントに従って、それぞれのレッスンの英文を500回ずつ音読しました。

音読は発音がテキトーなままやってしまうと弊害もあるので、付属のCDをシャドーイング&オーバーラッピングしながら、発音矯正も兼ねてやりました。

これによって、中学英語が口から出てきやすくなり、英会話力がアップしただけでなく、自分の中で英語の種火がつき、より難しい単語や表現もどんどん吸収できる体質になりました。

また、英語を英語で考える感覚がより強化され、リスニングも楽になったように思います。初期の段階で英語の基礎回路をしっかり構築できたことは、その後の英語学習を大いに助けてくれました。まさに、「急がば回れ」ですね。

ここまでは、ストイックな努力が中心ですが、さすがにこんなことばかりずっとやっていられるわけではありません。

このような苦行だけでなく、「英語で出来る楽しいこと」を日々の学習の中に取り入れることが、実は何より大切だと思っています。

具体的に僕がどんなことをしていたのかを、次に紹介しましょう。

その4 「Friends」にハマる

僕は、バスケットを通じて知り合った外国人との交流を通じて、「生の英語」が聞き取れないということを早い時期から痛感していました。

スラングや口語表現、文化背景、ジョークなどを知らないこともあり、ネイティブ同士のくだけた会話にはほとんどついていけなかったのです

そこで、当時大人気だった(今でもファンが多い)アメリカのTVドラマ「Friends」のDVDを買い、毎日見ることにしました。

最初、内容を理解するために、英語音声、日本語字幕で見てみたのですが、聴衆の笑い声が聞こえる所で、なぜかまったく笑えません。(Friendsは、シットコム=シチュエーション・コメディーというジャンルで、スタジオに観客を入れ、観客の笑い声や拍手が収録されているのが特徴)

なぜ笑えなかったのかというと、アメリカンジョークが理解できないからではなく、たいていのジョークは日本語字幕にしてしまうと、面白くなくなってしまうからです。

英語で笑ってみたかった僕は、英語音声&英語字幕で見てみることに挑戦。

すると、英語で言われているジョークを英語のまま理解すると、日本語字幕や吹き替えで見るよりも何十倍も面白いということがわかりました。

人生で初めて「英語で笑った」経験でした。Friendsは1話が20分ちょっとと短いので、毎日1~2話ずつ英語音声&英語字幕で見るようにしました。

また、当時バスケ友達の一人に、日本に留学しているアメリカ人大学生がいたので、知り合いの日本人大学生も誘って、Friendsを使ったレッスンをしてもらうことにしました。

毎回のレッスンでは、1エピソードを英語字幕で見ながら、よくわからないジョークやスラング、口語表現など英語で解説してもらいました。この「Friendsレッスン」で完全に理解できたエピソードは、MD(懐かしい)に録音して通学時にひたすらリスニング。

Friendsにハマることで、楽しみながら口語表現やスラングを覚えていき、ネイティブの友達が話すくだけた英語もある程度は理解できるようになっていきました。

僕にとって、Friendsを使った学習は、「しなきゃいけない勉強」という感じではなく、「したいと思う楽しいこと」(something fun I want to do)、つまり「娯楽」(entertainment)だったのです。


このように、英語で出来る楽しいことが見つけることができれば、無理に頑張ろうと思わなくても、自然とたくさんの英語に触れることができ、その結果、英語力も飛躍的に上がります。

いかにして、「語学」を「娯楽」に変えることができるかがポイントですね。

その5 内容が面白いものを多読

英字新聞を毎日買って読むのは、「英語力を上げるため」という義務感でやっていましたが、本当に内容が面白いと思うものを英語で読むと、リーディング学習は全く苦ではなくなります。

リーディングといえば、TOEICパート7のパッセージを読むだけという人がいますが、それはすごくもったいないことです。なぜなら、試験のために作られた英文は、内容的には全然面白くないからです。

やはり、自分の趣味や好みに応じて、「読みたいものを読む」ということが重要です。

僕の場合は、バスケットが好きなので、NBA.comでNBA選手や試合結果についての記事を読むのが好きでした。(今でもしています)

内容そのものに興味があると、英語でも日本語でも、「もっと読みたい! もっと知りたい!」という気持ちが働くので、「英語を学ぶため」という邪念(?)は消え、「知りたい情報を求めて英文を読む」という姿勢に変わっていきます。

このようなマインドセットで英語の多読を毎日続けていくと、英語を読む量が一気に10倍~100倍くらいに増えます。

多読的アプローチでは、「70パーセント理解できればよい」という姿勢でのぞむようにしました。ですので、多少わからない単語があっても、いちいち辞書を引かず、どんどん読み進めます。

英字新聞を読むときには、後で知らない単語を辞書で調べていましたが、多読をする際には、とにかく大量に英文のシャワーを浴びること、内容を楽しむことを最優先にしました。

ある意味、大雑把というかテキトーな感じでやるのが、長続きするコツでもあります。

このような考え方も、英語学習法に関する本を30~40冊読み漁る中で、多くの著者が言っていたことです。(身近には教えてくれる人がいなくても、本を読めば、最高のメンターたちから最高のアドバイスがもらえるわけです)

大学3年生の終わり頃からは、英語の小説にも挑戦しました。知らない単語を調べているとキリがなかったので、よくわからないセンテンスや箇所は飛ばしながら、読了することだけを目標にしました。

次の2冊は、大学生の僕が挑戦して心から面白いと思った洋書です。

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The Catcher in the Rye(邦題:「ライ麦畑でつかまえて」 J.D. Salinger 著

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Flowers for Algernon(邦題:「アルジャーノンに花束を」 Daniel Keyes 著

5,大学時代 ~ついに TOEIC945点! そして英検1級合格!

2年間このような学習を続けたら・・・・・・

大学2年の終わり頃(2月)に、部活のオフシーズンを利用して1ヶ月間アメリカでホームステイをし、帰国後、英語学習に目覚め、バスケット部を辞めて、卒業までの残りの2年間を全て英語学習に注いだ結果、どうなったのかを報告します。

大学4年生の3月に受けたTOEICでは、945点を取ることが出来ました。

対策としては、試験前に公式問題集を一通り解いて時間配分などは確認しましたが、学習時間の大半は、上述の方法で英語力そのものを伸ばすことに費やしました。

もしあのまま、「問題集を解くこと」=「英語の勉強」だと思い続けていたら、1年足らずでTOEICのスコアを600点から945点に伸ばすことは決して出来なかったと思います。

TOEIC満点講師 澤田健治の大学生時代のTOEICスコア
大学生時代に取ったTOEICスコア

英検1級は、3年時の6月に24点差で落ち(ダブル受験した準1級には合格)、10月には14点差、1月には6点差と落ち続け、4年時の6月には3点差、10月には5点差で、惜しくも不合格。

ようやく卒業直前の1月の回で、合格点82点のところ85点で合格しました。(実のところ、2月に受けた二次試験は不合格で、一次試験免除で受けた7月の二次試験で合格したので、ちゃんと1級を取得した時には社会人になっていました)

大学卒業までに目標が達成できたワケ

大学卒業までに「TOEIC900点と英検1級を取る」という目標を達成できた理由を分析してみると、

「やるべきことをしっかり把握した上で、日々やるべきことを愚直に実行した」という一言に尽きます。

・英語学習の仕方がわからなかったので、英語学習法に関する本を30~40冊読み漁って、何をするべきかを理解し、目標までの道筋を立てる。

・途中で、3冊のバイブルを何度も読み返し、モチベーションを維持し続ける。

・ペンパルと常に英語でメールをし合ったり、ESSや教会の英会話レッスンに参加したりすることで、なるべく英語を使う機会を作るようにする。

・中学英語の只管朗読(500回音読)によって基礎をしっかり固める

・ラジオ講座「やさしいビジネス英語」(やさビジ)を毎日聞くことで、リスニング力を鍛える

・英字新聞を毎日買って読み、知らない単語を調べ尽くすことで、語彙力・読解力を上げる

・ストイックな努力だけでなく、Friendsを見る、NBAの記事を読むなど、楽しみながらたくさん英語に触れることで、「語学」を「娯楽」に変える


英語の試験では、なんとか結果を出すことができた僕ですが、決して順風満帆だったというわけではありません。失敗した教材や方法もたくさんあります。その中でいろいろと試行錯誤を重ねてきましたし、それは今も変わりません。

TOEIC900点、英検1級という目標を達成した実感としては、「まだまだ英語がわからないし、全然使えない。もっと勉強しなきゃダメだ」という焦りしかなかったというのが正直なところです。

実を言うと、大学を卒業した後、特に日英翻訳者を目指して勉強していたときには、もっと努力していたと思います。

英語学習というのは、やればやるほど、上達すればするほど、自分の英語力に対して謙虚になり、「もっと頑張らねば!」と思うものだからです。

僕のバイブルの1冊である「英語超独学法―秘中の秘34のノウハウ」(吉ゆうそう 著)の中で、吉先生がこう言っていました。

「桃栗3年、英語10年」

「3ヶ月頑張って勉強したのに、TOEICのスコアが全然上がらなかった」と言って、英語学習を辞めてしまう人がいますが、本当にもったいないことだと思います。

数カ月くらい英語の勉強をやって思うような成果が出なかったとしても、諦めないでください。そもそも正しい努力をしていなかったかもしれませんし、努力の量=費やしている時間が全然足りなかったかもしれません。


とりあえず1年間は本気で頑張ってみる。もっと英語力を伸ばしたかったら、3年間続けてみる。

そうやって何年も努力を重ねていった先に、「なりたい自分の姿」があります。
(TOEICの目標スコアはもっと短期間に達成されると思いますが、英語を不自由なく使えるようになるには、さらに多くの年月がかかります)

最初はなかなか目に見えた成果が出ないこともあるかもしれませんが、辞めないで続けていれば、必ず努力は実を結びます。

僕も陰ながら皆さんのことを応援しています。一緒に頑張っていきましょう!

来週からはいよいよ、TOEICのスコアアップと英語力を上げる方法についてご紹介していきますので、お楽しみに!

澤田健治

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澤田健治

TOEICスクール「澤田塾」の代表

ブログ「本当に役立つTOEIC勉強法」 管理人
日英翻訳者(ひらがなタイムズ/NHK)

TOEIC990点(満点)
英検1級(通算13回合格、うち優良賞3回)
2013年ICEE(国際英語コミュニケーション能力検定)優勝
(松本道弘主催の、英語コミュニケーション能力を競い合うトーナメント)

私塾「澤田塾」では、音声トレーニングやスラッシュリーディング、暗唱などを取り入れた独自の指導法で、「使える英語」と「スコアアップ」を同時に獲得するレッスンを行っている。

書籍:TOEICテスト最強攻略PART1&2

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