この記事では英検準一級の取得を目指している方の悩みに、既に合格した方からの口コミ・アドバイスを掲載するコーナーです。
これから英検準一級の取得を目指す方は必見!
英検準1級合格を目指す今回のご質問者の相談
エッセイがとても苦手で、書こうとしても簡単な単語やフレーズしか使えず、どうしても日記のような短文になってしまいます。英語で論理的な文章を書くにはどのように勉強すればよいか教えてほしいです。
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英検準一級合格者からのアドバイス
短文になってしまうのは、基本的な構文がすらすら出てくる状態になっていないからだと思います。
(あにまるまーちさん / 準1級取得)
問題傾向は常にそのトピックについて賛成か反対かです。
そこで、定型分をまず練習しましょう。初めの意見、最初の理由、二番目の理由、まとめ、とそれぞれテンプレートがあります。
それを書くだけで文字数は伸び、稚拙な文ではなく大人の文章に見えます。初めに立場を決めるときは自分の本心とは違っていても構いません。とにかく書いている途中に行き止まってしまわないように、どちらの立場も考えてみて、書きやすそうな意見を選ぶことが大事です。
そこで立場を決めて書いていくのですが、途中で逆の立場の意見も書くとより論理的に見えます。「〇〇という意見もあるとは思いますが、私はこちらの方がメリットが多いと思います」といった文章を入れることで両方の立場をしっかり考察していることが伺えるため、内容点は伸びると思います。
そういう内容を書く場合、接続詞の語彙が大切になってきます。接続詞の語彙力を増やすことで同じ言葉を繰り返すことを避けられるため、できるだけたくさん覚えるようにしましょう。
具体例もあると説得力が増します。ライティングのテストですので、少しの誇張やウソがあってもいいのです。
テンプレートをうまく活用し、実体験も交えることできっとうまくいくと思います。
対策テキストに載っている文章を1文ずつ丸暗記して、使いこなせる英文のレパートリーを増やしてください
(義則さん / 英検準一級取得)
英検2級までの勉強はとにかく知っている単語を増やすことと、基本的な英文法を理解することを重視した勉強をしていた人が多いと思います。
しかし、専門的な英単語やイディオム、難しめの英文法を用いた構文はいざ使おうと思っても、これらを使った文章を読む機会が無かったり、そもそも英作文になれていなかったりすると、思うように使いこなせないという壁にぶち当たってしまいます。
そのため、論理的な文章を書けるようになりたいなら、単語やイディオム、文法を覚えるように、たくさんの英文を読んで、英文ごと頭にインプットするのがおすすめです。
特に英語の学術的な論文は難しい文法を用いた文章も多いのでたくさん読んでみると良いでしょう。
英文ごと覚えておけば、その英文に似た状況の時に少し単語を入れ替えるだけで簡単に論理的な文章を組み立てられるようになります。
これは英作文だけでなく英会話にも役立ちます。
英検準1級レベルで出題される英文は複雑なものが多く、1文を丸暗記するだけでもかなりの労力が要りますが、対策テキストに載っている文章を1文ずつ丸暗記して、使いこなせる英文のレパートリーを増やしてください。
また、接続詞と副詞のレパートリーを増やすだけでも大分文章が日記じみたものからかけ離れたものになると思います。とにかく英語に慣れること、出来れば楽しんで慣れることが大事だと思います。短文でも接続詞で繋げれば、長文になります。
隙間時間に携帯のメモ画面に書くのが良いかと思います。
(アールグレイさん / 英検準一級取得)
興味のある分野は、あるのでしょうか?
今はネットで世界の記事が読める時代です。興味のある分野を英語で検索して、英語の記事を読むことをオススメします。
苦手な事を無理に勉強するよりも、好きな分野で楽しんで勉強したら、もっと自然に身につくと思います。Facebookをされていたら、英語圏の良い友人を持つことが出来れば、みんな色んな記事をシェアしているので興味のある記事は読んでますが、これもブラッシュアップになってます。
今、皆さんSNSをやっているので、英語圏の有名人で興味のある人のFacebook、Twitter、インスタをフォローしたら、いろんな投稿が読めるし、また、いろんな記事を、シェアしてます。そういう記事を読む習慣を日々やっていれば、そして、そこから文章を真似すれば、リーディングだけだなく、ライティングも少しずつ上達すると思います。英語に接すれば接するほど、英語の文章に慣れるし、文章が身につけば、同じような文章を書いてみるといいと思います。
英語に慣れてから、英検の問題をやってみると、前よりは少し書けるようになっていると思います。
もう一つ提案があります。日々、思ったこと感じたことを英語で書いてみたらどうでしょうか。体験や出来事、日記のような内容でも良いと思います。隙間時間に携帯のメモ画面に書くのが良いかと思います。書く回数が増えれば増えるほど、書くことに慣れると思います。
私の知り合いで英語が出来ないと悩んでる人たちは、「完璧な英語を書かなくてはならない」「完璧な英語を話さなくてはならない」と強迫観念があり、それで萎縮しているようです。
私は留学前に英語学校で外国人の先生に「間違っても話そうとするから偉い。上達へと繋がる」と言われました。完璧でなくても、とにかく書いてみることが大事です。ネットで趣味のグループに関わって、コミュニケーションを取るのも良いかと思います。