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英語上達は環境が9割!統計でわかった効果的な英語上達法

最も成功確率が高い英語勉強法を求めて・・・

世の中には、社会人になってから英会話を習得して、仕事に、旅行に、友達づくりに、人生を楽しんでいる人たちがたくさんいます。

一方、色々な教材、スクール、セミナーなどに多額のお金と時間を使っても、失敗を繰り返してしまう方々も多くいるのが現状です(私も散々失敗してきました)。

先日Amazonで調べてみたのですが、英語勉強の書籍は現在4万冊以上も出版されていました。

英会話のジャンルに絞っても4000冊以上です。

アマゾンにこれだけ書籍があるわけですから、「英語の学び方は書籍の数だけある」といっても過言ではありません。

英会話を学ぶ方法はこれだけある!

しかし、考えてみると不思議です。英語はペリーが来航した江戸時代から学んできたはずなのに、どうして誰も決定的なやり方を提案できないのでしょうか?

TOTEIC990点、英検1級、帰国子女、勤務歴30年以上の英語講師、プロ通訳者などなど、アマチュアからプロまで数多くの方が様々な媒体で情報を提供しています。

英語勉強法も時代に合わせて最新のものに常にアップデートされています。

それでも誰一人、「これをやれば話せるようになります!」という決定的なやり方を伝えられる人はいません。

不思議ですね(私も不思議に思います)。

なぜできないのか?

私はその答えを知るためには、やはり英語力の成功者に聞くのが一番ではないかと思いついたのです。

それで英会話が流暢に話せるようになった160人にアンケート調査をしてみました。

結論からいえば、成功者の共通点は2つです。

1. 9割が、英会話が当たり前にある環境を作っていた
2. 8割が、英会話習得まで優先順位を1位にしていた

なぜこの2つが共通点として上がってきたのか? 以下で詳しくご紹介します。

英会話ができる160人にアンケート調査

以下のグラフはネットで、英会話が中級者以上(条件は以下のグラフで記載)の人たちを対象にしたアンケートです。
英会話ができる160人にアンケート調査

まず、こんな質問をしてみました。

「あなたはワーホリや海外留学の経験はありますか?」

すると……

英会話の上級者160 人に聞きました

YESが76%!
海外留学やワーホリ以外にも、海外生活をしていた人たちも合わせると8割以上です。

統計とった私も信じられない数字です。
でもよく考えてみるとこの統計は必要ないぐらい、もっと身近な例があります。

ご自身の周りのお友達や同僚、上司などで英会話ができる人を5人探してみてください。

どうでしょうか。
5人中、3人は海外留学や在住を経験した人たちではありませんか?

もし海外同様に国内でも英会話を身につけれるなら、統計結果はほとんど留学しない人たちのはずです。
なぜなら、海外留学する人たちは、日本人全体からすると圧倒的に少数派ですから。

しかし、ランダムに英会話ができる人をピックアップすると、半数以上が海外留学を経験しているのです。

こんな衝撃的な事実、なぜ今まで誰も言ってこなかったのでしょうか?

今回の統計結果を裏付ける他のデータもご紹介します。

英会話の情報を提供しているブロガー、Youtuberのプロフィールを読んでみてください。

私が英語学習系でグーグルで上位表示しているブロガー23サイトを調べたところ、13人が留学経験あり、5人がなし、5人がプロフィールが不明という感じでした。
13/18=72%です。

Youtuberの英語学習系の人気登録者ランキング、トップから順に20名、30名調べてみましたが、日本人および、ハーフの方のみに絞っても、同様に7割〜8割が海外経験組でした。

実際、あなたが好きなYouTuberやブロガーは、海外留学経験やそれに準ずる体験をされている方ではありませんか?

更にこんなデータもあります。

ダイジョブドットコム 最も役に立った英語学習
転職サイト「ダイジョブドットコム」が、「英語力がビジネスレベルの方」300人に聞いたアンケートでは、圧倒的に海外留学や長期滞在が効果があったというデータもあります。

つまり、このことから分かるように英会話の勉強法において。

「統計上、留学は最も成功確率が高い英会話習得法」といえます。

ここまで読むと

「なんだ、所詮、海外留学じゃなければ英会話は身につかないのか〜」

と思ってしまうかもしれません。

ですが、ちょっと待ってください!

この記事を閉じる前に、せっかくですから2割の国内で英語を身につけた人がどんな風に身につけたか見てみませんか?

その結果はこちら

半分は独学、残りの半分は学校と仕事で身につけた人たちでした。

学校とは中学〜大学までを対象。インターナショナルスクールや、国際学科の大学のような、英語中心の環境で身につけた人たちのことを指します。
仕事とは外資系や上司が外国人など、こちらも英会話をしなければいけないような環境にいた人たちです。

ここまでで先程の海外組と合わせると約9割。

つまり、国内外問わず、、、

英会話が流暢になった人たちの9割が、そもそも「英会話」を喋ることが当たりまえの環境で英語を身につけた、ということです。

この統計からわかることは、「英会話の実践が何よりも効果的」ということです。

もし今、あなたが「英会話を当たり前のように喋る環境」がなく、電車通勤や空き時間などを利用してシャドーイングやリピーティングのような独学ばかりを行なっているなら、、、

大げさに言えば、あなたの成功確率は1割です。

誤解のないようにいうと、自習は必要ないという事ではありません。

実際に海外留学している組も程度の差はあれ、自習もしていた回答は見受けられました。しかしながら、自習は成功するための共通の答えではありませんでした。

少なくともアンケートからは、自習が一番の成功要因と答えた人はごく少数でした。

つまり、英語マスターをめざすあなたは、どうすればいいのか?

成功法則その1
英会話が当たり前にある環境を作る!

これが英会話を話せるようになる上で、もっとも重要なことです。

繰り返します。

英会話を身につけるには、学習テクニックや教材、集中力、体力、スケジューリング力、効率的な英語学習メソッドなどよりも、圧倒的に「英会話を毎日できる環境を整えること」が大事だということです。

「じゃあやっぱり留学なのか・・・」

しかしながら、ここで一つ疑問が湧いてきます。

そうなんです。

上記の統計はあくまで英会話力が「中級者以上になった人たちの約8割が海外組」なだけであって、「海外組の約8割が中級者以上」なわけではありません。

実はこの点でも今回の統計データでわかりました。

英会話が話せるようになった人と、そうでない人の違いに明らかな傾向があったのです。

160人に再び聞いたのは次のことです。

「人生で英語を1番に優先したことはありますか?」
するとその答え……

YESが8割!でした。

何と英会話を身につけた人たちの8割の人が、自分の人生の中で一時的にでも英会話の優先順位を1番にもってきた経験があるんです。

1番とはどういうことか?
具体的な口コミ2つを見てみましょう。

海外留学の成功事例

8ヵ月間、ロンドンに短期語学留学をしました。

午前中は英会話学校のレッスンに通い、クラスメイトとともに政治やビジネスに関係するディスカッションを毎日行なっていました。午後はレッスンの復習や、クラスメイトと出かけたり、美術館や博物館に行って作品のキャプションをなるべく早く読むトレーニングをしました。

また、インターンシップや美術館のイベントなどにも積極的に参加し、自らを英語を話さなければならない環境に追い込みました。滞在していたアパートの大家さんやその家族ともほぼ毎日話す機会があったので、人生で一番多くの人と出会い、英語でコミュニケーションを取っていた時期ではないかと思います。ロンドンでは日本人と出会う機会も多かったですが、日本語では極力会話しないようにしていました。

(フリーランス こむぎさん)

海外にただ留学しただけではなく、自分自身で様々な人達に出会い、英会話をする機会を増やしながら、かつ日本語を使わないようにご自身で努力されたことが分かります。海外留学の非常によくある失敗事例は「日本人同士で仲良くなりすぎてしまう」事です。

こむぎさんはそれを避け、英語の優先順位を1番にしていたのですね。

続いて、国内で英会話を中級者以上まで持っていった方の事例をご紹介します。

国内学習の成功事例

リーマンショックの時に当時勤めていた職を失いました。

仕事の幅を広げていくために、外資系企業で働くことを希望していましたので、事務作業で困らないくらいの英語力はあったものの、会話をする機会がほとんどない状態を払拭するべく英語で話す力を強化することに努めました。

期間は新しい職に就くまでの半年間、集中的に。以前、社会人対象の大学主催の講座でお世話になった先生と連絡を取り、英会話のレッスンをお願いしました。

またスマホに英語ニュースアプリを入れて聴いたり、文章を見ながら発音練習を繰り返し地道に毎日少しずつ行いました。そこで学んだ言い回しや疑問点は英会話レッスンで出し教えて頂くようにしていました。

(会社員 nonpymamaさん)

職を失ったことを機に、英語に集中して取り組んだ方の事例です。英語の優先順位を1番に持ってきている事が分かります。

その甲斐あって転職に成功し、新しい職場では仕事で英語を使用していて、外国人同僚と話す日々を送っているようです。

このように成功者たちの体験談を見てみると、英語の優先順位が非常に高かったことが分かります。

海外留学やワーホリなどの海外組の優先度が高いのはうなずけますが、国内で英会話を習得した方々においてもその傾向が見られます。

念のため、優先順位が一番というと「1日の中で1番英語に時間を使う必要がある」と思われがちですが、必ずしもその意味ではありません。

例えば、あなたが無類のゲーム好きであれば、そのゲームをプレイする時間を確保するために、仕事を逆算してさっさと終わらせようとするのではないでしょうか。

それが優先順位1番ということになります。

統計データで8割の方が「英語を身につける事を優先順位の1番においた」という意味は、まさにこの考え方です。具体的には以下です。

国内成功事例

会社で外国人の研修生を雇い入れるようになり、英語を喋る機会が増えたため、英会話を身につけることにしました。学生時代にしか英語に触れていない状況だったので、とりあえずは英会話スクールに通い、あとは自宅での勉強として毎日英単語を覚えるようにしました。おそらく英会話スクールが無い日は、平日土日問わず1日3時間くらいは勉強していたと思います。

学んだ英語で外国人の研修生と会話して、実戦練習もしっかりとしました。そうしたら次第に英語力がアップして言った感じです。だいたい9か月ほど努力して、外国人の会話がわかるようになり自分でも話せるようになりました。

(42歳会社員 たけっちさん)

たけっちさんが話せるようになったのは、英語の優先順位を9ヵ月以上、1番にし続けた事例です。

外国人と英会話をしなければいけなくなったため、ご自身で英会話スクールに通われ、かつ仕事現場で実践もして英語を身につけています。

つまり、こういうことです。

成功する人たちは英語を身につけるまで、生活時間において優先順位が高いままなんです。

↓グラフにするとこんな感じ(あくまで一例)

逆に言えば、失敗する人はこのグラフのように優先順位が途中から急降下しちゃいます。

最初の数日は毎日数時間学習していたのに、1週間後、2週間後、気づいたらサボっていた・・・

あなたも経験ありませんか?

英会話が中級者以上の人たちの76%が海外留学か、ワーホリ経験者だった理由もこれでうなずけます。

国内にいればブレやすい優先順位も、海外にいることで優先すべき選択肢が極端に減るため、優先順位がブレにくくなるのです。

海外留学でよくある失敗例は「日本人と海外で交流しすぎてしまうこと」が挙げられますが、まさに英語が人生で1番の優先順位ではなくなってしまった状態ですね。

あなたが今英語を勉強しているなら、ぜひ自問自答してみてください。

「私は今、英語を人生でいちばんの優先順位にしているだろうか?」

もしその答えが「はい」なら、あなたは英会話が出来るようになる可能性が高いと言えますし、「いいえ」なら英会話を身につけられない可能性が高いといえます。

成功法則その2
英会話習得の優先順位を1位にする

まとめ

今回は英語が喋れる人たちがどのような共通点を持っていて、何を意識していたのかについて、統計データを元にお伝えしました。

英語が喋れるようになりたいと願うなら、教材やメソッド、自習よりも、「英会話を当たり前にする環境」を自分で作り、「英語を最優先」にしてみてください。

ご参考になったら幸いです。

PS.英語がある生活を当たり前にするには、やはり留学が一番効果的です。そして、「留学日を決める」と英会話学習はうまくいきはじめます。以下の記事を読んで、その秘密を知ってください。
英会話習得は留学から始めるとうまくいく!その理由とは?

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マナビジン編集部
マナビジン編集部
マナビジン編集部チームでは「英語が伝わる楽しさをより多くの方へ」をモットーに英語学習や英語を使ったキャリアに関する情報発信を行っています。

引き続きお楽しみに!

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