マナビジン 英語勉強法ブログ 英検1級講師が見てきた、英語力が伸びる人の9つの【習慣と考え方】

英検1級講師が見てきた、英語力が伸びる人の9つの【習慣と考え方】

「頑張っているのに英語ができるようにならない」「自分には英語の才能がないのではないか」というのは多くの人が感じる悩みだと思います。

私も今でこそ英検1級を取得し、英語のドラマやニュースや洋楽を楽しんでいますが、何度も「自分は英語には向いていないのではないか」「英語なんてやっても意味がないのではないか」と投げ出したくなることもありました。

今回は私の個人的な経験と英語講師として生徒を指導してきた経験から、英語力が伸びる人の9つの習慣や考え方について説明したいと思います。

1.年単位で継続すると決めている人は伸びる

未来へ
意外かもしれませんが「昔やってみたけどダメだった」という経験がある人は、大きく伸びる可能性があります。

私の英語学習も挫折の連続でした。

高校では英語の授業についていけず赤点ギリギリの低空飛行でした。
大学では英語の単位を落としまくって留年が頭をよぎりました。
社会人になって様々な勉強法を試しましたが、ドラマもスピーチも洋楽もどれも中途半端で投げ出しました。

こうやって改めて振り返ると、よく塾講師として採用してもらえたものだと自分でも思います。

ただ雇ってもらえたからにはできるだけ期待に応えたい、生徒に少しでも役に立つ知識を提供したいという気持ちで英語の勉強だけは続けてきました。

そんなある日、同僚と英検の話になったときにふと2級の問題を見て「あれ?ほとんど全部わかるぞ!」という経験をしたのです。

これには驚くとともに、大きな喜びを感じました。

高校時代に英語が苦手だった私には、英検の2級以上というのは英語が得意な人が受けるもので、自分には縁遠い世界だという思い込みがあったのです。

どうせならもっと上を目指したい(そしてできるだけお金を節約したい)と思った私は、2級はパスして準1級から挑戦しようと決意しました。

早速準1級の過去問を購入して開いてみると…全然わかりません。

「やっぱり自分には英語は無理かも」と思いながらも同時に買った単語集や問題集を開いて、コツコツと勉強すること5年。

時間はかかりましたが、準1級の試験には一発で合格できました。

「この勢いで1級もとってしまおう!」と思って1級の過去問を見てみると…

無理!ムリ!絶対に無理!

問題を見た瞬間に自分のレベルを遥かに超えているとわかりました。

それでも準1級に受かったときに調子に乗って妻に「5年以内に1級に合格する!」と言ってしまったので、とりあえず勉強だけは始めました。

3年目くらいで「やっぱりムリかな」「別に1級をとったところで昇給があるわけでもないし」と思って中断したこともありましたが、妻のサポート(嫌味とも言います)もあって勉強を継続した結果、丁度準1級に受かってから5年後の試験で1級に合格することができました。

高校時代の私は、自分には英検2級でも縁のない世界だと思っていました。

30代半ばの私は準1級の問題には歯が立ちませんでした。そんな私ですが、40代半ばで絶対に無理だと思っていた1級に合格しました。海外ドラマも3度目の挑戦で楽しさがわかるようになってきました。既に何度目の挑戦だったかも忘れましたが1曲フルで歌える洋楽も増えてきました。

40代も後半に入りましたが、英語力は毎日過去最高を更新し続けています。50代の私は間違いなく今よりも流暢に英語を使いこなしているはずです。

今では聞き取れない英文があっても、自分の思っていることがうまく英語で表現できなくても、「そのうちに絶対にできるようになる」と楽観的に考えています。

皆さんも、学生時代の教材や英語学習を本格的に始めた頃の教材を見てください。今見返すと驚くほど簡単なことに躓いていたことでしょう。

当時は難しい、わからない、自分には無理だと思っていたことでも、今はできるようになっていることが沢山あるはずです。

今の自分にはできないというのは、未来の自分にもできないという意味ではありません。
過去の5年間で成長したことがあるのであれば、これからの5年間にも進歩があります。

1日1日の学習の効果は実感しづらいですが5年、10年と続けていれば必ず成長します。そして今苦しんでいることも、いつかは克服できるという自信が湧いてくるはずです。

2. ルーティーンを作っている人は伸びる

のびる人
何と言っても一番成果が出るのは継続している人です。

世の中には3ヶ月でTOEIC L&Rで900点がとれた、半年で英検1級に合格したという話が溢れています。

確かにそういう人がいるのは事実です。そういう人たちの勉強法から何かしらのヒントを得られることもあるでしょう。

しかし、その勉強法はその人が3ヶ月でTOEIC L&Rで900点をとったり、半年で英検1級に合格した方法であって、あなたが短期間で成果を出せる方法とは限りません。

諸説ありますが、TOEIC L&Rの900点や英検1級合格に必要な語彙は1万語と言われています。

ゼロからスタートするとなると、100日で1万語を達成するには単純計算で1日100語を覚え続ける必要があります(しかも1つも忘れてはいけません)。

単純にこの数字だけを考えても、非現実的な数字です。

ひょっとしたら可能な人もいるかもしれませんが、誰にでもできる勉強法ではありません。

ほとんどの場合は既に5000語なり8000語なりの土台があって、その上に3ヶ月とか半年で積み上げることができたという話です(それでも素晴らしいことですが)。

しかし、たとえ短期間でTOEIC L&Rで900点をとったり英検1級に合格できたとして、その後全く英語を勉強せず日常生活でも英語を使わないのであれば何の意味もありません。

目に見える成果を出すよりも大事なことは英語を勉強し続けること、使い続けることです。続けていれば必ず何かしらの成長があります。

継続するためには、この時間は絶対に英語の勉強をすると決めて、その時間だけは学習に集中するようにすることです。

できれば勉強時間を、午前中に設定するのが理想です。

朝早く起きれば時間に追われることなく勉強時間を確保することができます。

たとえその日に何か特別な用事があったとしても、勉強が終わったあとで時間をやりくりすることができるので、勉強時間が削られることがありません。

午前中に時間を確保するのが難しい場合は、せめて夕食前に勉強時間を確保してください。夕食後はどうしても誘惑が多くなります。

いちばん良くないのは「やる気になったらやろう」という考え方です。この考え方は勉強の後回しにつながり、そう遠くない未来に勉強を放棄して終わります。

「今はやる気がでない」と言って勉強を後回しにすると「夕食を食べてから」「このテレビ番組が終わってから」「YouTubeの動画をもう1本見てから」とズルズルと後回しになってしまい、「もう寝る時間だから明日やろう」となってしまいます。

また、最低限の勉強時間を決めておかないと「昨日2時間やったから今日は休んでもいいか。昨日と今日で平均1時間勉強しているから」と休む言い訳を作りやすくなります。

「昨日やったからいいや」は「明日やればいいや」となり、さらに「休日にやればいいや」となります。気がつけば1日2日では取り返せない量まで溜まってしまい、「面倒だからやめよう」となってしまいます。

また、記憶の定着という面でも短期集中は毎日コツコツには勝てません。

1日で覚えたものは3日もしないでほとんど忘れてしまいますが、何度も繰り返し覚えたものは長期記憶となって忘れにくくなっていきます。

時間を決めて学習し、やらないと気持ち悪いくらいにまで続けること、これが英語を得意にする最も重要なコツです。

3. 習得に4段階のステップあることを知っている人は伸びる

知識レベル
これは生徒に非常によくあるケースなのですが、試験勉強をするときに熱心にまとめノートを作ったり、教科書や参考書を見ながら問題を解いたりしている人がよくいますが、大抵は不本意な成績に終わります。

これは求められている知識のレベルを意識しないで勉強しているからです。

知識には4つの段階があります。

「調べればわかる」段階、「考えればわかる」段階、「一瞬でわかる段階」、そして思い通りに「使いこなせる」段階です。

自分の知識がどの段階なのか、そしてどの段階まで引き上げればよいかを常に意識することが重要です。

たとえば、次のような穴埋め問題を解くとします。

スミス夫妻はその少年をまるで自分たちの息子であるかのように育てた。
Mr. and Mrs. Smith raised the boy (  ) (  ) he (  ) their son.

答えはas, if, wereですが、皆さんは正解が思い浮かんだでしょうか。

このときの知識のレベルは次のようになります。

知識レベルの4段階
1「調べればわかる」…参考書等でas if+主語+動詞の過去形(be動詞の場合はwere)「まるで~のように」という記述を見れば答えが出てくる。

2「考えればわかる」…参考書等を見なくてもas ifを使うとわかるが、答えがわかるまでに時間がかかったり、自信がなかったりする。間違えることもある。

3「一瞬でわかる」…問題を読んでいる最中にas, if, wereが思い浮かぶ。問題を読み間違えたり勘違いでもしない限りまず間違えない。

4「使いこなせる」…穴埋め等のヒントがなくてもas if he were their son等の表現を自分で考え出すことができる。as if you knew everything「(あなたが)何でも知っているかのように」などの表現に置き換えることもできる。

ノートをまとめたり、参考書を見ながら問題を解いて到達できるのは、1の「調べればわかる」段階です。

逆に言えば「調べなければわからない」ということですので、残念ながらこの段階で勉強を終えれば、テストで好成績がとれないのは当たり前なのです。

ペーパーテストで○をもらうのが目標であれば、2の「考えればわかる」段階でも問題ありませんが、リーディングやリスニングに対応できるようにしたいのであれば、3の「一瞬でわかる」段階まで鍛える必要があります。

特にリスニングでは「as ifって何だっけ…えーと…」と考えている間にどんどん話が進んでしまいます。

そしてスピーキングやライティングでは当然ですが、4の「使いこなせる」段階が要求されます。

できなかったことについて反省するときも知識のレベルを意識してください。

勉強を続けていると「この単語、覚えたのに忘れた!」「この問題、前に解いたことがあるのに答えがわからない!」という悔しい経験をすることがよくあります。

こういうとき、どうしても「勉強したのに無駄だった」と思いがちですが、そうではありません。

勉強していなければ「調べればわかる」の段階にすら到達できず、単語を覚えたことも問題を解いたことも記憶に残らないのです。迷った末に間違えた問題は「考えればわかる」の段階までは勉強したということです。

「使いこなせる」段階を目指すには「一瞬でわかる」段階の知識が必要です。
「一瞬でわかる」段階を達成するには「考えればわかる」段階をクリアしていなければなりません。
そして知識を「考えればわかる」段階にするには「調べればわかる」段階にいることが大前提です。

知識の習得はONとOFFではなく、0~100のパーセント表示のようなものなのです。頑張ったけれど無駄だったということは決してありません。今は理解しきれなくても、翌日には忘れてしまったとしても、少しずつでも確実に上の段階に近づいていきます。

「この経験が絶対に活きる!」とポジティブに捉えて勉強を継続してください。

4. 自分の目的にあった教材選びをする人は伸びる

知識
英語力を伸ばしたいのであれば教材の特性を把握し、自分に足りない分野や伸ばしたい分野を鍛えることが重要です。

教材にはそれぞれ伸びやすい分野と伸びにくい分野があります。

同じ教材だけ、同じ分野だけに特化した勉強をしている人は、その分野を強化することはできても全体的な英語力の底上げをすることはできません。

よくTOEIC L&Rのスコアが高いのに英語はサッパリ話せないという人の話を聞きますが、原因はここにあります。

TOEIC L&Rは文法や語法の知識を身に着けて、ややフォーマルな会話のリスニングのトレーニングやビジネス文書の読解力を伸ばすには非常に有効です。

一方で自分で英文を組み立てるトレーニングは一切含まれていません。

先程の知識のレベルの話で言えば「一瞬でわかる」段階を目指すことはできますが、「使いこなせる」段階かどうかを確認する教材ではないのです。

「英語の勉強=TOEIC L&Rの勉強」となっている人が英語を話せるようにならないのは当然と言えば当然のことなのです。

英語で話せるようになるには、TOEIC L&Rの勉強で得た知識を会話に活かせるように、オンライン英会話や英作文等の学習を加えていかなければなりません。

同様にNHKのラジオ講座も基礎を鍛えるのには最高の教材ですが、これだけで語彙力や読解力まで伸ばすのは厳しいです。

よく使われるフレーズについては覚えらえるでしょうが、一般的なシチュエーションのストーリーがメインですので、専門分野や趣味について何でも言いたいことを英語で言えるというレベルまで到達するのは難しいでしょう。

また、ネイティブの英語を聞き取れるレベルを目指すのであれば、going toの代わりに使うgonna、could haveの代わりに使うcouldaなど、ネイティブ発音を聞き取るトレーニングを加えていく必要があります。

オンライン英会話にしても相手の英語を聞き取ったり日本語を介さずに英語で考えるトレーニングをするには最適ですが、より高いレベルを目指すのであれば、語彙や文法の勉強は別に進める必要があります。

講師にどのような指導をお願いするかにもよりますが、標準的なレッスンだけではドラマやニュースを聞き取れるレベル、ネイティブと議論できるレベルまで到達するのは困難でしょう。

このように、教材にはそれぞれ得意分野と苦手分野があります。

学習計画を立てる際には、定期的に自分のリスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4技能のうちどの分野をどこまで伸ばしたいのかを考え、その技能を効率的に伸ばす教材を選ぶようにしてください。

5. 学習中にどれだけ日本語が入っているかを知っている人は伸びる

英会話
「1日の5%を英語の勉強に充てているけれども、全然英語を話せるようにならない」と言われたとき、皆さんはどう感じますか?

「そんなに勉強しているのに」と思いますか?それとも「それだけしか勉強していないの?」と思いますか。

ある人が毎日1時間勉強しているとして、1日の24分の1、つまり4%強を英語に使っているだけです。覚醒時間で考えても、16分の1で6%強にしかなりません。

逆に言うと1日の残り96%、覚醒時間の94%を日本語で過ごしているのです。これは皆さんの目指す英語力を身につけるのに十分な時間でしょうか。

更に言うと国内の書籍で学習している場合や講義を受けている場合は、その半分程度は日本語で英文の意味や文法を考えている状態、そして残りの時間の大半も日本語で解説や全訳を読んだり聞いたりしていることになります。

つまり勉強時間のうち、純粋に英語に触れている時間は4分の1以下でしかないのです。

これではいくら英語を勉強しているとは言っても、メインの思考言語は日本語ですから、いわゆる英語脳を鍛えることはできません。

英語を英語のまま理解したい、英語で物事を考えたいという人は、純粋に英語だけで過ごす時間を増やしていくことが重要です。

英語をいちいち日本語に直してしまうのは、日本語に直す時間があるからです。

単語を1つ見て意味を考えて、英文を1文聞いてストップして、といちいちポーズを入れているからゆっくり日本語に訳して、日本語で考えてしまうのです。

pencilを見たときに「pencilはえーと…えんぴつ!」と考える人は殆どいないでしょう。

I have a brother.を見たときに「えーと…私には…えーと…兄が…えーと…いる」と考え込む人も少ないと思います。

皆さんはpencilという単語を見た瞬間に、pencilがイメージできるはずです。

I have a brother.と聞いた瞬間にI have a brother.のシチュエーションが思い浮かぶでしょう。

次から次に英語が聞こえてくる環境にいれば、その他の語句や文もpencilやI have a pen.のように英語を英語のまま理解するようになります。

ノンストップで聞いていれば、無理に日本語を排除しようと思わなくても、日本語に訳している時間がないので自然と英語を英語のまま意味がわかるようになります。

ただし、自分のレベルを超えた教材を用いると「わからない!」という日本語が頭を埋めるにようになってしまいますので、考えれば意味がわかる程度の英語を聞くようにしてください。

難しい英語にチャレンジすることは全然問題ないのですが、それとは別に意味のわかるレベルの英語をノンストップで聞く時間を確保してほしいのです。

私のお薦めは、NHKのエンジョイ・シンプル・イングリッシュとYouTubeのネイティブが解説する英語学習チャンネルです。

関連記事:英検1級講師がおすすめする【YouTube】英語学習チャンネル7選

6. ロジックで考えすぎない人は伸びる

推測
理屈の上では正しいはずの英文が通じないということがあります。このときに「これはこういうものなのだ」と受け入れられる人は英語力が伸びます。

たとえば「遅れてごめんなさい」と英語で言うとします。

理屈で考えれば、I’m sorry to be late.という英文も作れそうですが、この表現は相手には理解してもらえないでしょう。

ネイティブなら、I’m sorry I’m late.と言います。

確かに感情を表す形容詞の後ろにto不定詞を続けると「~して」という原因を表します。

そこから考えるとI’m sorry to ~は「~してごめんなさい」という意味になりそうなものですが、実際にはこのsorryは「残念だ、気の毒に思う」という意味で使われます。

I’m sorry to hear that.は「それを聞いて残念だ、気の毒に思う」という同情を示す文であって、「それを聞いてしまってごめんなさい」という謝罪の文ではありません。

このように自分の理解できている文法知識を組み合わせて作った英文と、実際に伝わるニュアンスが全く異なるというのはよくあることです。
「sorryはごめんなさいという意味のはずなのに、通じないなんておかしい!」と怒っても何の役にも立ちません。

もし外国人が「これはホッチキスじゃなくてstapler!これはタッチパネルじゃなくてtouch screen!」と言い出したら「いやそんなこと言われてもここ日本だし…」となりますよね。

私の父は「好きなものに『ヤバい』というのはおかしい!」と怒っていましたが、「ヤバい」=「素晴らしい」で定着してしまった今になってそんなことを言っても意味がありません。

言語というものは正しいということも重要ですが、通じることのほうがより重要です。

文法をメインに表現力を鍛えていくのは非常に重要で効果的ですが、自分の理解と合わない英文と出会ったときには「これはこういうものなのだ」と割り切ることも必要です。

7. 音読と発音練習をする人は伸びる

英語の発音・フォニックスが学べる大人向けYouTube【12選】
英語が得意な人は、全員と言っていいほど音読と発音練習を徹底します。歴史的にあらゆる言語は音声が先に発達し、そのあとで文字が加えられています。音声をマスターすることなしに、言語をマスターすることはありえないのです。

音読が学習効率をアップさせるという科学的根拠は山ほどあります。

まず発音することで、口と舌に英語を覚えさせることができます。発音したときには自分の声が聞こえますので、耳でも再確認できます。正しく発音することを意識していれば読み飛ばすこともありません。

そして発音する際に、自然と脳が意味を考えたり状況をイメージしたりします。スラスラと読める部分は問題がない箇所で、詰まりながら読む部分は改善の余地があると自己分析をする手助けにもなります。

また何度も音読をすると、フレーズや構文を一瞬見ただけでも正しく把握できるようになります。

たとえばin front of「~の前に」は「インフラントオブ」という音で覚えた人が圧倒的多数ではないでしょうか。「frontは『前部』という意味で、その前には『~に』を意味するinを置いて、後ろには『~の』を意味するofが続いて…」とは考えませんよね。

リスニングを鍛えたい、会話力を上げたいというのであれば発音をネイティブに近づけることも重要です。

確かにいわゆるジャパングリッシュでも、長文読解や英作文を鍛えることはできます。

しかし、going toを省略したgonnaやshould not haveを省略したshouldna、tell himのhが発音されずに「テリム」になるといったネイティブ発音を聞き取るには、それに特化したトレーニングが必要です。

それには、ネイティブ発音を1つ1つ自分でも発音してみることが最も効果的です。

自分で英語を発信するときにgonnaやshouldnaを使う必要はありませんが、「使おうと思えば使える」状態にしておけばこれらの発音が聞き取れるようになります。

8. 目標を持っている人は伸びる

ステップアップ
私の大学時代の恩師はアメリカ人でした。と言っても日本語が非常に流暢なので、講義もゼミもすべて日本語で解説してくれました。

その恩師がある日のゼミの雑談の中で、外国語をマスターするための最強の方法を教えてくれました。

それは、母国語が通じない外国人の恋人を作ることだそうです。外国語を話す必要があって、外国語を話したいという気持ちがあれば簡単にマスターできると。

実際にその恩師の奥さんは日本人の方でした。

そしてその奥さんに自分の気持ちを伝えたいという一心で、あっという間にカタコトの日本語から大学で講義できるレベルまで上達させることができたというのです。

皆さんには英語を学ぶ目標があるでしょうか。

恩師のように「外国人の恋人がほしい」というのでよいでしょうし、「英語がペラペラになって海外の人とビジネスをしたい」とか「英語でコミュニケーションがとれるようになって世界中を旅して回りたい」というのもよいと思います。

目標がある人はそうでない人よりも早く上達します。目標が具体的であればあるほど、目標への情熱が高ければ高いほど早く上達します。

9. やはり英語が好きは伸びる

レッスン
しかし中には「目標と言われても困る…」という人もいるかもしれません。具体的にやりたいことが決まっていない人は、英語を上達させるのに向いていないのでしょうか。

そんなことはありません。「英語が好き」という気持ちだけでも立派なモチベーションになります。

私は仕事で新しい知識を学ぶ必要に迫られているわけでもなく、将来何か具体的に英語を使ってやってみたいことがあるわけでもありません。

ただ英語でドラマを見るのが楽しく、英語のニュースを読んだり聞いたりするのが楽しく、気がつけば問題集を解くことすら楽しくて仕方ありません。

「好きこそものの上手なれ」とはよく言ったものです。楽しいから勉強する、勉強するからできることが増える、できることが増えるから勉強が楽しくなる、という無限ループができ上がります。

ですから皆さんにはぜひ、英語を勉強する楽しさを味わって欲しいと思います。

ちなみに今、私がいちばんお勧めしたいのは、普段の英語の勉強に洋楽を歌う練習を加えることです。洋楽を練習すると、最初は何を言っているのかわからずに空耳ソングしか歌えなかったものが、少しずつ聞き取れるようになります。

口が回らずにゴニョゴニョと誤魔化していた単語が、リズムに乗って発音できるようになります。続けるうちに1曲まるまる歌えるようになって自信がつきます。何曲か覚えると、歌詞を見なくても聞き取れるフレーズが増えてきます。

このように洋楽の練習は成長を実感しやすいのでモチベーションを高めるのに最適です。数ヶ月かけて1曲覚えるつもりで毎日続けてみてください。

英語習得の9ステップのまとめ

今回は私自身の学習の経験と、生徒を指導してきた経験から英語が伸びる人の習慣や考え方を紹介してきました。自信を持って言えることは「続けている人は必ず伸びる」ということです。

「今からやっても遅い」「学生時代英語が苦手だったから自分には無理」なんてことはありません。毎日続けていれば必ず得るものがあり、それが積もり積もって1年〜5年後に大きな成果として現れます。

ぜひ皆さんも1ヶ月、3ヶ月といった短期ではなく、年単位での自分の成長を信じて日々の英語学習に励んでください。

stagbeetle 英検1級の英語講師
stagbeetle 英検1級の英語講師
40代半ばの英語講師
大学を卒業後、縁があって中学生対象の学習塾に就職。
高校~大学の英語の成績はお世辞にも良いとは言えなかったが、「教える立場であるからには正確な知識を身に着けたい」という想いで本格的な英語学習を開始。

30歳の時点で受験したTOEICは700点だったが、コツコツと学習を継続することによ30代後半で英検準1級を、40代前半で英検1級を取得。
Never too lateをモットーに、現在は海外ドラマを中心に英語を学習中

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