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【保存版】初心者おすすめ!英字新聞の読み方、ルール完全攻略

フィリピン留学の一番の特徴といえば、マンツーマンでのレッスンができること。他の生徒を気にすることなく、自分のペースで講師と会話の練習ができます。

ところが、自分のペースでレッスンを受けていれば英語を流暢に話せるようになるかというと、そこは疑問符がつきます。なぜなら、周りと比較せず自分のペースで進めると、自分の現時点での能力の枠を超えることが難しいからです。

会話などのアウトプットの能力は、現時点で自分の中に蓄えられている語彙や文法の知識を駆使して、いかに表現を構成するかという技能です。そのため、そもそも蓄えている英語の知識が少ないと、英語で表現できる内容も限られてきます。

英語の知識を増やさずして会話の練習を続けても、今ある知識でどう話すかというスキルだけを磨くことになりがちなのです(もちろんそれもとても大事ですけどね)。

かつてイギリスで英語を学んでいた時、英国人講師にこう言われました。

「君たちは Reading の量が全然足りない」

・・・ということで、前置きが長くなりましたが今回はインプットの話。

インプットと言っても何すればいいのさ?
というもっともな質問がきこえてきそうなので、今回は「英字新聞」について考えてみましょう。

保存版英字新聞のルールを覚えよう

「でも英字新聞ってハードルが高いなぁ」という声も聞こえてきそうです。

確かに、英字新聞って難しいですよね。英語云々の前にまず内容が難しい。

普段から日経新聞なんかを毎日読んで、世界情勢や経済に精通しているビジネスマンならまだしも、学生なんかは「訳してみたけどわからない」ということもありそうですね。

しかし、英字新聞には特徴的なルールが存在します。そのルールを知っていると、英字新聞が少し身近に感じるかもしれません。では今回は英字新聞の読み方についてご説明したいと思います。

英字新聞の構成

通常の文章は「起・承・転・結」という流れに則って書かれていると思います。

これができていないと、「なんだこの文章は?起承転結がまるでなっとらんじゃないか!」とお叱りを受けるのです。当然、この記事だってきちんと構成されていないと、「マナビジン」の管理人さんから容赦ない駄目出しを喰らいます。

ところが、英字新聞の構成は一般的な文章とは全く異なる構成で書かれています。

まず、英字新聞の記事がどのような構成になっているのかを見てみましょう。

一般的な英字新聞の記事構成は以下のとおりです。

1. Headline (見出し)
2. Lead (リード)
3. Body (本文)

保存版英字新聞のルールを覚えよう

(新聞の構成:1. Headline, 2. Lead, 3. Body )

「Headline(見出し)」は皆さんのご想像の通り、その記事の題名です。
英字新聞ではこの Headline が結構難解で、通常の英文とは異なるいわば「 Headline 文法」が使われています。その点についてはまた後ほど説明しましょう。

それに続く「 Lead (リード)」は、30語前後で書かれる記事の冒頭にある文章です。
実はこの Lead が記事の中で最も重要な部分で、ここだけ読めば読者がそのニュースの要点を把握できるようにするというのが、英文記事を書く際の鉄則となっています。

更にもう一つの特徴は、この Lead の中に「5W1H」の要素がすべて含まれているということです。
「誰が(Who)、いつ(When)、どこで(Where)、何を(What)、なぜ(Why)、どう(How)した」のかという情報が、この短いパラグラフの中にすべて盛り込まれます。

限られた字数でこの6つの要素を全て含むことが難しい場合は、重要度が相対的に低い Why と How を第2パラグラフ以下に回すこともあります。英文記事の場合は、実際にこの Headline と Lead さえ読めばそのニュース記事が紹介している出来事の内容を把握することができるのです。

さて、記事の最重要事項はこの Lead に収められ、第2、第3、第4パラグラフ( Body の部分)と先へ行くにしたがって、重要度が下がり情報はより詳細になっていきます。

重要度が次第に下がっていくのを形にたとえて、逆ピラミッド型( inverted pyramid style )とか、逆三角形型( inverted triangle style )などと呼ばれています。

ビジネスマンのような忙しい読者にとっては、 Headline と Lead を読むだけでニュースの要点がつかめるというのは一つのメリットです。

また逆に新聞を発行する立場としては、限られた紙面にたくさんのニュースを掲載したい場合、ある記事の下の方のパラグラフをカットしても最低限の情報を伝えられるというメリットがあります。

Headline の文法

さて、先ほど軽く触れた Headline について見てみましょう。

英文記事に慣れていない人にとっては、 Headline は少し難解に映るかもしれません。その一つの理由としては、英文記事の Headline が特別な書式で書かれていることが挙げられます。それには特別な文法上のルールがあります。ここではいくつか簡単にご紹介しましょう。

ルール1:冠詞や代名詞の所有格、be 動詞は省略

冠詞がなくても日本人はあんまり違和感を感じないかもしれませんが、さすがに be 動詞がないと混乱しそうですね。特に過去形に見える文章は、 be 動詞が隠れた受動態の文だったりしますので間違えないよう注意しましょう。

例文:Overworked Japan slowly adopting fixed rest hours to put an end to ‘Karoshi’.
  (過剰労働の日本、過労死に終止符を打つべく固定休暇を採用しつつある)

   Filipino fisherman rescued by Japanese fishing boat recounts 58-day sea ordeal.
  (フィリピン人漁師、58日に及ぶ試練ののち日本漁船に救助される)

 

ルール2:過去のことでも動詞は現在形

ええ?そんなばかな!と思うかもしれませんが、これは Headline の代表的なルールの一つなので覚えておきましょう。

例文:Japan team conducts world’s first transplant of iPS cells
  (日本チームが世界初の iPS 細胞移植を実施)

 

ルール3:未来のことは ( To + 動詞の原形)

例文:Government to approve Osaka’s bid to host 2015 World Expo
  (政府、大阪の2015年世界博開催立候補を承認へ)

 

ルール4:カンマ(,)=and、セミコロン (;) =butを表す

例文:Toyota, four other automakers recall 1 million more vehicles with Takata air bags
  (トヨタ他4社、タカタ製エアバッグ搭載車100万台以上リコール)

 

ルール5:用語は簡潔な語彙を使用

Headline では通常の文章とは異なる語彙が選ばれます。

例:

保存版英字新聞のルールを覚えよう

これらのルールは限られた字数で多くの情報を入れ込み、かつインパクトのある表現にするために発展したものです。これを知っているだけで今までよりも英字新聞の記事の概要が掴みやすくなります。

保存版英字新聞のルールを覚えよう

(未来を表す場合は To + 不定詞)

覚えておきたい省略語

前述のルールに加えて覚えておきたいのが省略語。限られたスペースで必要な情報を伝えるために、国や組織などの固有名詞はアルファベットの頭文字をとって省略されることが多くなります。

よく「U.S.(= United States アメリカの)」とか「UN(= United Nations 国連)」などは目にすることも多いので、一般的にも知られているかと思います。ここでは、新聞紙面でよくみるその他の省略語の例を紹介します。みなさんも何の略か考えながらご覧になってみると面白いかもしれません。

例:

保存版英字新聞のルールを覚えよう

ここに紹介した例は、いずれも日本に関する最近の記事で非常によく目にするものです。LDP とか SDF とか最初は「なんのこっちゃ?」という感じです。「AKB とか HKT の仲間?」とか思うかもしれませんが、英字新聞を読むとよく登場するのですぐに覚えます。

英文記事の教科書

さて、ここでは英字新聞のルールをほんの一部だけ紹介しましたが、本当はまだまだたくさんのルールがあります。紙面の都合で全ては紹介できませんが、基本的に英文ジャーナリズムの世界ではこれらのルールが世界共通で共有されています。

そのため、このルールを把握していれば、あらゆる英字新聞を読むことができるようになります。

ではなぜ、英文ジャーナリズムの世界ではこれらのルールが統一されているのでしょうか。実は英字新聞をはじめとした英文の報道記事には、教科書が存在するのです。

それが『 AP スタイルブック』。

AP( Associated Press )は、アメリカに本部を置く通信社で世界中の新聞に記事や写真を配信しています。彼らがその記事の書き方をルール化したのが『 AP スタイルブック』。

今では世界中の英文メディアが、このルールをベースとして記事を作成しています。ちなみに毎年改定されていますので、言葉の移り変わりを知る上で参考になります。

過去の事例としては「 e-mail 」が「 email 」に、また「 cell phone 」が「 cellphone 」に変わったりしています。

保存版英字新聞のルールを覚えよう

AP スタイルブック:参照元:www.apstylebook.com

英字新聞が読めると何ができるの?

これまで英字新聞のルールや特徴について紹介してきましたが、「で、英字新聞読めたら何ができるわけ?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

先ほども述べましたが、英字新聞のルールは世界共通、つまり「世界基準=グローバル・スタンダード」です。そのため、英字新聞を活用し、英文コンテンツを読みこなすスキルを身につければ、紙であれネットであれ、世界中に広がる英文情報に自由にアクセスすることができます。

特にインターネットの情報量に関して言えば、英語で作成されたウェブサイトが全体の 51.9% を占めます(日本語は 5.6% : 2017年3月31日現在 by Web Technology Surveys )。

そのため、入手できる情報量が圧倒的に異なります。日本のような非英語圏では、海外の情報を入手するには今や英語が不可欠です。仕事や教育、生活面でもボーダレス化が進む今、英文コンテンツを読みこなす力を獲得するメリットは想像以上に大きいと言えます。

ちなみに財団法人日本英語検定協会が発行している「英検 Can-do リスト」を見ると、準1級に合格すると何ができるかという点の「読む」の項目には「社会性の高い分野の文章を理解することができる」とあり、具体的な例として「英字新聞で社会的な出来事に関する記事を理解することができる( The Japan Times / The Daily Yomiuri / The New York Times など)」と明記されています。

英字新聞を学習コンテンツだと考えれば、英検準1級レベルの読解力を身につけるに良いトレーニング材料となるかもしれません。(参照元:英検準1級 Can-do リスト

日本で読めるおすすめ英字新聞

では、実際に日本で英字新聞を読もうと思った場合、どのような新聞が手に入るのでしょうか。

日本で発行されている英字新聞は意外と多く、The Japan Times や The Daily Yomiuri 、The Mainichi Daily News といったメジャー紙から Japan Update (沖縄:週刊)といった地方紙まであります。

さらに一部の海外の新聞も駅のキオスクなどで購入できます。

私は日本にいた頃、毎朝通勤時に日経新聞を買っていたのですが、新聞休刊日で日本の新聞が売っていない時だけは International Herald Tribune (当時)とか The Wall Street Journal などを買っていました(難しくて読みきれませんでしたが・・・)。

日本の英字新聞の代表といえば、The Japan Times でしょう。

創刊1897年という日本最古の英字新聞です。扱う内容は日本に関する記事が中心なので、すでに知っている話題や身近な題材が取り上げられるので、海外の新聞に比べて理解しやすいと思います。

それでも The Japan Times は結構格式の高い新聞なので、英語学習者にはハードルが高いといえます。

個人的には週刊で発行されている Mainichi Weekly がおすすめ。私は高校生の頃、兄が購読していたのをこっそり読んでいました。

Mainichi Weekly は毎日新聞が発行している「週刊英語学習紙」です。そのため、日本語での解説があったり、英語学習向けのコンテンツがあるので勉強に向いている新聞です。

おまけ:セブで読める英字新聞

保存版英字新聞のルールを覚えよう

セブ留学にいらっしゃれば、留学先でも英字新聞で常に情報をアップデートしたいもの。インターネットでも簡単に情報は手に入りますが、ここはあえて英字新聞を読んでみましょう。

フィリピンでは英語は公用語の一つですので、英字新聞が入手できます。

セブで手に入る新聞としては、SunStar Cebu が最もメジャーで内容も充実しています。

その他には The Philippine Star 、そしてセブのニュースに特化した Cebu Daily News なんかが一般的。特に Cebu Daily News は紙面が薄っぺらいのとセブのローカルな三面記事的な内容が多いので読みやすいかもしれません。

留学中にセブの身近なニュースを英字新聞で入手するのもいい勉強になりそうです。

アバター
原山 雅行
CoReDi Connection 代表 ・ファイナンシャルプランニング ・企業マーケティングコンサル moro moro project 代表 ・台日友好音樂會「音繋」主催

大手旅行会社で営業職を務めた後、2004年に渡英。英国のホテルで約2年にわたり多国籍のスタッフとともに働く。

帰国後、大手金融機関の新規事業部立ち上げに参加。企業のM&A、海外進出支援、CO2削減の取り組みなど多種にわたる事業に従事。上場企業の社長・役員に直接コンタクトを取り、電話&メールのやり取りだけで3ヶ月で2億円を売り上げ話題に。

その後、検索エンジンで有名な米国大手IT企業の新規プロジェクト立ち上げにスーパーバイザーとして参加。新製品の日本市場導入準備を担当、のちに法人向けクラウドウェアサービスを担当し、再び多国籍のスタッフとともに働く。

2015年に渡比。 2017年までセブ島の韓国系、日系の語学学校マネージャーを歴任。

現在はセブを拠点に東京、台北などで複数のプロジェクトを手がける。 Blog: 【日刊セブ便り】常時更新中ですのでよかったらご覧ください。 https://nikkancebudayori.wordpress.com/

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