5年で海外で働くを叶える方法! 愛場吉子

コロンビア大学の卒業式。Jay-Z & AliciaのEmpire Stateでライブさながらのフィナーレ

2011年春、無事に修士論文が受理されてコロンビア大学のTESOL修士課程を修了、5月にはNYキャンパスで卒業式に参加することになりました。

ちなみに私は修士論文のテーマにComputer Assisted Language Learning(コンピューターを活用した言語学習)の分野を選びました。

以前は余り考えられなかった、ウェブ上のコミュニティやヴァーチャルな空間で、国境を越えて様々な人達と交流することの英語学習への効果について論じました。

テクノロジーが与える教育環境への影響は非常に大きく、それが、現在の語学学習指導や、仕事にもいろいろな形で直結し、生かされていると感じています。

卒業式は2日間にわたり、1日目は各学部や大学院の個別の式、2日目は全学部合同のセレモニーでした。

私の所属した教育大学院はキャンパスそばの歴史ある教会で行われ、一人一人卒業生の名前が呼ばれていきました。₍私の苗字Aibaはアルファベット順でもトップ。あっという言う間に呼ばれてしまって、その後全員の名前が読み終えられるまでが長かった~(*_*;)。

No8 - ライブさながらの卒業式in NYを経て英語スピーキングの講師に。伸びる学習者とは?

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2日目は、コロンビア大全体のセレモニーでした。

3万人を超える人がキャンパス中央の広場に集合。日本の厳粛な雰囲気の卒業式とは違い、各学部長が「自学部生を称賛しまくる」スピーチもユーモアに富み、笑いの絶えない式でした。

アメリカの大学の卒業式ではよく、著名人がゲストスピーカーとして呼ばれます。

この年は、同大出身のオバマ大統領が来るらしい(!)と聞いてワクワクしていたら、全体のセレモニーではなく、ある学部の式にのみ参加ということが判明してがっかり…。

セキュリティ体制等を考えると屋外で行う全体セレモニーにオバマが参加するのは確かにちょっと無理があったのかもしれないですね。

それでも式は大盛り上がり!最後にはFrank Sinatraの“New York、New York”、そしてJay-Z&Alicia Keysの”Empire State of Mind”が流れ、会場はライブ会場さながら。とても思い出に残る式になりました。

その様子はこちら→ https://www.youtube.com/watch?v=4m4BdCUNC7A

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一緒に卒業したクラスメートと

アメリカの大学院を出てよかったこと

これから海外で留学や就職を考えている方もいらっしゃると思いますので、私自身がアメリカの大学院を出てよかったと思う点を3つお伝えします。

のちに米国企業で働こうとした際、採用プロセスで有利になった

外国人でもアメリカの高等教育を受けたということで採用側が安心してくれる。英語力についてもある程度信用を持たれる。また就労ビザを会社に取ってもらう際有利*

国際的な人脈、ネットワークが広がった

アメリカの大学や大学院にはいろいろな国からの生徒が集まるので、国境を越えて貴重なネットワークが広がる。

英語力が向上した

大学院の授業、ディスカッション、課題、論文などをこなす過程で英語力が磨かれる。

*アメリカの就労ビザについては、次週、アメリカでの就職活動について述べる際にもう少しお話します

企業で教える英語スピーキングの講師に

さて、多少時間が前後しますが、TESOL修士プログラム在学中から既に、語学教育や教材開発で知られている㈱アルクの講師として、企業や大学向けに英語スピーキングを教える仕事をさせて頂いていました。

業界は、商社、製薬会社、自動車メーカー、石油ガス開発、大学法人など多岐に及びました。合計20社を超える企業研修を担当する中で気づいたこと、感じたことを少しシェアさせて頂きます。

英語のスピーキング力が伸びる学習者の特長

明確な目標がある

半年でTOEIC800点を超える、3か月後に海外駐在など、明確な目標があって学習に取り組む人は効果が出やすいです。

社交的である

そもそも英語は、文脈から意図をくみ取ってコミュニケーションが成り立つ日本語文化と違い、「文脈に頼らず言葉に頼る」特徴があります。

ある研究によると、アメリカ人の成人の1日の平均発話量は、日本の成人が日本語でおこなう言語活動の約2倍あると言われています。

つまり英語はそもそもお喋りな言語であり、日本人は英語で話そうと思ったら頑張って「普段より多くの情報を言葉にする=おしゃべりになる」必要があるのです!

という訳で、もともと社交的でおしゃべり好きな人は、英語学習に向いていると言えます

継続的に学習する

継続は力なり!特に大人になってから語学を学習しようとする人は、忙しい生活の中でも工夫して、隙間時間に英語でニュースを読んだり、単語帳を見たり、スピーキングの練習をしたりする努力が必要です。

目標に対して効果的な学習法を日々積み重ねる、それが結果につながっていきます

こうして英語講師をしていて、一番励みになったことは、実際に教えたクラスの生徒さんが、その後国際事業に携わるようになったり、海外駐在になってグローバルに活躍している報告を受けた時です。

アメリカで研修、駐在になった生徒さんとは、のちにニューヨークで再会する機会もありました。

英語はたかが道具、されど重要な道具。

PCのスキルと一緒です。使えなければ仕事になりません。そこをサポートすることで、日本人のグローバル環境でのキャリアアップを少しでもお手伝いができることは、とても幸せで遣り甲斐を感じることです。

No8 - ライブさながらの卒業式in NYを経て英語スピーキングの講師に。伸びる学習者とは?
某企業の若手研修最終日。元気とやる気に溢れる受講生の方々と。

一方で、「ビジネスの最前線にいる人を対象に英語を教えるのに、もう少し自分自身にも、国際ビジネスの経験が必要かもしれない」と考え始めたのもこの時期です。

さて来週はこの想いを行動に移すべく、ニューヨークでビジネススキルを学べる職場探しを始めます。