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実証!子供を中学校3年生で英検準1級に合格させる勉強法

二十数年前に我が子に早期英語教育をした、40代の母親です。

英語教材セットを購入したことから始まった、親子英語の取り組み。あれやこれやと悩みもしましたが、振り返ってみると楽しく身に付けることが出来たようです。

子どもは中学3年生の夏に英検準1級に合格。現在大学生ですが、日本語だけでなく英語も活用しているようです。

インターネットで情報を得る際や、動画視聴やオンラインゲームでも英語を使えて便利だと言っていました。

それでは、我が子が留学無しで英語を身につけた過程を振り返ってみます。
ご参考になれば幸いです。

この記事の著者プロフィール
名前:HIROKO
同志社女子大学英文科を卒業後、OA機器メーカーで新商品の機械のメンテナンスを英語でティーチングする仕事をしておりました。

その後、翻訳コーディネーター、自宅で英会話教室を運営。英検1級に合格しており、息子を赤ちゃんの頃から英語教育して来ました。その結果、バイリンガルになり、中学3年で英検準1級に合格しています。

英検準1級のレベルは大学中級レベル

英検のサイトを見ると、英検準1級のレベルについて「大学中級レベル」だと書いてあります。

社会生活に必要な英語を、理解して使うことが求められているのだそう。つまり、英検準1級を取れば、普段の生活で英語を使って過ごすことが可能になり得るということですね。

全く英語を習っていない状態だと「いきなりこのレベルを目指すのはハードルが高そう」と思ってしまうかもしれません。

我が家でもそうでした。

しかし、15年近い年月をかけてコツコツ積み上げていけば、英検準1級に到達することができたのです。

【我が家の英語取り組み】動画や洋書、親子英会話の書籍などを活用

我が家の英語取り組み
我が家の英語取り組みのベースになったのは、英語教材セット。

それから英語圏で放送されたアニメ等のビデオやDVDを探し、洋書の絵本やペーパーバックを買い集めていきました。

夫の強い願いで高額英語教材セットを購入

子どもが生まれる直前に購入したのは、雑誌の広告などでよく見かける「ディズニーの英語システム」でした。

家庭で0歳から英語に取り組むセット教材で、新品のみならず中古品もよく流通しています。

うちが購入したいと思ったセットが「合計60万円」もすると聞いた時、「そんなに高いのはムリ、やめておこう」と一旦決意。

しかし夫は「買おう」と言ったのです。

「ずっと英語が苦手だったから、同じ思いはさせたくないよ。それにこれからの時代、英語は絶対必要だ」と。

確かに、どんどん国際社会になっていく中で英語は必要不可欠になりそうと納得して購入。

ここで買っていなかったら、我が家で子どもに英語を導入することはなかったでしょう。

この時の決断は、非常に大きかったと今でもよく話します。

生後すぐに英語教材セットを導入したら2歳で英語を理解していた!

出産後退院して英語教育を開始しましたが、やり方など考えずに適当にゆるくやっていました。

動画(DVDやビデオテープ)を昼間の一定時間に、ただかけていただけ。教材が気に入っていたのか、子どもの反応が良かったのを覚えています。

「ディズニー英語システム」には単語も文法もたっぷり盛り込まれており、高校卒業程度まで網羅されているところが素晴らしいところです。

そして2歳を過ぎた頃、子どもが英語を理解していることに気づき、びっくりしました。

Clap!(手を叩こう)などに反応して動作したり、真似して英語を話したりするようになったのです。

「英語で何と言っているのか、わかっているんだ!」これは伸ばしてやらないと、と思い教材をAmazonなどオンラインサイトで探し始めました。

子どもが好きそうで、簡単な英語を中心に構成されているアニメについて情報を集める日々。

そしてついに「Kipper(キッパー)」という、動物たちが簡単な英会話をするアニメを発見したのです。

その他にも「機関車トーマス」や「Barney(バーニー)」という子供番組など、多くの種類のアニメを一緒に楽しみました。

今だと、「Peppa Pig(ペッパピッグ)」というブタの家族のアニメが英語導入の際に人気のようですよ。

私は英語が好きでしたが、留学経験はありません。
だから、現地の子供が会話している番組を見るのが新鮮でした。

私も子どもと一緒に、日常英会話を身につけていきました。

それにしても、子どもの成長速度はとても速くて驚かされます。英語をぐんぐん吸収し、普段の会話も英語でできるようになりました。

英語は日本語と違って「読む」力を付けることが大変

購入した英語教材は非常に良かったのですが、「読む」力を伸ばすのにはあまり強くないと感じていました。

何か良い方法がないか調べると、フォニックスという読み書きの指導法があることがわかりました。

アルファベットをA(エー)B(ビー)C(シー)ではなく、A(ア)B(ブ)C(ク)で覚えることからスタート。

その後で、catやdogなどの3文字単語を読む練習をしました。

ある程度読めるようになったところで、英語の絵本を探しました。

Amazonやコストコで買うと、大型書店の洋書コーナーよりお得な値段で売っていたので活用。

また、廉価で買えるブッククラブがあったので、共同購入してたくさん洋書を買い集めたものです。

しかし問題が発生しました。

つい楽しくて英語で生活し過ぎになり、大事な日本語に遅れが出たのです。

幼稚園に通う直前で、園生活に支障が出ては困るので頻度を下げることにしました。日本語と英語のバランスの取り方は、非常に難しく感じました。

力試しに英検を小学2年生から受け始める

力試しに英検を小学2年生から受け始める
小学校に入ってしばらく経ち、落ち着いてきた2年生の頃に英検を受け始めました。
5級から順番に、ゆっくりと進めていくことに。

対策は、過去問を何回か解く程度で負荷がかからずに済んで良かったです。

準2級を4年生で合格した後は、中学受験塾と試験日が重なるので一旦保留にしました。

家での英語も、最低限に抑えて細々と続けていくしかありません。

じれったいと思うこともありましたが、「受験勉強を第一に」という気持ちがブレないように気をつけたものです。

そして、受験が終わって中学1年に2級に合格。

家庭での動画視聴と多読に会話を続けたおかげで、英検2級対策を特にせずに済みました。

さすがに準1級になると、単語を覚える必要があったので「パス単準1級」を購入。

しかし、また英語にかける時間が減ってしまいました。

私立中学に入ると、高校受験が不要だからしばらく楽になると思っていたのが大誤算。勉強量が異様に多くて、英語学習に時間がなかなか取れませんでした。

少しずつ英検準備を進めていき、中学3年に準1級が取れたときはとても嬉しかったです。

子どもが幼いうちから家で英語に取り組んで良かったこと

ここでは、家庭で英語に取り組んで良かったことについて触れていきます。

子どもと英語を家でやって楽しかった&親も英語力アップ!

家庭で子どもと英語に取り組んだ時間は、楽しい思い出になりました。それだけでも、やって良かったなと感じています。

子どもは、日本語を身に付けるのと同じように英語を習得。
英会話の際には日本語に訳したりせず、そのまま理解して話しているようです。

子どもの英語力は着実に付きましたが、同時に親の英語力も上がりました。

特に、フォニックスでアルファベットの読みの音からしっかり学習したことで発音が劇的に改善。

また、簡単な英語から子どもと触れることでリスニング力も向上できました。

親の方が暗記力も悪かったので、付いていくのが大変だったことは否定できません。

英検準1級に合格すると大学受験やその先も有利

英検準1級に合格すると、大学受験以降に有利になることがたくさんあります。

まず大学受験に関してですが、推薦やAO入試だけでなく一般入試にも英検が使える学校があるのです。

例を挙げると、早稲田・上智・青山学院など多くの大学で利用可能。受験資格になったり、英語の試験が免除になったりすることも。

ただし、ひとつ注意しなければいけないことがあります。

それは、大学受験に利用する場合は学校によっては「いつ英検に合格したのか」が限定されている場合があること。

例えば、「受験の年からさかのぼって2年の間に取ったものに限る」と募集要項に記載されているのです。

その場合は、もう一度復習という気持ちで受ければ良いでしょう。

また限定的ではありますが、大学編入試験や大学院入試でも英語は大いに役に立ちます。

TOEICやTOEFLのスコアを提出しないといけない学校が大半なのですが、苦戦することが少ないようですよ。

就職に関しても、TOEICが入社試験で有利になるケースがあるのだとか。

また、就職後にTOEICの高スコアが昇進の条件になっている会社もあるようですよ。

このように、英語を身につけることはその後の人生で得をするようですね。

家で英語を取り組む上でつらかったこと&大変だったこと

長い期間、親子で英語を習得し続けるのは容易なことではありませんでした。いくつもありましたが、大きなものを2つほど取り上げますね。

英語学習を管理するのはもちろん親の仕事だった

近所の英会話教室に習いに行けば、毎週決まった時間に必ず英語に触れることになります。

しかし、自宅で親子英語に取り組むとなると時間の制約がありません。

管理が難しく、「今日は忙しいから、明日やろう」を毎日繰り返していると英語からどんどん遠ざかっていきます。

私は特に面倒くさがりな性格だったため、気をつける必要がありました。

子どもが小学校に入るまでは、時間の余裕がかなりあったと思います。しかし、他の習い事を始めたり学校が忙しくなったりすると、どうしても英語に使う時間が減りますよね。

そこで、私はブログを書くことにして同じような親子で英語をしている方と繋がりを持つことにしました。

今だと、ブログだけでなくtwitterなどのSNSも利用できますね。

元気すぎる子だったので英検に気持ちを向けるのが大変だった

落ち着いたお子さんだと、小学校に上がる前から英検に挑戦される場合が増えているようです。なかには、家庭で英語に取り組んで5歳で2級に合格したというケースも。

2級と言えば高校卒業レベルですので、素晴らしいですよね。

長時間椅子に座り続けられるだけでも感心するのに、難易度の高い英語の試験を最後までやり抜くことができるなんて天才だと思っていました。

一方、うちの子どもは落ち着きが無く、興味の無いことには見向きもしないタイプ。

英検を幼いうちに受けるなど、無理だと分かっていました。

小学2年生の時に初めて受検しましたが、試験の途中で注意散漫にならないかハラハラして待っていたことを覚えています。

この問題は、受検級と子どもの年齢が上がるにつれて解消していきました。

英検は、級が上がるごとに長文や作文、リスニングが興味深い内容になっていきます。

子どもの精神面での成長もあり、2級を受けた中学1年生以降は英検自体を好むようになりました。

ざっとではありますが、我が家で英語に取り組んだことをまとめてみました。英語ができると子どもの未来に大きなプラスになりますので、ぜひ取り組んでみてはいかがでしょうか。

ゲストライター
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