私は23歳で社会人1年目のバビといいます。
学生時代にイギリスに1年間交換留学をし、その後、英検1級とIELTS7.5を取得しました。
中学生の頃から英語学習は好きだったのですが、思った通りに成果は出ず、試行錯誤してきましたが、留学の経験や2年間勤めたオンライン英会話講師の経験を経て、英会話能力を上達させることができました。
今回は、私がおすすめしたい教材
「ネイティブなら12歳までに覚える 80パターンで英語が止まらない!」の活用方法について、紹介したいと思います。
本書は、言語学習においてとても重要な「インプットとアウトプットを効果的に実践できる」特徴を持ち、私がオンライン英会話講師をしていた際に、多くの生徒さんのスピーキング能力向上に役立った教材です。
目次
スピーキングで咄嗟に単語が出て浮かばないワケ
突然ですが、 学校でたくさん英語を勉強していても中々話せるようにならないのはなぜでしょうか。
TOEICの点数が900点を超えているのに、英語のコミュニケーションが苦手なのはなぜでしょうか。
みなさんも海外旅行に行った時、「英語でなんて言えばいいんだろう」と思った経験は少なくないのではないでしょうか。
私自身もオーストラリア旅行中のレストランでなんと言ったらいいかわからない時、とても気まずい雰囲気になって笑ってごまかし、とてももどかしい気持ちになったことを鮮明に覚えています。
理由はたくさんありますが、1番大きな理由は、日本の英語教育がアウトプットよりもインプットを重視してきたからであると考えます。
文法や単語を丸暗記し、試験で問題を解くことが目的になっているため、アウトプットする機会がとても少ないのです。
また、学校の教科書にある例文やフレーズは実践的な内容ではないため、「日本人の英語は教科書的だ」と揶揄されることもあるほどです。
私自身も2年ほどオンラインで英会話講師をしておりましたが、現地の会話で使われないような表現を使っている生徒さんがおり、指摘したことがありました。
ここで言えることは、下記2つが英会話力を上達させるために必要なことです。
- アウトプットの機会を増やす
- 実践的な英語を身につける
今回紹介する本「ネイティブなら12歳までに覚える 80パターンで英語が止まらない」はこの2つの要素を満たしており、英語のスピーキング能力を高め、スラスラと話すことができるために私がおすすめしたい本の1つです。
また、本書は実際にネイティブが学ぶ順番で英文法が掲載されているため(筆者はこのような構成の教材は見かけたことがありません)、初級から学びつつ、レベルアップしてきたなと感じたら次のレベルにチャレンジできるのではないかと思います。
フレーズの型を身につける練習(本書の活用方法) :自習
ここでは、「ネイティブなら12歳までに覚える 80パターンで英語が止まらない」の書籍を活用した、フレーズの型を身につける練習を解説します。
① 型を覚えるメリット
ここでは、本書の特徴である「型を覚える」ことについて解説していきたいと思います。
英語学習だけに関わらず、言語の学習をするにあたっては、「型を覚える」ことは非常に重要です。
なぜなら、フレーズの型を覚えてしまえば、文章を作るときに名詞、動詞などを置き換えれば良いだけになるからです。
例えば、Have you ever〜というフレーズの型が本書でも紹介されていますが、このHave you everだけ覚えてしまえば、その後に続く文章は動詞や名詞は「当てはめる」だけになります。
実際に、洋画や海外ドラマで使われている単語やフレーズに注目すると、同じような会話表現(型)が使われていることに気づくでしょう。
また、私が英国に留学していた時にも、型の重要性に何度も気付かされました。私たち日本人が同じ表現(型)を繰り返して使用しているのと同様に、英語のネイティブも(無意識に)型を使い、名詞や動詞などを置き換えながら話しているのです。
② 練習方法
ここでは練習方法を2つご紹介します。
インプット→アウトプット(問題を解く)
本書は、型をインプットした後に、それを練習しアウトプットすることができるように構成されているという特徴があります。
学習した型をすぐに使えるような構成になっているので、私たちの記憶に定着しやすい作りになっています。
しかし、英語の例文自体は聞いたことあるものばかりなのですが、いざ問題を解こうとすると「なんていうんだっけ」となることが多くあります。
そのため、その型が自分の体に染みこむくらい繰り返しインプットとアウトプットを繰り返すことが重要になります。
ここで、アウトプットを効果的にするための方法を紹介します。
インプットした内容を効率的かつ楽しく覚えるためには、アウトプットする文章が自分と関係のある内容または自分が興味のある内容にすることが重要です。
例えば、自分の趣味や家族、友達と関連づけてアウトプットすることで、アウトプットした内容が記憶に定着しやすくなるのです。
私も英語学習を行う際は常に「楽しみながら学習する」ことを意識しており、自分の趣味や好きなものに関連づけて学習することで、モチベーションを維持しています!
例えば、私の場合、サッカーが好きなのでサッカーのプレミアリーグ(英国のサッカーリーグ)を視聴しながら、現地の英語に触れることで「楽しみながら学習する」を実践することができました。
音声ダウンロードを活用し、発音も強化
本書では、例文の音声をダウンロードすることができます。
この音声を最大限活用し、発音の練習をすることも実践的な英語力を身につけるために重要です。
会話をするときだけ発音に気をつけるだけでは、気づいた時には間違った発音をしてしまいます。
そのため、日々発音の練習することで、口周りの筋肉が英語の発音に徐々に順応していくのです。
特に日本語と英語の発音の仕方はかけ離れており、日本人にとって正しい英語の音を出すことは非常に難しいのです。
オンライン英会話で本書を活用する方法
私はオンラインの英会話講師をしていた時に、本書を生徒さんにおすすめし、レッスン中にアウトプットの練習を一緒に行いました。
やはり自習だけでは学習の効果を実感することができず、オンライン英会話等を活用し、実際の会話の中でアウトプットする機会を増やしていきましょう。
ここではオンライン英会話における本書の効果的な活用法について紹介します。
① 自習で作った文章を講師に修正・改善してもらう
インプットした内容を常にアウトプットする機会を増やしていくことの重要性は既にお伝えした通りです。
オンラインの英会話レッスンでは、実際にアウトプットした内容を講師に確認してもらいましょう。
実践的な英語を使用するためには、その英語が「生きた英語」であることが重要になります。
教科書で使われている英語表現は必ずしもネイティブ同士の会話で使われているとは限りません。
特に特定の表現の使用方法に自信がない場合は、みなさんが使おうとしている表現がネイティブにとってどのように理解されるかを確認する必要があります。
もし、あまり使われない表現または教科書的な表現(フォーマルすぎるまたはカジュアルすぎる等々)ということであれば、その状況に合わせた適切な表現を教えてもらいましょう。
② その日使うフレーズを決め、多用する
インプットで覚えたフレーズをオンライン英会話のレッスン内で意識的に使う練習をしてみましょう。
私が英会話講師をしていた時は、「今日はこのページのフレーズの型をたくさん使う」と言ってレッスン中にその型の使用方法をマスターする生徒さんもいました。
そのフレーズを多用することによって、状況に合ったフレーズの型が自然と口から出るようになります。
最初は少し時間がかかるかもしれませんが、考えずともスラスラと言えるようになると楽しくなってきますので、講師と一緒に頑張っていきましょう!
まとめ
このように「ネイティブなら12歳までに覚える 80パターンで英語が止まらない」の書籍は、英語のインプットができるだけでなく、自然とアウトプットの機会も増やすことができる一挙両得な教材と言えます!
私自身ももっと早くこの本に出会いたかったなと思うほど、基礎英会話能力を高めることができる1冊です。
英会話を学習し始めの方に関わらず、中級者、上級者の方でも「英語でなんて言えばいいんだろう」を解決してくれる1冊ですので、ぜひ手にとってみて効果的に英会話を上達させてもらえればと思います!