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私が英検1級合格のために使用した【おすすめ参考書】とサービスまとめ

私は学生時代は英国に交換留学をし、留学中に磨いた語学力を活かして帰国後には英検1級を取得しました。
現在は効率的な英語の学習方法について発信しています。

英検1級合格は、英語力の高い人材を証明する資格であり、ビジネスマンや留学希望者にとって非常に価値のある資格となっています。

英検1級合格を目指す場合、参考書は必須アイテムの一つです。
しかし、市場には多くの参考書が存在し、どれを選べば良いか迷ってしまう人も多いでしょう。

そこで本記事では、英検1級合格を目指す人に向けて、おすすめの参考書を紹介します。
これらの参考書は、過去の問題集や解説書を通じて、英検1級の出題傾向や解答方法を網羅しています。

また、それぞれの参考書には、自己学習に必要な情報やアドバイスが詳しく書かれているため、効率的な学習につながります。

この記事を読んで、おすすめの参考書を見つけて、効率的な学習を行って、英検1級合格を目指してもらえたら幸いです!

英検1級合格のための戦略

英検1級の合格率は約9〜10%と言われています。
ここまで低い合格率なのは、英語ネイティブや帰国子女が英検1級を受験しても受からない場合があるという事実と関連しています。

私自身、イギリスへの留学経験はあるものの、英検1級合格は生半可な努力では勝ち取ることはできないだろうと思っていました。

そのため、合格するための「戦略」を立てることが必要だと考え、対策を練りました。

まず、最初に私が行ったことは、英検1級の過去問題集教本を解き、全体観を把握しつつ、問題の傾向を捉えました。

また、自分が得意なセクションと苦手なセクションを見つけ、苦手な部分を埋めることができるような対策を考えました。

私は英検1級の過去問題集を確認し、以下の特徴を捉えました。

特徴1
リーディングの41問中25問は単語、フレーズの穴埋め

特徴2
筆記試験(リーディング、ライティング)は時間配分が肝要

特徴3
スピーキングは2分間スピーチできるようになる必要がある

特徴4
筆記試験(リーディング、ライティング)は時間配分が肝要

参考資料:英検1級試験形式について

私はこれら4つに対処することができるように、対策を練る必要があると考え、その対策のための参考書を選びました。

参考書「英検1級語彙・イディオム問題500 (英検分野別ターゲット) 」

英検1級語彙・イディオム問題500 (英検分野別ターゲット)

ここでは「英検1級語彙・イディオム問題500 (英検分野別ターゲット)(Amazon)」という参考書を紹介します。

まず、英検1級の特徴1「リーディングの41問中25問は単語(リーディングセクションのうち、約60%が単語力が求められる問題)、フレーズの穴埋め」であることから、語彙力を身につけることは戦略上、不可欠であると考えました。

語彙力を身につけなければ、単語のセクションを「捨てる」ことを意味し、合格点から大きく遠ざかることになります(もちろん、4つの選択肢から1つを選ぶ形式なので、なかなか当たることもありません)。

逆に、単語の問題の大半を正答することができれば、合格に大きく近づくことができるということです。

① 本参考書の特徴

私は英検1級合格のための語彙力を向上させるべく、「英検1級語彙・イディオム問題500 (英検分野別ターゲット)(Amazon)」を活用しました。この参考書は過去問題集の傾向・特徴を統計的に分析し、英検1級に出題される単語、イディオムを網羅的に扱っているため、試験対策にかなり適したテキストだと思います。

また、各セクションが分野ごとに区切られているので、関連した単語をまとめて暗記することができるというメリットがあります。

問題数は500問ですが、各問題で4つの選択肢がある(試験問題のように、4つの選択肢から1つの問題を選ぶ問題が500問あります)ので、概ね2000単語を学習することができます。

② 本参考書を活用した結果

私はこの参考書を使った結果、単語、イディオムのセクションを問中、20問正答する(リーディングセクションのおおよそ半分)ことができました。

また、多くの問題を正答することができただけではなく、素早く問題を解くことができたため、この参考書は大変役に立ったなと感じました。

英検1級の特徴2「筆記試験(リーディング、ライティング)は時間配分が肝要」のように、筆記試験の時間配分はとても重要なので、単語のセクションで悩む時間を作らなかったことにより、文章読解やライティングに多くの時間を割くことができました。

DMMオンライン英会話

次に英検1級の特徴3「スピーキングは2分間スピーチできるようになる必要がある」のように、スピーキングにおいて、あるアカデミックなテーマについて2分間のスピーチをする時間が与えられるという特徴を把握し、対策の必要性を感じました。

私自身、留学中に社会性の高いテーマについてディスカッションをしたことはあったのですが、何かについて英語で2分間スピーチすることはなかったので、面接の対策を始めた時は不安な気持ちでいっぱいでした。

また、英検1級の特徴4「筆記試験(リーディング、ライティング)は時間配分が肝要」のように、ライティングでは、社会性の高いテーマについてアカデミックな表現を使いながら書く必要があったため、自分1人では試験対策をするよりは、講師の方に見てもらった方が良いと考えました。

① スピーキング(面接対策)

私は面接対策をするために、DMMオンライン英会話を活用しました。
私はオンライン英会話を活用し、2つの学習方法で面接対策を行いました。

模擬口頭試験を行う

オンライン英会話では、講師の方に面接官の役割をやってもらい、模擬口頭試験を実施していました。
まずは、2分間話し続けることに慣れる必要がありました。
これは練習をしていくうちに、話せるようになりました。

しかし、予想外だったのが、2分間話せるようになった後、かなり苦労したことです。
それは、2分以上話してしまうことです。

悪い時には4分くらいダラダラと話し続けてしまうこともありました。
つまり、まとまりや一貫性がないスピーチになってしまっていたのです。

2分以上話すと面接官から「ストップ」という風に声がかかるため、私はスピーチを2分以内に収める必要があり、またそのスピーチも「中身がある」内容にすることを意識しなければいけませんでした。

私は模擬口頭試験を行う際は、毎回「PREP法」に沿って話すことができているか講師の方に確認してもらいました。

PREP法とは、Point(結論)⇨Reason(理由)⇨Example(具体例)⇨Point(結論)の頭文字をとった言葉で、プレゼンテーションや何かを説明する際によく用いられる話法です。

このPREP法を使って話すことにより、一貫性のあるスピーチをすることができます。

私もこの方法を意識するようになってから、2分間でスピーチをまとめることができるようになり、試験本番でも適切な話すスピードで2分間話すことができました。

Daily Newsを使う

模擬口頭試験でスピーチの練習ばかりしているのでは、飽きてしまうので、DMMオンライン英会話にあるマテリアルを使って、ディスカッションの対策をしました。

特にDaily Newsという教材を使ってディスカッションの対策を行いました。
Daily Newsにはその名前の通り、日本や海外で起こった出来事がニュースとしてまとめられています。

その教材の中では、そのニュースに対する自分の意見を求める質問や「自分がその国の大統領だったらどうするか」など多種多様な設問があり、面接練習としてとても役に立ちました。
本番でも、どの角度から質問がくるかわからないという情報を聞いていたので、この練習を行ったことで、試験本番では柔軟に回答することができました。

※ご紹介したように、私はオンライン英会話を活用して、面接の対策を行っておりました。
しかし、もちろん、面接試験本番は対面でスピーチ及びディスカッションを行う必要があります。
私は対面での練習をしていなかったため、対面での面接試験が始まると少し緊張してしまいました(少し経つと対面面接の雰囲気に慣れることができました)。

オンライン英会話での練習は効率的で便利ですが、面接試験は対面ですので何度か対面で模擬口頭試験をしてみることをおすすめします!

② ライティング

ライティングの対策を行う際にも、オンライン英会話を活用しました。
書くこと自体は1人でできるのですが、その書いた内容が正しい表現か否かは、自分で判断することができないため、講師の方に確認してもらいました。

イギリス留学中の試験やレポート執筆の際に、アカデミックなテーマについて執筆していたので、大きなミスや大胆な修正などは必要なかったのですが、その他細かい文法事項や英検1級ならではのポイントは、講師の方から直接学ぶことができ、大変役に立ちました。

また、留学中のレポートはワードファイルで提出していたため、スペルは気にする必要がなかったのですが、英検の場合は筆記試験のため、スペルミスや誤字脱字についても留意することを心がけていました。

面接練習のために使った参考書

英検1級 面接大特訓

私は、オンライン英会話で面接対策を行うにあたり、参考書「英検1級 面接大特訓(Amazon)」を使いました。面接対策については、私はこの参考書のみ使い、2次試験に合格することができました。

私がこの参考書を重宝していた理由をご紹介したいと思います。

① 分野別に分かれている

この参考書はメディア、テクノロジー、医療などと分野別にスピーチのテーマが与えられているので、それぞれの分野でどのような論点があるのか、を理解することができます。

特にスピーチでは、自分の意見を支える理由を2つ〜3つ述べる必要があるので、その理由はどういったものが考えられるのか、そのテーマについて(主観的ではなく)客観的な言い方をするにはどうしたらいいかなど網羅的に説明されており、その具体例も豊富にあります。

またスピーチのあとは自分が話した内容やそのテーマ一般に関するディスカッションが行われるのですが、面接官から質問されやすいことや、どのような角度から質問がくるのかなど、面接対策を行ううえでのコツが解説されています。

② 構成の仕方がわかりやすい

スピーチでは2分間話さなければいけないので、自分でそのスピーチの構成を練る練習する必要がありました。
しかし、どのような構成で話すことが適当かわからなかったので、この教材に書いてある構成の仕方に基づいて、スピーチの練習をしました。

その構成の仕方というのが、既述した「PREP法」です。
どのテーマについても、この流れでスピーチを構成することで、自分の中で構成を「定型化」することができました。

しかし、ここで注意しなければならないのが、「構成を暗記しない」ことです。
この参考書に書いてある構成のまま一言一句話すと、「覚えてきたことを話す」ことになり、面接官もそれを見抜くことはできると思います。

そのため、参考書にある構成をもとにしながら、どのような構成にするか、ワードチョイスをする必要があります。
そのため、オンライン英会話などでスピーチの構成を考える練習をすると自然なスピーチをすることができるかと思います!

まとめ

本記事では、私がどのような戦略で英検1級合格を達成することができたか、また合格のために使った参考書についてご紹介しました。

私個人の経験上、英検1級に合格するための壁はとても厚いです。
しかし、今回ご紹介した参考書を活用し、戦略的、計画的に学習をすることで、合格まで辿り着けると思います!

試験本番でのご健闘をお祈りしています!

こちらの記事もおすすめ:【英検対策塾】準1級〜1級のおすすめ講座10選

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バビ / 元DMM英会話講師
バビ / 元DMM英会話講師
早稲田大学政治経済学部政治学科 卒業

【資格】
・英検1級
・IELTS7.5

【経歴】
学生時代に英国へ留学。帰国後DMM英会話講師として、英会話及び文法を含む英検対策も実施しておりました(約2年間)。

現在は翻訳業、通訳業、執筆、企業講師など行っております。
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