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留学マナビジン英語資格IELTS留学前にIELTS「5.5→6.5」まで伸ばした私の英語勉強法

留学前にIELTS「5.5→6.5」まで伸ばした私の英語勉強法

私は効率的な英語学習について発信している現在23歳のバビと申します。

私は、大学2年生の時に英国への留学を目指していたのですが、英国の大学に交換留学をするためには、最低でもIELTSのスコアが6.5以上であることが必要条件でした。

私は6.5以上を獲得するために、計4回IELTSを受験しました。
最初のオーバーオールのスコアが5.5で、2回目に5.5、3回目6.0、4回目に6.5を獲得することができ、無事留学への出願をすることができました。

題名のとおり本記事では、IELTSのスコアを5.5から6.5まで伸ばした英語勉強法について紹介させていただきたいと思います。

概要

IELTSでは、オーバーオールスコア「5.5、6.0」以降はなかなかスコアが伸びにくいと言われています。

私自身も、IELTS6.5を獲得するまでに、合計4回の試験を受験しましたが、そのうち2回は6.0、6.5を獲得するまでに、試行錯誤を繰り返しました。

IELTSの試験勉強をしてきて1つ自信を持って言えることとしては、英語に関わらずですが言語学習の「4技能は全て密接に関連している」ということです。

例えば、リスニングを学習すれば、英語の音に慣れるため、発音やイントネーションが改善され、それはスピーキングのスコア向上に繋がります。

しかし、特定のセクションだけ学習することはおすすめしません。
4技能をバランスよく学習し、苦手な部分も克服していくことが、オーバーオールのスコアを向上させるために必要になります。

また、IELTSはかなり特殊な試験なので、「どれだけ試験に慣れるか」ということもとても重要です。

選択肢を選ぶだけでなく、スペルの記述を求められるため、各セクションで求められることや試験の出題傾向などを事前に把握し、出題者の意図も感じとれるようになると高いスコアを目指すことができるようになります。

さらに、「試験に慣れる」という観点では、ペース配分もしっかりと考えなければいけません。
特にリーディングやライティングでは限られた時間の中でタスクをこなさなければいけないので、これも事前に練習をする必要があります。

【補足】イギリス英語について
最初にIELTSに向けて学習していた時、普段教科書で見ていたスペルや単語とは少し違っていたため、違和感がありました。

例えば、リーディングでは、「realize」という単語が「realise」と表記されていたり、トイレを意味する単語「restroom」がイギリス英語の単語で「lavatory」と表記されていたりしました。

ライティングやスピーキングの際にはあまり関係ありませんが、リーディングやリスニングの時にはイギリス英語が使われることが多いので、慣れているとあまり困惑せずに試験問題を解くことができると思います。

リーディング

IELTSのリーディングの英文はとても長いことで有名です。

また、選択肢は4つあり、最後の2つでどちらを選択するか迷う場合が多くあるので、選択肢を見極める時間を確保しなければいけません。

そのため、「どれだけ速読できるか」が重要な鍵となります。
私は、全てのセクションをバランスよく学習していましたが、リーディングは安定的にスコアを取れると感じていたため、特に力を入れて学習をしていました。

私がオーバーオール6.5を獲得するために、実践していたリーディングの学習方法は2つあります。

① 設問読み⇨段落読み

IELTSのリーディングは概ね1段落ごとに1つの設問があります。

そのため、私は設問を先に読み、設問に近い回答を本文の中から見つけようと英文に戻ります。

全く同じ単語、文法で選択肢が記述されていることはないのですが、異なった単語や構文で同じことが説明されていることが多い傾向です。

私は選択肢の中から、英文で出てくる単語の類義語を探していました。

同じ単語が選択肢の中に記述されていることも多いのですが、その場合は引っかけの可能性もあるので、同じ単語があるというだけで選んでしまわないように注意してください!

② BBCニュースを読む

IELTSのリーディングの内容はアカデミックな内容が豊富に出題されます。

もちろん、「専門的な知識を持っていないと問題を解くことができない」というわけではありませんが、私はアカデミックな文章の文体や文章の中で頻繁に使われるボキャブラリーに慣れるために、BBCニュースを日課として読んでいました。

過去問題集を解くだけでは単調だと感じたので、自分の興味のある分野(政治や経済)のニュースを読んでいました。

さらに、IELTSの試験では主にイギリス英語が使われる傾向があるため、イギリス英語のスペリングや単語に慣れるための練習として、BBCニュースをスマートフォンのアプリ(無料)でダウンロードし、毎日読んでいました。

政治・経済、科学、健康など、多様なトピックがあるため、自分の興味のあるテーマについて掘り下げながら、同時に英語を学習することができます。

リスニング

私は4技能の中でリスニングが最も苦手で嫌いな分野でした。
そのため、リスニングのセクションになるといつも憂鬱な気分でした。

それは、テンポの早い会話やレクチャーの内容についていくことができなかったからです。

1回目にIELTSを受験した際は、リスニングのスコアは4.5でしたので、何か改善しなければいけないと感じ、以下の2つの学習方法を実践しました。

① TEDトークで練習

YouTubeにはありふれるほどのTEDトークが投稿されています。
私はこのTEDトークを活用してリスニング力を向上させました。

具体的には、TEDトークの中で自分の好きなプレゼンターや自分の興味のある分野について話す人を見つけ、その人の英語を何度も何度も繰り返しリスニングしました。

また、そのリスニングに慣れてきたら、シャドーイング(プレゼンターの後に同じ文章を繰り返す)やディクテーション(プレゼンターの言ったことを書き留める)を行いました。

最初はあまりリスニング力が向上していることを感じにくかったのですが、4回目の試験を受ける頃には、リスニングに対する苦手意識がなくなるほどになり、以前と比べてもテンポの早い英会話にも落ち着いて対処することができるようになりました。 

② 日常英会話にも慣れる

TEDトークはどちらかというとアカデミックな内容が多いため、IELTSの中でのレクチャー形式のセクションの対策として最適であると言えます。

一方で、IELTSにはレクチャー形式のものだけではなく、カジュアルな日常英会話の問題も出題されます。
そのため、TEDトークと合わせて、日常英会話に慣れるためのリスニング練習も行なっていました。

特にYouTubeで好きなユーチューバーを見つけ、その人のカジュアルな英語を隙間時間に聞いていました。

例えば、「Luke’s English Podcast」や「English with Lucy」は、英語学習に関する発信をしており聞き取りやすい英語で話してくれるため、中級者以上の英語学習者にはおすすめしたいユーチューバーです。

日常生活で頻繁に使われるフレーズの説明や文法の細かい説明もしてくれますし、典型的なイギリス英語で話しているので試験対策には最適と言えます。

ライティング

ライティングのセクションは1番点数を取ることが難しいと言われています。

これは単に問題が難しすぎるということではなく、英語で「論理的に、自然な文章を書く」こと自体、とても難しいからであると私は考えています。

私自身も、あれこれ対策をしたものの、ライティングのスコアは1回目受験時の5.0から6.0までしか伸ばすことができませんでした。

ただ、スコアが伸びたということは、私が実践していた対策も役に立っていたと思いますので、ライティングの学習方法を2つ紹介したいと思います。

① 副詞と構文にこだわる

ライティングの英文の中で副詞を自然に使えるようにすることで、スコア向上の可能性が高まります。

特に、「増減を表す副詞」を適切に使えるようになることで、実際にネイティブが書く英語に近いものになります。

例えば、私がスコアを向上させるために多用していた副詞は下記3つなどです。

  • significantly
  • dramatically
  • incrementally

特に、グラフや表を描写するライティングのセクションで、このような副詞を適切に使えるようになると、自然な英語の文章を作ることができます。

② 添削をしてもらう

作成したライティングの英文をネイティブに添削してもらえるとより自然な英文に近づかせることができます。

つまり、教科書的な表現やフレーズを無意識に使ってしまっている場合に、より自然かつ適切な表現を教えてもらうことができると思います。

私は、DMMオンライン英会話を活用し、講師の方にライティングの添削をしてもらいました。

レッスンでは、自分が普段使っていた表現や単語は実は評価を下げる要因になっていたことがわかったり、より良いフレーズを教えてもらったりすることができました。

また、論理的に自分の意見を主張できていない部分を指摘してもらい、添削してもらいました。

評価項目については「バンドスコア・採点方法」の「◆IELTS Writing testの採点方法」に記載があり、下記4つの観点について、講師と共有し、これらの各評価項目に沿って採点、評価をしてもらいました。

  • 課題の達成度
  • 一貫性とまとまり
  • 語彙力
  • 文法知識と正確さ

最近では、講師に添削をしてもらわなくとも、「ChatGPT」を使えばAIが英文を添削してくれるので、こちらを活用してみることもおすすめします!

スピーキング

私が初めてIELTSを受験した時に感じたスピーキングの課題は「話し足りない」ということでした。

スピーキングの試験は大きく分けて下記3つで構成されていますが、いずれのパートにおいても十分に話すことができず、最初の試験時のスピーキングのスコアは5.0でした。

  • 自己紹介及び日常会話
  • 2分間のスピーチ
  • ディスカッション

ここでは、この課題に取り組むために私が実践した学習方法を紹介したいと思います。

① 英会話レッスンで練習

最初の試験が終わった後、私はDMMオンライン英会話を活用して毎日英会話でアウトプットを繰り返しました。

とりあえず最初はスピーチを2分間話すことができるように、過去問題集のあらゆるトピックについて話すことができるように練習をしました。

また、スピーチで話す内容については試験時に配布される紙に書いてあるので、その紙に書いてある設問に正しく答えることができているか講師の方に確認してもらい、レッスンの終わりにフィードバックしてもらいました。

オンライン英会話でスピーキングの練習ができたら、その後は時々対面で英会話の練習をしました。

やはり、実際の試験は対面で試験官と話すので、対面で英会話をすることに慣れるべきだと考えました。

② 独り言

話し足りない」と感じた私はアウトプットする機会を増やすことが重要だと感じました。
そのため、日常生活の中で英語で独り言をする習慣を身につけました。

常に英語で考えることは難しく疲れるので、「お風呂に入っている時」や「散歩をしている時」などアウトプットをする時間帯を決めることで、独り言を習慣化することができました。

思ったことを英語で表現できない時には、その表現をインターネットで都度調べて携帯電話のメモ帳にまとめ、常に参照できるようにしていました。

まとめ

ここまでIELTSのスコアを5.5から6.5まで伸ばすために、どのような学習をしたかを紹介してきました。

既に述べたように、英語の4つの技能は密接に結びついているので、それぞれをバランスよく学習することがとても重要です。

なかなか英語力の向上を感じることのできない時期もあるかもしれませんが、継続すれば継続するだけスコアにその練習の成果が反映されるのがIELTSです。

今回紹介した学習方法を試し、少しでもスコア向上に繋がったら嬉しいです!

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バビ / 元DMM英会話講師
バビ / 元DMM英会話講師
早稲田大学政治経済学部政治学科 卒業

【資格】
・英検1級
・IELTS7.5

【経歴】
学生時代に英国へ留学。帰国後DMM英会話講師として、英会話及び文法を含む英検対策も実施しておりました(約2年間)。

現在は翻訳業、通訳業、執筆、企業講師など行っております。
お仕事のご相談はこちら→shunbb9201アットマークicloud.com

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