私は、効率的な英語学習について発信している、現在23歳のバビと申します。学生時代に、イギリスに1年間留学をしていました。
高校生の頃からDMMオンライン英会話で生徒として学習し、留学から帰国後、同英会話の講師として約2年間英語を教えた経験があります。
イギリス留学から帰国後にはIELTSのバンドスコア7.5を獲得することができ、様々な場面でこのスコアを役立てることができました。
本記事では私が行ってきたIELTSの学習方法や受験のメリット、当日の流れなど、ご紹介していきます。初めてIELTSを受ける方、どの資格試験を受けようか迷っている方にとっては役に立つ記事ですので、最後まで読んでいただければと思います!
目次
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1. これからのIELTSのトレンド
TOEFLやTOEICなどの英語資格試験に比べ、IELTSは相対的に認知度が低い試験ですが、最近ではIELTSの受験者数も増加傾向にあります。
やはり国際的移動が緩和されるにつれ、海外に留学したり、外国で就職したりするためにIELTSのスコアを取得する人はとても多いです。
また、最近ではコンピューター受験も可能になったことから、より快適かつストレスなく受験することができるため、IELTS試験の需要は増加しています。
しかし、IELTSの受験が初めての人にとっては、なぜIELTSのスコアが必要なのか、どのようなIELTSの種類があるのか、どのくらい難しいのか、あまり知らないのではないでしょうか。
次章からは、このような疑問を解消すべく、IELTSに関する総合的なガイドラインを提供指定したいと思います!
2. IELTS受験のメリット
IELTSは自分の英語能力を測定することができるというだけではなく、多くのメリットがあります。特にその測定した能力は客観的に数値で評価されるため、就職活動や海外への留学時に役立ちます。
本章では、IELTS受験のメリットを3つご紹介していきたいと思います!
(1)就職活動
最近では、企業(特にグローバル企業)が採用候補者の英語能力を判断するにあたり、IELTSを使用しているケースが多い傾向にあります。
これまでは、多くの企業において英語能力を測るための基準としてTOEICが使用されていましたが、最近では4つの技能を総合的に測ることができるIELTS(TOEICはリーディングとリスニングのみ)が、英語を実践的に使うことができる能力として評価されています。
やはりリーディングやリスニングだけでなく、ビジネスの場では自分の意見を言ったり、書いたりすることができる能力も求められるため、実践的に英語を使うことができるということを示すためにIELTSを受験し、高得点を獲得することは大きなメリットです!
(2)海外大学留学や移住も
海外大学や大学院に留学するためには、IELTSのスコアを求められます(特にイギリスの大学、大学院では必ず提出を求められます)。そして、IELTSのスコア提出を義務付けている全ての大学が、受け入れるための最低スコアを示しています。
また、各セクションで○点以上という条件を示している大学もあります。
IELTSのスコアを獲得することは海外の大学や大学院への留学を可能にするだけでなく、現地で就労する際、自身の英語能力を示すためにもプラスになります。
さらに、カナダやイギリス、オーストラリアといった英語圏ではIELTSのスコアを移住権の申請時に使用することができます。
移住権の申請時にIELTSのスコアを使用し、申請のプロセスを有利に進めることができることは大きなメリットといえます!
(3)イギリス英語に触れながら学習
IELTSの試験はイギリスの3つの機関が共同で運営しています。そのため、実際の試験で使用される英語はイギリス英語となっています(一部オーストラリア英語やアメリカ英語も)。
そのため、試験問題にあるスペルやプレゼンターのアクセントは主にイギリス英語で統一されております。
イギリス英語に馴染みがあったり、イギリス英語に興味があるという方にとっては、IELTSスコアアップのために学習しながら、イギリス英語に触れることができるというメリットがあります。
3. IELTSの種類
IELTSを受験するにあたって、自分がどのモジュールを受験しなければいけないのかを、自分の受験目的に応じて、把握する必要があります。IELTSには大きく分けて2種類の受験区分があります。
(1)アカデミック・モジュール
アカデミック・モジュールはその文字通り学術的な内容について、扱われる受験区分です。
そのため、具体的には、リーディングの内容は論分や学術的な資料が多く、リスニングは大学の講義や専門家へのインタビューなどが多い傾向にあります。
IELTS受験の目的が英語圏への大学や大学院の進学の場合、アカデミック・モジュールのスコア証明書提出が求められることが多いです。
(2)ジェネラル・モジュール
一方、ジェネラル・モジュールは留学などの学業以外の目的で英語能力を証明するための受験区分です。
英語圏での就職や永住を申請する際にはIELTSのジェネラル・モジュールのスコアが必要となります。
特にリーディングとライティングについては、アカデミック・モジュールと異なり、ジェネラル・モジュールでは日常的な内容や職場での状況に基づいた会話が多く、比較的難易度は低い傾向にあります。
他方、ジェネラル・モジュールは高いスコアをとるために必要な正答率が高い設定になっているため、正確かつ素早く問題に正答することがとても重要です。
留学や海外での就職といった受験目的はないがIELTSを受験したい方については、若干難易度が低く学術的な内容が少ないジェネラル・モジュールの受験をおすすめします。
※なお、IELTSの成績証明書の有効期限は2年間です。企業や留学先に提出する際には、自分の英語能力を証明するために、過去2年間に受験した成績証明書を提出するようにしましょう。
自分の英語能力を測り、自分の英語レベルを認識するためにも定期的にスコア更新することをおすすめします!
引用↓↓
https://ieltsjp.com/japan/prepare/articles-ielts-test-module
4. 試験の難易度やTOEIC、TOEFL、英検との換算
IELTSはスコアが0〜9.0という幅で結果が出るため、バンドスコアを0.5上げることはとても難しいです。
実際に、バンドスコアを0.5上げるためには200〜250時間の学習時間が必要と言われており、上級レベルになりスコアが上がるにつれて、その難易度はさらに上がります。
本章では、IELTSと他の英語資格試験と比較していきます。他英語資格試験で現在持っているスコアがIELTSのスコアではどのくらいなのか、どのくらいを目標とすべきなのか、ご参考にしていただければと思います!
CEFR | IELTS | 英検 | TOEFL iBT | TOEIC(R&L) |
C2 | 8.5-9.0 | |||
C1 | 7.0-8.0 | 1級 | 95-120 | 945- |
B2 | 5.5-6.5 | 準1級 | 72-94 | 785- |
B1 | 4.0-5.0 | 2級 | 42-71 | 550- |
A2 | 3.0 | 準2級 | 225- | |
A1 | 2.0 | 3〜5級 | 120- |
※各テスト会社がCEFRを基準として発表した数値により作成した参考資料です。適用する基準によりスコア換算の結果は異なりますので、予めご理解ください。
よく「どの資格の試験を受けるべきかわからない」という質問を受けます。私は迷った場合は、IELTSまたはTOEFLの受験をおすすめします。
なぜなら、この2つの資格は国際的に幅広く認められている資格で、就職や留学など幅広く使うことができるからです。
最近では、TOEICと英検の世界における認知度も上がってきましたが、IELTSやTOEFLほどの認知度はないため、必要な時スコアが使えない可能性もあります。
スピーキングに関して言えば、IELTSの受験をおすすめします。
なぜなら、TOEFLのスピーキングがコンピューターに対して話しかける形式であるのに対して、IELTSのスピーキングは面接官と対面で議論するような形式を取り、実用的なコミュニケーション能力を鍛えることができるためです。
また、短期間で複数回IELTSを受験する場合に「スコア向上のために、どのくらいの頻度で受験すれば良いか」という質問を受けます。
上述したように、IELTSのスコアは他の英語資格試験と比較してもバンドスコアを0.5向上させることはとても難しいです。
例えば、リスニングとライティングが0.5ずつ上がっても、他のスコアが据え置きであれば、バンドスコアは上がらない可能性が高いです。
そのため、ある程度の期間を空けてから受験することをおすすめします。少なくとも受験後1ヶ月は空け、次の試験を受けるようにしましょう。
特に高いスコア(6.5以上)になるとスコア向上はさらに難しくなりますので、さらに期間を空け、総合的に英語能力を鍛えることをおすすめします!
5. IELTSの試験傾向と勉強法
資格試験を受けるに当たっては、試験対策が必要になります。
IELTSも同様に、IELTSならではの試験の特徴があるので、その特徴や試験の傾向などを把握する・しないでは大きな差が生じます。
本章では、IELTSの特徴をご紹介しつつ、その特徴をもとに勉強方法や対策について解説していきたいと思います!
(1)タイムマネジメント
IELTSは時間との勝負です。特にリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの全てのセクションにおいて、時間を管理しながら問題を解いたり、面接官からの質問に答えたりする必要があります。
①リーディング
リーディングでは60分の中で40の問題を解かなければなりません。従って速読する力はもちろん、間違っている選択肢を素早く見抜くことができる力が求められます。
IELTSのリーディングは英語資格試験の中でもとても「長い」ため、時間内に全ての設問に答えることができるように、対策をしていきましょう。
②リスニング
リスニングは各セクションごとに設問を読む時間が一定時間与えられます。その時間の中で、会話やスピーチ、プレゼンテーションのテーマや概要を把握することが求められます。
設問の中で必要な情報を読み取る力が必要になりますので、過去問題集などを使い練習をしていきましょう!
③ライティング
ライティングでは60分の中で、2つのタスクをこなさなければなりません。そのため、それぞれのタスクにどのくらいの時間を割くか事前に自分の中で考えておくことがとても重要です。
また、書く時間はもちろん、構成を練る時間も含め、どちらかのタスクが中途半端に終わらないように時間を管理しましょう!
④スピーキング
スピーキングでは、2分間のスピーチをする時間がありますので、短すぎず長すぎず、内容のあるスピーチをすることで高得点を狙うことができます。
そのためには、スピーチの構成を練る際に、どの部分を具体的に話すか、どこを簡潔に話すか決めておく必要があります。
また、面接官との会話、ディスカッションの際にも話しすぎたり、回答が淡白になりすぎないように注意が必要です。
(2)インプットで高得点を目指そう
IELTSは4つのセクションの中でもリーディングとリスニング(インプット)はライティングとスピーキング(アウトプット)よりも高得点を狙うことができます。
アウトプットの場合、出題される内容やテーマによって自分の回答内容が変わるため、安定して得点をすることがとても難しいです(自分の得意なテーマであれば高得点を狙える可能性あり)。
他方、インプットの場合、文章を読み取る力や情報を整理する力が求められるため、安定して得点することができます。
そのため、4つの技能の中でも特にインプットに集中して、学習を進めていくことをおすすめします。
(3)ライティングの添削は必要
ライティングは独学で練習することもできますが、ネイティブの講師に添削をしてもらうことをおすすめします。
なぜなら、自分で書いている内容やフレーズの使い方が正しいと思っていても、それらが試験では適切ではなかったり、より良い表現がある可能性が考えられるためです。
(2)でもご説明した通り、ライティングは安定して得点することがとても難しいセクションです。
そのため、どれだけミスを減らすことができるか、どれだけテーマやタスクに合った回答ができているかを意識する必要があります。
オンライン英会話などで講師に添削してもらい、ライティングでも高得点をとることができるように頑張りましょう!
また、最近ではChatGPTをはじめとして、インターネット上で無料で添削をしてもらうことのできるAIが注目されています。
オンライン英会話を受講する時間がないという方は、オンライン上で自動的に添削してもらえるサービスも検討してみましょう。
(4)スピーキングはオンライン英会話と対面で練習
スピーキングの対策については、(1)で示したタイムマネジメントを意識することがとても重要です。併せて、自分の話している内容、流暢さ、ボキャブラリーなどを客観的に評価してくれる人も必要です。
その際には、前述したオンライン英会話スクールにて、IELTSスピーキングの模擬試験を実施し、講師からフィードバックをもらいましょう。
同時に、試験本番も想定して、対面でのスピーキング練習も行うことをおすすめします。
オンラインだけで英会話を練習をしていると、対面での会話のリズム感を掴みづらくなってしまうので、できるだけ対面での練習の機会を設けるようにしましょう!
6. 国内で対策できるおすすめスクール
もちろん、独学のみでIELTSのスコアを伸ばすことは不可能ではありません。
しかし、IELTSは資格試験なので、一定の問題の傾向や対策方法があり、それらを把握している/していないでは、とても大きな差があります。
本章では、IELTSの試験対策に特化したスクールを3つご紹介したいと思います。
どちらも無料体験レッスンを受けることができますので、一度プロの講師のレッスンを受講してみてはいかがでしょうか!
(1)バークレーハウス語学センター
バークレーハウス語学センターはIELTSのスコア取得に特化したスクールです。このスクールの大きな特徴は、スクールにIELTS満点を獲得した日本人と英語ネイティブの講師が在籍していることです。
日本人とネイティブ双方のサポートを受けながら、英語能力を総合的に伸ばすことができることは大きなメリットです!
また、バークレーハウス語学センターは、対面授業だけでなく、Zoomでのオンライン授業も開講しているため、自身の都合に合わせて柔軟なスケジュールで授業を受けることができます。
さらに、マンツーマンのレッスンに加え、グループレッスンもあるため、受験目的や苦手分野に沿った必要な対策を行うことができることも大きな特徴です。
(2)Liberty English Academy
Liberty English Academyは、IELTSやTOEFLの資格試験対策を専門に行っているスクールです。
特に海外大学や大学院に進学、留学するためのスコア取得を全面的にサポートし、半年〜1年間で絶大的な効果、成長を感じることができるカリキュラムが組まれています。
バークレーハウス語学センター同様、オンラインでのレッスンも開講されています。
目指している目標や自分のスケジュールに合ったプログラムを組んでもらえるので、多忙な社会人でも通いながら、スコアアップを目指すことができます。
(3)プログリット
IELTSのスコアを3ヶ月〜半年間で伸ばしたいという目標をお持ちでしたら、プログリットというスクールがおすすめです。
プログリットは科学的根拠に基づいたカリキュラムで英語を学習できることが大きな特徴です。
また、そのカリキュラムは完全にパーソナライズ化された(1人のスケジュールや目標に合わせた)ものになっているため、自分のペースで学習を進めることができます。
さらに、英語学習の習慣化や効率的な学習方法の教授も行っているため、短期間で結果を出すことが期待できます!
7. 試験日の心構え
試験当日は落ち着いた状態で試験に臨めるよう、しっかりと準備をして会場まで足を運びましょう。
試験会場(テストを受ける場所)に持ち込むことができるものは、鉛筆、消しゴム、パスポート、透明のボトルに入った水のみです。
それ以外の荷物は試験会場とは別の部屋に置きますが、貴重品の紛失や盗難の可能性もありますので、最低限の貴重品のみ持っていくようにしましょう。
本人確認のためにはパスポートのみ必要で、運転免許証や健康保険証などは使用することができませんので、パスポートを忘れずに持参しましょう。
パスポートは有効期限が切れていないか、予め確認しましょう。また、本人確認のため、試験当日は成績証明書に使う証明写真を撮影します。
試験中は約160分(2時間40分)、お手洗いに行くことができませんので、試験当日の朝は利尿作用が強いお茶やコーヒーなどの飲料物は避けるようにしましょう。
私も試験中お手洗いに行きたかったのですが、不正防止のため、試験が終了し、解答用紙が回収されるまでお手洗いに行くことができませんでした。
引用↓↓
https://www.eiken.or.jp/ielts/schedule/schedule.html
8. 申込み方法や受験会場
本章では、IELTS受験時の申し込み方法やIELTSを受験できる場所、ペーパー受験とコンピューターについてご紹介していきたいと思います。
(1)申し込み方法
IELTSは試験日の19日前までに英検協会のウェブサイトを通して予約をすることができます。申し込みの際には、自分の個人情報とパスポート情報などを入力し、申し込みを行います。
申し込み時には、上記でご紹介した受験区分のモジュールを選択する必要があります。
同時に、1日で全ての4技能のテストを行う1dayまたは2日間に分け、2日目にスピーキングテストのみを行う(1日目は3つの技能)を行う2dayを選択することができます。
(2)受験会場
ペーパー受験の場合、IELTSは全国15の都道府県で受験することができます。そのため、試験受験のための大きな移動を伴うことは少ないでしょう。
他方、現在IELTSのコンピューター受験を実施しているのは東京と大阪のみです。そのため、コンピューター受験を希望する場合は、いずれかの都市まで足を運ぶ必要があります。
受験会場について、私はコンピューター受験をおすすめしたいと思います。コンピューター受験の場合、大きな移動を伴う可能性はありますが、私はより高得点を狙うことができると考えます。
私がコンピューター受験をおすすめする主な理由を2つご紹介します。
①リスニング時の雑音
ペーパー受験時には、受験会場で一斉にリスニングを行うため、必然的に周りの紙を捲る音や鉛筆でメモを取る音に耐えながら、問題を解く必要があります。
他方、コンピューター受験の場合そのような雑音はなく、ヘッドフォンの貸与があるので、リスニングにより集中して取り組むことができます。
②スペルミスがなくなる
リーディングでは、解答用紙にスペルを記載する問題があります。その際、どれだけ注意してもスペルを誤って記載してしまうことがあります。
私も何度かスペルミスをし、解ける問題で得点することができなかった経験があります。
コンピューター受験では、リーディングの問題用紙にある単語をコピー&ペーストすることができるため、スペルミスがなくなるという大きなメリットがあります。
※なお、コンピューター受験も、ペーパー受験時と同様、スピーキング試験は対面にて面接官と1対1で行います。
終わりに
ここまで、IELTSを受験するにあたって、効果的な勉強方法やIELTSを受験することのメリットについて、ご紹介してきました。
IELTSは問題の傾向を把握し、練習を繰り返すと少しずつ各セクションのスコアアップに繋がります!
今回ご紹介したスクールなども活用しながら、総合的に英語能力を伸ばしていきましょう。
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