転職のために英検準一級以上の資格取得を考えていている、今回のご質問者のご相談
質問:「私は現在転職を考えていて、履歴書に書ける資格として持っていた方が有利なのかな?くらいに考えて資格取得のための勉強を始めようと思っているのですが、英検準一級以上の資格は、実際どのような仕事や場面で役に立っていますか?」
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実際に英検準一級以上を取得している方からのアドバイス
履歴書の資格欄は重要、非常に有利な資格だと感じます
みーちゃん@ワールドさん、25歳男性 / 英検準1級
私は英検準1級を持っておりますが、準1級は履歴書に書ける有利な資格の1つです。私は大学生の時に準1級を取得しており、今年転職をしましたが、準1級は非常に有利な資格だと感じる事ができました。
どの面接官も履歴書に書いてある資格に興味を持っております。私の場合、希望職種が海外営業マンだったので英語力はマストになりますが、転職活動時に履歴書に英語力を示す資格がないと、例え今の仕事で毎日英語を使っていて現地側と電話やメールをする事に何の抵抗がなかったとしても、企業側には自分の英語力は伝わりません。
ただ資格として準1級を持つだけではなく、準1級レベルは非常にハイレベルのため、今後自分のストロングポイントともなり得ます。
例え志望業界には全く関係が無かったとしても、準1級レベルを勉強する事はある程度の努力の継続が必要となります。
もし、貴方は現段階で英語があまり好きでは無かったとしても英語を勉強する事によって、諦めず努力する力が付き、自分の人生の選択肢も増やしてくれます。
また、これがきっかけで英語が好きになるかもしれません。私の場合、英語を始めたきっかけはモテたいからでした。しかし、そのきっかけがあったため、勉強していくうちに海外営業マンとして働きたいと言う夢ができました。
現在の仕事では毎日英語を使用しておりますが、準1級レベルの英単語やフレーズは多々出てきます。実際、準1級レベルがあればネイティブとのメールのやり取りはよっぽどの事がない限り困りません。
もし、少しでも映画に興味があればぜひとも英語の勉強をしてみてはいかがでしょうか。
2級と準一級の違いは大きいです。TOEICと併用するとよりアピールできます
ぶん子さん、49歳女性 / 英検準1級
私は学生時代に英語を専門に勉強していたため、その流れで英検準1級を取得し、社会人になってからTOEICも受験しました。英検2級までは高校生でも合格者が多くおられますが、2級と準1級の違いはやはり大きいです。難易度もぐっと上がりますし、就職の面接でも「英語がちゃんとできる」という扱いになります。
転職で英語力をアピールする目的であれば、英検準1級と合わせてTOEICも受けられることをおすすめします。英検ですと合格か不合格かの線引きとなりますが、TOEICは取得点数ですので、高得点であればより明確に英語力の証明となります。
仕事でどのような場面で役立っているかということについては、実を言えば私自身は英語を使う仕事ではなかったのですが、退職後にインドネシア語を習得し、現在はインドネシア語の通訳翻訳をしています。
しかし、インドネシア語の資格で十分かといえばそうではなく、取得資格として書く際に英語の資格を併記することで、より信頼していただけるように思います。
というのは、インドネシア人の間では英語を使えることをステータスとする考え方があり、特にエリート層は会話の中で英語をふんだんに取り入れる傾向があります。会議中などにいきなり説明の途中で英語に切り替えることも日常茶飯事なので、インドネシア語のみ対応では通訳の仕事にならないのです。
そのために、履歴書に英語力を示す資格があることが今の仕事でも大変役立っています。
資格取得と共に、実践的な経験も重要
Yukiさん、43歳女性 / 英検1級
英検準一級は大学中級程度とされていて、実践的に仕事で英語を使える能力(資質)があることをアピールすることができます。就職の面では、英語をより使う機会が多い貿易系の会社での事務や海外出張などが多い商社、後はグローバルなマーケティングを行う職種などへの応募に有利になると思います。
さらに、英検一級になると、大学上級程度のレベルとなり、より英語の専門性と瞬発力が求められる同時通訳や会議の議事録や通訳を行う英文速記者などの職種への応募に有利になる、もしくは必要最低限の条件ともいえると思います。
実際の仕事の場面では、海外の取引先とのやり取りや会議での討論や議事録作成や、英語での報告書の作成などに英検で培った語彙力やリスニング力が役に立ちます。
ただし、あくまで英検は目安なので、どれだけ実践的に英語を使いこなしているかの経験量も大切になってきます。つまり、人と実際に対面した時の英語力も、仕事の面では重要になってきます。
もし本当に、英語の能力を生かす仕事をしたいのであれば、英検だけではなく、なるべく実践的な経験、例えば海外旅行や、国内でも英語のサークルに参加をするとか、ホランティアで海外出身の方達のお手伝いをするなどで経験を積まれるのも良い事かと思います。
職探しとなると、履歴書上の情報も大切ですが、どれだけ説得力をもってアピールできるか、そしてそれが本当にご自身が望まれることなのかが大切になってくると思います。探していらっしゃる職によっても英語力の必要性が違ってくるかと思いますので、その兼ね合いになるかと思います。ご希望の職が見つかりますように。
日本人向けの資格なので、日本の企業に就職・転職には最適
かわうそこさん、20歳女性 / 英検準1級
私自身は高校生の時に取得し、現在は大学に通っているので英検資格がどれほど通用するものなのかははっきりわからないですが、大学入試センター試験の英語が加点、または万点換算になる学校が増えてきているように、就職などでも英語力を示す日本の英語資格としてはもっとも信頼性が高いものだと思います。
準一級以上となると皆が皆もっている資格ではないので、高く評価される1つの目安になるでしょう。
実際に私は塾でアルバイトをしていますが、英検準一級というところで採用され、英語を教えています。ただ、英険準一級のなかでも点数によってレベル差は大きく、ヨーロッパの学習到達度レベルCEFRをみるとそれが明らかなので、取ったからいいというものではなく、それに見合う十分な能力で合格しなければ、あまり準一級ということを言いにくいです。
私は先に述べたように、高校で割とギリギリで合格したので、世間の英検準一級のレベルよりは低いはずです。
ただ、準一級からはライティングが試験にあり、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4技能が含まれているので、TOEICのRLで高得点を取得しているよりは、英語の実践力や運用能力が身につきますし、そのように判断されると思います。
すなわち、英語力を提示する上で日本企業に就職・転職されるのであれば、誰もが知っているのでわかりやすくかつ高い能力を持っていることを証明しやすいのではないかと思います。
転職した後に感じたのは、やはり取得しておいて良かったということです
TAOさん、32歳女性 / 英検1級
外資系に強い憧れを持っていて、転職するならここが良いという特定の企業もありました。ただネックになっていたのが語学力です。英語は学生の頃からわりと得意で、海外旅行経験も人並みにあり。
しかし、語学系の学部を出ているわけでもなく、資格も積極的にとってきたわけではないため、目に見えて評価されやすい英検を取った方がいいのではと考えるようになりました。
私が希望していたのは営業でなく事務で、募集要項に記載されていたのは初級程度の英語力。それでも勉強しておいて損はないと思い、転職中に受験しました。
英検には無事合格、転職も成功した後に感じたのは、やっぱり取っておいて良かったということです。大人になって取得したお陰で面接時の質問にもパッと答えることが出来ましたし、英検を通じてチャレンジ精神を評価して頂くことが出来ました。
会社側も、取得は絶対ではないが入ってから苦労する人も多いらしく、出来るならある程度英語力のある人に任せたいと思ってくれていたそうです。業務につくようになってからも、これは最低準1級程度の知識が欲しいなと納得しました。
まさかの転職で役立ち、取っておいて損はありません
じんむさん、31歳男性 / 英検1級
自分はそれまで英語とは関係のない肉体労働をしていましたが、腰を痛めたことで転職を考えました。大人しくしないといけないので、事務系のものを探していたら、翻訳の仕事にたどり着きました。
現在の会社では、主に学生用の英語テキストの翻訳を行なっていて、私は英語を日本語に訳す、またはその逆も行なって掲載までの過程を担っています。
英検をとろうと思ったきっかけは、大学の4年目で就職がきまって以降、結構暇だったことです。洋画なども好きだし、使えたら格好良いと思って独自で勉強して突破出来てよかったです。
英語学習は完全に趣味のつもりでしたが、まさか転職で役立つとはおもいませんでした。仕事には使うつもりがなかった趣味ですが、困ったときにこれのおかげで面接も簡単に通りました。
日々外国の諸事情などを和訳していると、なんとなく世間の流れがわかったりして、意外と知識をあつめられるので楽しいです。
英検2級と準1級の差は大きいです
bf108f4さん、26歳男性 / 英検準1級
金融のお仕事をしてたのですが、好きな英語を使う仕事に転職したいと思い、貿易事務の面接を受けていました。しかし、その時は英検二級しか持っておらず、どこにも受かりませんでした。そこで再度、奮起しようと思い英語学習を始め目標を高校の頃不合格だった準一級にしました。
二級と準一級の間には大きな隔たりがあるのは分かっていましたが、なかなかハードでした。
文法はもともと得意で留学経験もあるため、リスニングや会話には自信があり、語彙をとにかく増やしました。そしてなんとか合格することができ、再度転職活動を始めました。
採用条件は殆どが二級以上と記載されていた為、面接官からの受けもよく、前回と違い簡単に採用をもらうことができ、現在もそこで英語を日常的に使い働くことができています。
コミュニケーションを取るのに大変よく立っています
ゆんちゃんさん、50歳男性 / 英検準1級
大学病院の薬剤部に勤めておりますが、海外からの研修生が年間5名以上来るので、研修生とコミュニケーションをとるのに勉強してよかったなあと思っています。
逆にアメリカやタイの研修生から自国に来てよと声をかけていただくこともあり、今回の新型コロナウイルス感染症が蔓延しなければ、タイに3月終わりから4月にかけて、若い子の研修見守りとして海外研修をするところでした。
私は管理職なので英語のスキルは上記のようになりますが、若い職員も準一級を持っている子も多いので、院内で診察をうけた海外の方に服薬指導を行うのにとても役に立っています。
現在はコロナの影響がありますが、近年海外からの旅行者も多く、海外の患者も増えたので今後も英語や他の言語の需要は大変多いのではないかと思っています。
1級は転職にも役立ち、まだ仕事での高評価にも繋がります
ddeyさん、32歳男性 / 英検1級
まず転職時の選考時に役に立ちます。英検1級は高い能力を示す資格であるため、選考時にアピール材料になります。
最近では海外展開(進出)を目指す企業が増えており、グローバルな人材も求める求人も多いので、英検1級を持っていることで先行が有利に進むことが多いです。資格取得までの努力や実際の英語力をしっかりアピールすることで、第一志望の企業に入社できる確率がぐっと上がると思います。
また、仕事に取り組む上でも英検1級は役に立ちます。基本的に英語力が求められる仕事を任せられることが多くグローバルな仕事に取り組むことができ、自身の高評価にもつながります。
どの程度の英語力を求められるかは企業や仕事内容によって異なりますが、英検1級レベルであれば、多くの場合問題なく高評価につながる仕事を任せられると思います。
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