「英語は日本語よりずっと簡単。」
よく海外の人が日本語を学ぶ際に発言しますし、私も同感です。
とは言え、
「英語難しすぎる。」
「センターや共通一次試験は大丈夫だけど、TOEFLは無理。」
って思う方もいると思います。
そこで当記事ではTOEFLのテスト勉強方法を、大学に入学する前に半年で40点から80点獲得した私が解説します。
具体的には、
- 単語の勉強法
- TOEFL過去問の使い方
- 各セクションの勉強法
の順番に説明させていただきます。
特にTOEFLが苦手な方には必ず学びがあるので一度目を通していただきたいです。
米国大学に4年間留学して現在は研究職に就いている滝トシと申します。
大学では航空工学を専攻して理系全般のことをすべて英語で学びました。また、在学中に指導教官の補助や留学生のサポート等を経験しました。
経歴
米国州立大学卒業(航空工学専攻、GPA top10%)。日系の機械系製造業に入社。主に海外向け製品研究を担当しております。
アルバイトとして回転寿司、ホテルの受付、ホテル内の宴会、結婚式のイベント設営、米国の友人のビジネス(ナイトクラブ、中古車販売)の経営補助、大学内の数学の教師の経験があります。
単語の暗記は必須
最初に結論から言いますと、「単語を覚えることを怠る人はTOEFLで泣く」と言うことです。
単語は全てのTOEFLの問題を解くために必要です。つまり、単語はTOEFLの勉強において土台となります。単語を覚えなければ問題文の意味もわからず、時間の無駄になってしまいます。
そのため、しっかりとTOEFLの過去問や各セクションの勉強をする前に単語の暗記が必要です。
勉強法としては、単語本もしくはアプリから単語を覚えるのが一番早いです。理由としては必要最低限でTOEFLの対策が可能だからです。
単語本の紹介
単語本は以下の2冊がおすすめです。
1つ目の単語本はTOEFLを受験する方なら絶対に知っている単語本です。
3800単語は非常に多いですが、各レベルごと(60、80…)に覚えるべき単語が記載されています。
そのため、目標スコアや現状のレベルに合わせた単語を覚えることが出来ます。
この1冊だけでもTOEFL80点は最低でも取れます。
2冊目の単語本は単語を例文の中で覚えたい方におすすめです。
この単語帳は80点以上を目指す方、もしくはアイビーリーグ等難関大学を目指す方に必要な本です。
両方の単語帳に言えることですが、意味を覚えるだけでなく、単語の発音も同時に覚えてください。また、単語一つに複数の意味があるので類義語や対義語も勉強しましょう。
単語アプリの紹介
英単語暗記のためのアプリは非常に多いですがTOEFL向けのアプリは少ないです。4つ程紹介させていただきます。
- TANZAM
- iKnow
- TOEFL英単語3800
- mikan
TANZAMは英単語をイメージで覚えるように開発されています。日本語の意味を介さずにそのまま暗記することが可能です。暗記するのが苦手、イメージ記憶が得意な方におすすめです。
逆に従来の覚え方ではiKnow、TOEFL英単語3800やmikanがおすすめです。
iKnowは忘却曲線に沿って単語を出題するため、単語暗記が効率良く出来ます。TOEFLの単語より簡単なものも学習可能なので、基礎レベルの単語から学習可能です。
TOEFL英単語3800は単語本、TOEFL英単語3800のアプリ版です。このアプリの強みはTOEFLに特化しています。そのため、最低限の暗記量で高得点を狙うための土台が完成します。
mikanは大学受験やTOEIC向けの単語アプリですが、TOEFL向けの単語も多く掲載されています。
そのため、馴染みのある方も多いと思います。アプリ内で自分専用の単語帳を作成することができるので従来の単語帳方式で勉強したい方におすすめです。
過去問を何度も解く
どんな試験でも過去問を解くことは大事です。TOEFLの対策をするときも同様に過去問を入手しましょう。
TOEFLの試験問題は持ち帰り不可なので、過去問しか本番と同じレベルの問題を解くことは出来ません。
そのため、過去問を解くことは試験の内容やレベルを知る唯一の方法です。必ず、TOEFLの公式問題集を購入して対策をしましょう。
各セクションの対策をする
セクション | 点数の上げやすさ | 成長性 |
リーディング | 難しい | 高い |
リスニング | 難しい | 高い |
スピーキング | テンプレートを暗記すれば簡単 | 発音が難しいため高得点は取りにくい |
ライティング | テンプレートとある程度の添削で半分以上は取りやすい | 単語や文法など覚えることや理解することが多いので高得点は取りにくい |
リーディング対策
リーディングのセクションでは単語を最優先に覚えることを意識しましょう。
理由としては、文章だけでなく問題文でも難しい英単語が使われているためです。問題文の意味がわからないと、正解がわかりませんよね。
またリーディングは時間との戦いです。問題文は非常に長く、文章も単語量が多いため、時間がかかります。そのために、対策をするときは必ず時間を計って問題を解きましょう。例えば、25分のテストを20分と設定して解くのがおすすめです。
リスニング対策
リスニングでは問題を解くだけでなく解説をしっかり読み込む必要があります。解説を見る際、音を確認しながら理解しましょう。もし問題を解く際に音が聞こえない場合、その音は自分でも発音することができません。
対策として、リスニングの問題を解き終わったら、シャドーイングをして音を真似るようにしましょう。シャドーイングを続けていくと聞こえる音が増えるのでおすすめです。
また、過去問などすべてのリスニング問題が、解けるようになったらYouTubeなのでリスニングの教材を探しましょう。例えばTEDみたいなアカデミックな内容がおすすめです。
また、何度も何度も同じ問題を解いてテスト形式に慣れることも大切です。
リスニングの能力が低くてもテスト形式になるだけで、点数が上がるので過去問は必ず完璧にしましょう。
スピーキング対策
スピーキング能力はライティングの能力に依存します。理由は書くことができないと人間は話すことができないからです。そのため、ライティングが苦手な場合、テンプレートを作ることが重要です。
テストを受けるのにテンプレートを作ることによってライティング能力が低くても点数を稼ぐことができます。
このテクニックを使うことによって、半分位(15/30)の点数まで稼ぐことができます。
さらに高い点数が必要な場合は、発音を矯正することも大事です。
理由としては、採点者は話す内容や構成だけでなく音も採点しているからです。
ライティング対策
ライティングはスピーキングと同様、日本人には点数が出にくいです。理由としては、英語は日本語と全く逆の文法や書き方だからです。
そのため、単語や文法を理解しても点数を上げるのは至難の業です。
手っ取り早く点数を上げたい場合、スピーキングと同様テンプレートを事前に作ることがお勧めです。
テンプレートを作ることによって文法が曖昧でも文章の構成は完成されているので簡単に点数を取ることが出来ます。
逆に高得点を取るためには、単語や文法構文などを理解するだけでなくネイティブの方に添削してもらう必要があります。理由はネイティブの方は正しい使い方や単語を知っているからです。
例えば同じ意味の単語でも使う時は全く違うことがあります。
ですが単語の意味を覚えるだけでは間違って使う可能性があります。それを防ぐためにネイティブに検索してもらう必要があります。
まとめ
TOEFLの試験は日本人などアルファベットを使わない言語を母国語とする受験生には非常に難しい試験です。
しかし、このレベルの英語ができないと、留学で成功するのは難しいのが現実です。そのため、TOEFLの準備には長期間が必要なことを、覚悟しなければなりません。
ですが、この試験で高得点を獲得できれば、名門大学への入学も可能です。
中にはTOEFLの点数で給付型の奨学金を得ることも可能です。私の大学にはその制度があり、実際に利用しました。
TOEFLは難しいけど得られるものも非常に大きいです。なので、皆さんにはTOEFLで好成績を得ることを願っています。
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