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シャドーイング専用教材は必要なし!TOEIC915点の私が実践したシャドーイング方法

英語には、リーディング・ライティング・リスニング・スピーキングの4技能があります。

高校英語まではリーディング・ライティングを重点的に勉強するため、リスニング・スピーキングに苦手意識がある人も多いのではないでしょうか?

リスニング力を飛躍的にアップさせる勉強法として「シャドーイング」があります。

今回はTOEIC915点(リスニング470点)の私が実践した「シャドーイング」を紹介します。リスニング力をつけたい!という方はぜひ参考にしてみてください。

元々は英語は大の苦手教科だった

まず、簡単に私の経歴を紹介させていただきます。

私は日本生まれ、日本育ちのいわゆる純ジャパで、中学生まで「日本人だから日本語さえあれば大丈夫!」と英語の勉強をサボった結果、毎回赤点ギリギリをとっていました。

その後、英語の重要性、楽しさに気づき勉強を始めたものの、他の人と比べ遅いスタートであったこともあり、リスニング力は皆無、人生初のTOEICはリスニング200点と散々な結果でした。

そこでシャドーイングという勉強法を見つけ、毎日時間を見つけてはシャドーイングを行って、リスニング力をつけていきました。

シャドーイングを実践してみて

実際に私がリスニング学習で取り入れたシャドーイングですが、実際にさまざまな効果を実感することができました。

そもそもシャドーイングってなに?

シャドーイング、シャドーイングと繰り返していますが、シャドーイングは元々は通訳訓練法の一つで、上級者向けの学習方法とされています。

流れてくる英語音声に続いて音声を真似て発音するというシンプルなもので、今では、通訳者だけでなく多くの英語学習者で実践されている学習方法です。

シャドーイングの効果

シャドーイングで得られる効果は多く、リスニング力強化、発音矯正、会話力アップなど様々な効果が期待できます。

上級者向けの学習方法とされていますが、やり方さえ間違えなければ、初級者でも効果を実感することはできるでしょう。

私が実感した効果

私自身、最初は右も左も分からないまま、ただひたすら聞こえてくる音を真似していたのですが、次第に英語を英語で理解して発音できるようになりました。

耳が英語の音に慣れることで、英語独特のリズムや抑揚などを意識できるようになったのが、大きな効果だったと思います。

また、シャドーイングを始めてから、英語を聞くことに抵抗がなくなったのも、メリットの1つと言えるでしょう。

シャドーイング用の教材も多くありますが、私は専用教材は使わず音声データ付きの問題集など一般的な教材を活用していました。

シャドーイングのやり方

シャドーイングはやみくもに真似しても大きな効果は期待できません。

ここでは、シャドーイングの効果をアップさせる方法を解説します。

自分のレベルに合った教材を使う

まずは教材選びからです。前述の通り、シャドーイングは元々通訳訓練法のひとつで上級者向けの学習方法です。

ハイレベルな教材を使ってしまうと、ハイレベルな教材を用いて、上級者向けの学習方法を実施することになるので、初級者だと難しすぎて挫折する原因にもなってしまいます。

必ず自分のレベルに合った(もしくは自分のレベル以下)の教材から学習を始めましょう。

慣れてきたら、教材を次のレベルに進めることも考えてみてください。

同じ文章を繰り返し活用する

これはどの英語学習にも共通することですが、いろいろなものに手を出すのではなく、1つのものに固執した方が効率的と言われていいます。

シャドーイングも同じで、同じ文章を完璧になるまで繰り返し活用しましょう。

より具体的には、以下の手順で進めることがおすすめです。

1. 何も見ず文章を集中して聴く(声には出さない)
2. 文章を見ながら、音声を聴く(1回目で聞き取れなかったところは要チェック)
3. 文章を見ながら、音声に合わせて発音を真似る(音声より少し遅れて発音する)
4. 文章を見ずに、音声に合わせて発音を真似る

この手順で行うと1つの文章で最低でも4回は活用することになります。

この際、発音を録音して、実際の音声と聞き比べることで発音の違いも気づくことができるでしょう。

自分のレベル(もしくは自分のレベル以下)の教材を繰り返し活用して、文章を見なくても内容をしっかり理解しつつ、丁寧に発音できるようになったら、次のレベルの教材にレベルアップする…この繰り返しでリスニング力は格段にアップします。

シャドーイングを行う上での注意点・アドバイス

上記のシャドーイングの手順を行う上でいくつか注意点があります。

ここで解説する内容を意識しながら学習することでより効率よく英語力をつけることができます。

英文を日本語に翻訳しようとしない

リスニングが苦手な人の多くは、聞こえた文章を脳内で日本語に変換しようとするため、英語の処理に時間がかかってしまい、聞き逃してしまいます。

英語学習時には、英語を英語のままで理解するように意識してみましょう。

最初はどうしても日本語に変換してしまうことがありますが、私自身実感できたように、この意識を持つだけで英語の捉え方が大きく変わってきます。

発音をネイティブにチェックしてもらう

シャドーイングは聞いた音声を自分で発音する学習方法です。

そのため正しく発音できているかの判断が難しいという欠点があります。

間違った発音のまま練習を続けてしまうと、いざネイティブと話す時に上手く伝わらないかもしれません。

よりネイティブに近い発音を習得するためには、ネイティブにチェックしてもらうとよいでしょう。友人を見つけてもいいですし、今だとオンライン英会話も一般的です。

いずれも難しいという場合、AIを搭載した発音矯正アプリもあります。

恥ずかしいから…と蔑ろにせず、発音チェックをしっかり行いましょう。

発音記号を意識する

学校で英語を勉強していた時、英単語帳を使って単語を覚えた、という人も多いのではないでしょうか?

ほとんどの英単語帳には、それぞれ発音記号も記載されています。

高校まで気にしていなかったかもしれませんが、この発音記号は英語の発音を理解する上で非常に重要です。

発音記号だけを見てもなんのことかさっぱり分からないかもしれませんが、発音記号を意識しながら、音声を聴くと次第に発音記号を読めるようになってきます。

ここまでくると、初見の単語でもなんとなく意味が理解できるようになります。

できるだけ速く正確に発音することを意識する

言語を習得する際、スピードの遅い音声を聴く、ゆっくり文章を読むというのはあまり意味がありません。

英語を一つずつ理解するという意味では有効かもしれませんが、ネイティブの会話速度は非常に早いはずです。

そのスピードについていける英語処理能力がなければ、会話に参加するのは難しくなります。

そこで有効なのは、できるだけ速くかつ正確に発音することです。

こうすることで、英語処理速度を上げることができ、リスニング力だけでなく、リーディング力・会話力など英語力全般のレベルアップに期待できます。

英語学習にはシャドーイングが効果的

今回は、シャドーイングに焦点を当てて解説してきました。

シャドーイングはリスニング力強化に有効な学習方法とされていますが、英語処理能力を上げることで、リスニング以外の技能のスキルアップも図ることができます。

しかし、やみくもに聞こえた音声を発音するだけでは無意味なので、今回解説したポイントを意識してより効率よく意味のある学習を行いましょう。

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マナビジン編集部
マナビジン編集部
マナビジン編集部チームでは「英語が伝わる楽しさをより多くの方へ」をモットーに英語学習や英語を使ったキャリアに関する情報発信を行っています。

引き続きお楽しみに!

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