私が捨てた7つの英語常識 ①「ネイティブ至上主義」は捨てなさい。

こんにちは。QQEnglishの藤岡頼光(らいこう)です。

今回、私が実際におこなった学習法をご紹介させていただくことになりました。
(▶︎前回の記事はこちら

キーワードは「捨てる」です。40代以上に限らず、英語を学習する初心者の参考になればと思っています。

「TOEICのための勉強」は捨てなさい。

ビジネスで使う英語を「割り切る」という意味では、 TOEICのスコアを上げるためだけの勉強にエネルギーを注ぐことは無駄です。

TOEICのスコアが高くても話せない

英語の発音
http://3ryuu.com/toeic/listening.html

TOEICの勉強は、問題を解くための「テクニック」を学ぶものになっています。

TOEIC受験勉強をしたことがある方はご存じだと思いますが、その問題のほぼ大半が「引っかけ問題」です。実に、重箱の隅をつつくような細かい知識を受験者に問うてくるのです。

そのため、TOEICの試験勉強でメインに行うのは、この「引っかけ問題」への対策になります。それらを解くためのテクニックを学んでいくのです。だから私は、TOEICの問題を見るたびに「これで高いスコアが取れても、実践での会話はうまくならないだろうな」と感じてしまいます。

TOEIC高得点の生徒さんが語学留学に来る

実際、QQEnglishの生徒さんを見ても、TOEICのスコアが800~900点のレベルなのにもかかわらず、入学初日に受けていただくレベルテストで「スピーキング」が 10段階評価で3とか4といったレベルの人が少なくありません。

これは、弊社の基準では、HIGH BEGINNERS 「少し込み入った質問に対して英語で答えることができる」か「多少のミスはあるものの、英語で会話することができる」 というレベルなのです。
 
つまり、英語での会話がスラスラとできるレベルにはまだなっていない、ということです。

だからこそ彼らは、自分のスピーキング力を鍛えようと、フィリピンにまで来て、マンツーマンレッスンを受けるのです。TOEICの受験勉強で実践的な英語力がつくのであれば、満点近いスコアを取れている彼らが、わざわざフィリピン留学に来る必要がないですからね。

フィリピン人のTOEIC

英語でのコミュニケーションにまったく苦労しないはずのフィリピン人にTOEICを受験してもらうと、意外な結果になることがあります。
 
弊社のフィリピン人の先生にTOEICを受験してもらったときのことです。教えるのがうまくて、英語に精通しているカリスマ先生のスコアが非常に悪かったのです。

リスニング分野は満点でした。ところが、文法の引っかけ問題にことごとく引っかかっていたのです。

たとえば「 may 」「might 」や「who 」「whom 」の違いを理解しているかを問うような問題です。

解答しているとき「ヘンな英語だな~」とは感じるものの、まさかそんな重箱の隅をつつくようなことを問われるとは思わなかったそうです。引っかけ問題にめっぽう弱いとは、お人好しのフィリピン人らしいと、苦笑いしました。

もちろん、英語の理屈そのものはわかっているので、私が「引っかけ問題なんだよ」と教えてあげたあとは、すぐに満点を取っていましたが、、、。

受験に受かるだけの英語じゃ意味がない!

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これらの例からもわかるように、TOEICの勉強に一生懸命に取り組み、高いスコアを叩き出せるようになっても、磨かれるのは問題を解くためのテクニックだけです。英語力そのものではありません。

TOEICのスコアアップのための勉強をいくらしても、実践では英語を使えるようにはならないのです。

だからこそ私は、英語での「話す・聞く」のコミュニケーション力をつけていきたいという人には、TOEICはおすすめしません。TOEICのスコアにこだわる意識は、捨てたほうがいいとさえ思います。

無駄なことはしない

40代から英語を本格的にやり直すのにテストのための学習は必要ありません。この先の人生を考えると、そんなことで貴重な時間を費やしてしまうのはもったいないというものです。 

もちろん、会社の昇給・昇進のために TOEICのスコアが必要な場合もあるでしょう。その場合はしかたがありません。「昇給・昇進のためだ」と割り切って、受験勉強をしてください。

TOEICのスコアを気にしなければ無駄な学習が減ります。ビジネスで英語を使いたい方にはこれぐらいの割り切りは必要ではないでしょうか。
思い切って「TOEICのための勉強」は捨ててください。

次回の7回目は【「いまの自分に必要な英語以外」は捨てなさい。】に続きます。

私が実際におこなった英語学習法をディスカヴァー21さんから出版しています。

40歳からの学習法だけでなく、私がなぜフィリピンで英語を学び、なぜセブ島に英会話学校を作ったのかも書いています。良ければ読んでみてください。

40歳を過ぎて英語を始める方へTOEICの勉強は捨てなさい

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私が捨てた7つの常識

第一回 「ネイティブ至上主義」は捨てなさい。
第二回 「正確に話さなきゃ!」は捨てなさい。
第三回 「細かいニュアンスまで伝えなきゃ!」は捨てなさい。
第四回 「日本語で考えてから英語に訳す」は捨てなさい。
第五回 「聞き取りは100%を目指す」は捨てなさい。
第六回 「TOEICのための勉強」は捨てなさい。(本記事)
第七回 「いまの自分に必要な英語以外」は捨てなさい。

「QQイングリッシュ」代表 
藤岡頼光 ふじおか・らいこう

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QQイングリッシュの代表 (QQEnglish) フィリピン・セブ島に拠点を置く英会話学校「QQイングリッシュ」を経営。 約800人の教師が、年間5000人の語学留学生と1万人を超える世界中 の生徒にオンライン(スカイプ)で授業を提供している。1992年バイク便のキュウ急便設立後、2000年バイクショップのコネク ティング・ロッド設立。 2005年フィリピン・セブ島に留学後、2009年オンライン英会話事業のQQイングリッシュを開始。2010年には留学事業も開始。 「QQイングリッシュ」は現在、東京、セブ、上海、ソウル、サンパウロ、テへランでも展開。2016年現在、フィリピンでNo.1(留学者実績、教師数)の語学学校に成長し、NHK「おはよう日本」、朝日新聞 「フロントランナー」でも取り上げられた(https://qqenglish.jp)。 藤岡 頼光氏の記事一覧はこちら

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