学生時代にあんなに必死になって勉強した文法も、大人になってすっかり忘れてしまった、という方も少なくないと思います。とはいえ、もう一度同じ勉強をするのもモチベーションが上がらないですよね。
そこで今回は、「英語」で「英文法」を効率的に学習できる「English Grammar in Use」というテキストをご紹介します。
テキストの特徴や使い方・おすすめの勉強法などを紹介していきます。
また、便利なアプリやオンライン書籍(eBook)についても紹介するので、ご自分のレベルにあった勉強法を見つけることができます。
最後まで是非ご覧ください。
目次
English Grammar in Useとは
English Grammar in Useとはどのようなテキストなのでしょうか?
簡単に説明します。
・3つのレベルに分かれている(初級・中級・上級)
・全編英語で解説。ネイティブの視点から英文法を学ぶことができる。
・わかりやすいイラスト付き
・同シリーズのアプリもある
・テキスト購入者は無料でオンライン書籍(eBook)を利用できる。
アマゾンでのレビューもなんと4.3!世界中の英語学習者が愛用している、まさに英語学習者のバイブルといえます。
この記事では、最も一般的な青色のテキスト・中級編(Intermediate)を基に解説していきます。
といっても他のシリーズも構成はほとんど同じなので、違うシリーズを使う方も問題なく読み進めていただけます。
購入希望の方は各通販サイトにて購入可能です。
おすすめの使い方
それではどのようにテキストを使えばよいのでしょうか。
本書の内容をあわせて解説していきます。
苦手な部分を取り組む
English Grammar in Useは、全部で145のユニットに分かれています。
それぞれ「Present continuous(現在進行形)」や「Passive(受動態)」など分野別に分かれています。
もう既に知っているものはどんどん飛ばしていきましょう。目次を参照しながら、自分が苦手と思う部分を集中的に取り組んでみましょう。
また、自分のレベルを知るため、学習前に巻末にあるStudy Guideを使用することをおすすめします。こちらには簡単な問題が掲載されており、自分の苦手な部分を一発で把握することができます。
すべてのユニットを制覇する
145ユニット全てに取り組むのも当然おすすめです。むしろ完全に理解していると思っているようなものでも、英語の解説を読むことでより理解が深まります。
例えば、a,theなどの冠詞のように、なんとなく理解しているけど、細かい使い分けが曖昧だというものもありますよね。
日本語には無いコンセプトなので、完全に理解するのは難しいです。本書では、冠詞を10ユニットに分けて徹底的に解説しています。これさえ読めば冠詞の使い方を完全にマスターすることができます。
1ユニット完結型なので1日1ユニットこなしていけば、半年以内に終わらせることができます。語学学習の基本は、毎日コツコツ行うことです。
是非チャレンジしてみてください。
参考書として利用する
参考書としての利用もおすすめです。英語を勉強しながら、分からない英文法に出会ったときにこの本を開いてみてください。
前述した通り、分野別に整理されて収録されています。目次をみながら、自分が知りたい情報を効率的に活用してみましょう。
勉強法
それでは具体的な勉強法について、解説していきます。
最も効果的な勉強法は、以下の3ステップです。
・解説を読む
・問題を解く
・音読をする
一つ一つ説明していきます。
解説を読む
English Grammar in Useの最大の特徴は、それぞれのユニットが見開き1ページに納められていることです。
左側に各文法の解説が英語で載っています。
「英語で文法を理解するなんて難しそう…」
そんなことはありません。
わかりやすいイラストや矢印を使って説明されているので、誰でも簡単に理解することができます。
例えば日本人が苦手とする時制も、驚くほど簡単に理解できるんです。学生時代に時制文法で頭を痛めていたのが嘘のように、あっという間に吸収できちゃいます。
問題を解く
見開きページの右側には、復習問題が掲載されています。問題を解き、自分の理解度を知りましょう。分からない問題があったら左側のページの解説をもう一度読み直し、何度でもトライしてみましょう。
一般的な参考書にあるように、いろんなページを行き来しなくてよいので、かなりストレスが軽減されます。
「復習問題だけでは物足りない!」
という方は、巻末にあるAddtional exercisesに挑戦するのもありです。問題を解くことで、自分のモチベーションをどんどんあげていきましょう。
音読をする
ここまで英文法の勉強法について解説していきましたが、残念ながら文法をただ勉強するだけでは英会話を上達させることはできません。英文法を勉強しながら、口も動かしていきましょう。
このテキストには音声CD-ROMまたは音声のダウンロードコードが付属しています。パソコンやタブレットで、音声を聞くことができます。ネイティブの音声を参考にしながら音読をしてみてください。
音読を繰り返すことで、英語を感覚的に理解することができるようになります。
アプリで勉強しよう
English Grammar in Useのテキストは分厚く、サイズもかなり大きめです。通勤通学途中も勉強したい!という方は、アプリの利用をおすすめします。
アプリで学習する際のメリット・デメリットを紹介します。
・英和辞書機能がついている
・手軽にどこでも勉強できる
・2080円とアプリにしては高い
無料版もあるので、一度お試ししてみましょう。通勤中や仕事の休憩中などにアプリを使って、テキストは家で使用するなど、シチュエーションによって使い分けてみるのもいいですね。
以下のリンクからダウンロードしてみてください。
オンライン書籍(eBook)を利用する
eBookのダウンロードコード付きのテキストを買うと、もれなく無料で電子書籍版を使うことができます。パソコンやiPadなどのタブレットで使用可能です。
その場合はCambridge Bookshelfというアプリ(無料)をインストールし、利用します。スマートフォンでは使用することができないので、注意してください。
まとめ
いかがでしたか?
本日は英語学習者のバイブル「English Grammar in Use」のおすすめの使い方・勉強法について解説してきました。
購入希望の方は各通販サイトにて購入可能です。
「買う前にどんな本かチラッと見てみたい!」
という方は公式サイトで試し読みすることができます。
・Cambridge University Press – English Grammar in Use
かなり広範囲のページを閲覧することができるので、購入を検討している方は是非参考にしてみてください。
English Grammar in Useを上手に使って、英文法をマスターしましょう!
口コミから学ぶ、English Grammar in USEの使い方
教材レベル | 口コミ |
ビギナー | フィリピンのセブ島留学で、教科書として使用していました。私は留学前TOEIC 360点ほどでした。文法も苦手だったため、先生と個別に一ページ目からマンツーマンで解いていきました。流れは先生が説明をする、問題を解く、例題を作るというのをひたすら毎日やっていました。帰国後はTOEICを受けて660点でした。その後は文法勉強はひたすらこの本を繰り返し読みました。今は765点まであがりましたので、Advanced grammar in useを使用しています。 |
中級 | 留学を決めたタイミングで留学に向けての勉強を進めようと思い、ネイティブの英語の先生にお勧めの教材を聞いたところ、こちらの教材を勧められて使用しはじめました。使い方としては、最初から最後まで一通り、一つの単元を1日で終わらせるイメージで継続して勉強しました。説明部分を一通り読んだ後に練習問題に取り組みました。また、わからない単語があれば、マーカーを引いて別のノートに調べた意味をメモし、単語力を上げるのにも役立ったと感じています。 留学先に渡航してからも重宝し、学校で習った文法で難しい部分があったときに、こちらの教材から引用し、グラマーの反復のために使いました。 |
ビギナー | English Grammar in USEは、自分みたいな英語がビギナーな人には良いと感じました。アメリカへ旅行に行くことになったため、少しでも英語を身につけておこうと思い、会社の同僚に相談したところ、「English Grammar in USEの方が英会話スクールに通うよりも安価」と言っていたので、この本で学ぼうと購入しました。
English Grammar in USEの教材を何度も繰り返し学ぶことで基礎英語を身につけることができました。自分は、答えとebook付きのものを選んで学んだのですが、ebookの音声を聞いて、例文をマネして何度も繰り返し声出し練習することで定着が早かったですし、細かいニュアンスが理解できたのでとても良かったです。旅行へ行く程度の英語でいいのなら充分通用する内容になっているなと感じました。 |
中級 | 会社で受験したTOEICの結果がいまいちだったので、文法の復習と自然な会話表現の習得の目的で購入。 英検2級を持っており、Intermediateレベルの教材を選択しました。 後ろのページにあるStudy guideのチェック問題で間違えた部分、自信のない部分を順に確認しながら学習をすすめました。 この本では、文法と読解中心で学習していた学生時代には気にしていなかった部分が再確認できました。 自分は特に限定詞の使い方に迷いがあり、70番台、80番台の項目を集中して学習しました。 話すときに多少の間違いがあっても通じなくはないのでしょうが、聞き取る際には相手の意図を正しく把握できるようになると感じました。 自然な言い回しに触れられる教材として優れていると思います。 中級者は、1冊通して順に見るよりもチェック問題で苦手な部分を学習すべきでしょう。 初級者は、順に見た方が理解しやすいと思います。もしIntermediateで難しいと感じたら、迷わずBeginnerを選ぶべきだと思います。 |
中級 | 初めて「English Grammar in Use」を使ったのは大学3年生のときでした。海外研修に参加にあたり短期間での語学力向上が求められたため、文法の基礎を徹底的に学びたかったからです。自分が苦手としているトピックを1日に1つずつ学ぶようにし、練習問題を解くことで自分がどの程度理解できているか確認することができました。実際に海外研修に参加したときに自分が身につけた英語力を実際に試すことができ、他の参加者からも好評を得ることができました。「English Grammar in Use」を使って、自分の英語力を向上させることができたと思います。 |