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留学マナビジンコラム英語ブログ『7つの習慣』が証明する、英会話ができる人できない人の違い

『7つの習慣』が証明する、英会話ができる人できない人の違い

『7つの習慣』をご存じでしょうか?

スティーブン・R・コヴィー博士が著した『7つの習慣』は約40カ国で翻訳され、全世界で3000万部以上、日本でも180万部を超える大ベストセラーとなりました。

数ある自己啓発書のなかでも群を抜いて、世界で最も有名な成功哲学が『7つの習慣』です。

スティーブン・R・コヴィー博士が著した『7つの習慣』

初出版から4半世紀を経た今も、『7つの習慣(アマゾンへ)』は根強い人気を誇っています。世界中の多くの人が『7つの習慣』を毎日の行動の指針にしていると言っていいほどです。

人気の理由は、実際に7つの習慣を実践することで人生に劇的な変化が起こったとする報告が、相次いでいるからです。

自らが変わることで、より良い結果を引き寄せられるという『7つの習慣』の考え方は、今も色あせていません。

実は英会話できる力を身につける過程においても、『7つの習慣』は大きな影響を及ぼしています。

私たちが現在取り組んでいる英語学習が成功するか否かの鍵を握っているのは、まさに『7つの習慣』を実践できているかどうかなのです。

なぜならば……。

160人中8割がYESと答えた質問とは!?

「英語を流暢に話すためには英語を学習しなければならない」、このことは誰にでもわかる理屈です。

しかし、英語を学習することで誰もが英会話のスキルを身につけられるのかといえば、答えはノーです。

英会話ができるようになりたいと願い、英語学習を始める人は多いものの、本当に話せるようになるのは、ほんの一握りの人に限られています。

同じ英語学習を続けていても、流暢に話せるようになるのは少数に過ぎず、大半の人は途中であきらめ、英語学習をやめてしまうという現実が横たわっています。

これは海外留学にも言えます。長年、フィリピン留学を通じて多くの留学生を見てきた私ですが、その中で英語を流暢に話せるようになる人は残念ながら一部です。

では、英会話の習得に成功した人と失敗した人の違いは何でしょうか?

このことを疑問に思い、マナビジンでは短期間のうちに英会話のレベルを上げることに成功した人たちを対象に、徹底的なアンケート調査を行いました。

その結果、ほとんどの成功者に共通する、ある事実を浮かび上がらせることに成功しました。

それは、「学習を始めてから目標を達成するまで、優先順位のトップは常に英語であり続けた」ということです。

英語の優先順位
*このアンケート調査はインターネット上で英会話ができる上級者をランダムにピックアップしており、留学生だけ、ビジネスマンだけ、、、など特定の人のみを募集したわけではありません。詳しくはこちらで→結局、英語が話せるようになるには何をすればいいのか?

英会話ができるようになった8割もの人が、「人生で英語を1番に優先したことがある」と答えています。

一方、学習を続けたにもかかわらず英会話ができるようにならなかった人々に共通していたのは、学習を始める際には英語を優先順位のトップに据えていたものの、時が経つごとに次第に優先順位を下げてしまったことです。

わかりやすくするために、成功者と失敗者の違いを図で表してみます。

失敗する人の共通点

成功する人の共通点

つまり、優先順位のトップに常に英語を置いておけるかどうかに、あなたが短期間のうちに英会話力を取得できるか否かがかかっている、ということです。

優先順位こそが、英会話ができる人、できない人を決める分岐点なのです。

第3の習慣の教え

実は優先順位は、『7つの習慣』で列挙されている第3の習慣に大きく関係しています。

第3の習慣のテーマは「時間管理」です。要約すると「最重要事項を優先する」ことが大事だと説明されています。

第3の習慣を説明するために用いられる時間管理マトリックス(アイゼンハワーマトリックス)が、これです。

時間管理マトリックス

私たちの人生において、やらなければいけないことは多々あります。

私たちは常に過去に何かを選択・行動して、その結果が現在として現れています。

そして現在の私たちの選択は、将来を決めます。

ということは、より良い未来を得たいのであれば、今この瞬間に何を為すべきなのかを考え、正しい選択をする必要があります。

では、正しい選択をするための判断基準はどうあるべきなのでしょうか?

それを教えてくれるのが、時間管理マトリックスです。

時間管理マトリックスでは横軸に緊急度、縦軸に重要度をおき、為すべきことを4つの領域に分けます。

図表にある例を追っていけば、分け方のコツをなんとなく理解できると思います。

通常、私たちは緊急かつ重要な課題から手を付けます。締め切りの迫った仕事から片付けたり、緊急事態が起きたときに対応するのは、当然のことといえるでしょう。

しかし、常に目先の仕事に追われ、忙しい毎日を送るのが正しい選択といえるのでしょうか?

『7つの習慣』では、こうした惰性に流される日々を送ってはならないと戒めています。

では、より良い明日を得るためには、具体的にどうすればよいのでしょうか?

『7つの習慣』の答えは明快です。第二領域にある課題に注力しなさい、優先順位を引き上げなさいと伝えています。

なぜならば「緊急ではないけれど重要なこと」をやり遂げることこそが、あなたの未来をより良いものへと変えていく力があるからです。

だからこそ、第二領域に当てる時間を意識的に作り出す必要があるのだと教えています。

そのためには第一領域と第三領域を見直し、省けるものや後回しにできるものをリストアップします。第四領域にあるものには、できるだけ手を出さないマインドセットも重要です。

こうして常に第二領域の優先度を高めることができれば、あなたの将来は明るく輝かしいものになる、というわけです。

優先順位のトップに英語を置き続ける覚悟

『7つの習慣』で重要な役割を果たす時間管理マトリックスは、英会話を身につけられるかどうかの決定的な鍵を握っています。

英語学習が時間管理マトリックスで定めた4つの領域のどこに位置するかは明らかです。

仕事上、あるいはプライベートな理由ですぐにでも英会話ができなければ困る、といった切羽詰まった事情を抱えている人は、それほど多くはいないはずです。しかし、将来的に英会話できる力を身につけることは、自分の日常を塗り替えるほどのインパクトがあることだと、多くの人が気づいています。

つまり、多くの人にとって英語学習は、緊急ではないけれども重要なことといえます。時間管理マトリックスの第二領域に属す、ということです。

したがって私たちは、意識的に英語学習の優先度を高める必要があります。

意識していないから、英語学習の優先度は次第に下がり、いつまで経っても英会話を習得できない状況に陥るのです。

せっかく英語学習を始めたのに、英会話を身につけることを途中であきらめてしまう大半の人は、この同じ轍(てつ)を踏んでいます。

一方、意識して英語学習の優先度を高く保てた人は、異なる結果を残しています。ことに優先順位のトップに常に英語を据えることができた人は、流暢に英会話ができるスキルを獲得しています。

英語を優先順位のトップに置けるかどうかに、英会話習得の成否がかかっているのです。

海外留学で英会話を身につけられる理由

高い英会話力を身につけた人の多くが海外留学を経験していることも、この事実を裏付けています。

海外留学組が成功しやすいのは、英会話に触れる量が多いだけではなく、日々の選択肢が一気に減るため、優先順位のトップに英語学習を置きやすい環境を得られるためです。

授業以外の時間に何をするかを考えてみても、外に出て積極的に英会話をするか、日本人同士で会話するか、カフェや自宅で自習をするぐらいしか選択肢がありません。また、すでに優先順位2位以下の多くのものを犠牲にして海外に出てきているため、そもそも決意が違います。

海外生活を通して英語学習の優先度を常にトップに置けるからこそ、海外留学によって英会話ができるようになる人が多いのです(逆に言えば、留学で英会話ができるようにならなかった人は(留学期間の問題を別にすれば)、基本的に英会話の優先順位が低かった人です)。

しかし、国内には多くの誘惑が待ち構えています。海外に渡れば物理的に見られなくなるテレビドラマも、国内にいれば自由に見られます。
コロナ禍ではだいぶ減ったとは思いますが、飲み会に誘われる機会もあります。誘惑の多い国内で英語学習を続けることの難しさが、ここにあります。

これらの誘惑をすべて裁ち切り英語学習に打ち込むためには、強いマインドセットが必要です。

あなたが本当に英会話できるスキルを身につけたいと願うならば、ぜひブレることなく優先順位のトップに英語を置き続けることを真剣に検討してください。

ブレることなく最優先にし続ける、少なくとも軌道に乗るまでは

最優先することなく何かを成し遂げられるのは、⻑い時間をかけて打ち込んできた⼈たちだけです。例えば、小さい頃から海外に住んでいた、小さい頃から英会話の練習をしていた、毎日1時間の英会話を10年続けているなどです。

幼児の頃から英語に慣れ親しみ、何年もかけて英会話を身につけようとしているのであれば、無理に英語を優先順位のトップに据えなくても、なんとかなるかもしれません。

しかし、そうではなく、ほぼ英会話ができない状況からスタートするのであれば、なんとしても英語を人生の中心にする必要があります。

なにもそれを、生涯を通じて徹底すべきだと、言っているわけではありません。英語学習を始めてから英会話を習得するまでの、ごく短い期間でよいのです。

片手間で英語を学習しようとしても、失敗することは目に見えています。

まとめ

母数は少ないものの、160人うち8割が「英語の優先順位を1位にして身につけた」という事実は、無視できない比率です。この記事がご自身の勉強の仕方を見直すきっかけになれば幸いです。

英語を最優先しなければならないと頭ではわかっていても、それを実行することが至難の業であることも、またたしかです。

英語学習を始めたばかりの頃は強いマインドセットをもっていても、普通は時間が過ぎるごとに色あせていくものです。

そこでおすすめなのが、まず最初に「留学する日を決める」ことです。なぜ留学日を決めるだけで英会話が習得できるようになるのか?
↓詳しくはこちらをお読みください。
>>英会話習得は留学から始めるとうまくいく!その理由とは?

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斉藤淳
斉藤淳
フィリピン留学にちょっと詳しいブロガー
TOEIC800点ぐらい / VERSANT58点ぐらい

フィリピン・セブへ4ヶ月留学。1日8時間のマンツーマンを週6日程度受講し、トータルで500時間以上のマンツーマンを受講。 結果、帰国後にTOEIC300点台から800点台へ(VERSANTは56点)。帰国後はオンライン英会話やTOEIC塾などで勉強し、TOEICの点数が900点近くまで向上。

ハワイやオーストラリアへの留学もしたが、「これからはフィリピン留学が来る!」と思い、セブ島に数年間滞在しながら留学のサイトをガッツリ作り運営(数年後に売却)。その間、現地で「フィリピン留学協会の会長」や「セブ日本人会の理事」などを歴任。
毎年、現地の語学学校向けにセミナーを行ったり、フィリピン観光省を招待したセミナーができたのがプチ自慢。
フィリピン留学の表から闇まで知る数少ないブロガー。

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