マナビジン 英語を使う仕事 BIG4外資コンサルが教える「求められる最低限の英語力」

BIG4外資コンサルが教える「求められる最低限の英語力」

外資コンサルで働くことを念頭に転職活動を行っている方々は、『英語力』が内定をゲットする重要な要素であるということは理解していることでしょう。

では、実際にどのようにして評価され、どのレベルまで到達するのが望ましいのか知っている方は少ないと思います。

今回は実際に転職活動を行い、現在外資コンサルに勤めている私の経験をふまえ、英語力の評価方法、必要レベル等詳しく説明していきます。

転職活動は情報量が命です。内情を理解することで、有利に選考を進めることができますので是非最後まで読み進めてください。

外資コンサルは、入社段階の英語力の基準をTOEICで測る

「外資コンサルでは英語力が必要」ということは理解できても英語はただの言語であるので、どのように評価されるのか疑問に思う人も多いのではないでしょうか。

外資コンサルでは、応募者の英語力を図るための指標としてTOEICスコアを採用する企業が多いです。

TOEIC試験は日本では英語力を図るための試験として最もメジャーなものであり、受験者数もものすごく多い試験です。

スコアの高さと真の英語力は完全な相関があるとは言い切れませんが、少なくとも、正しい努力で英語学習を継続することができるという証明にはなり得ます。

採用担当は何百、何千の応募の中から、効率よく応募者を絞っていく必要があります。
その選定材料として、TOEICはとても有効です。

大手コンサルでは書類選考の段階でTOEICスコア800~850程度要求します。

これらのスコアに満たしていない応募者は、いくらコンサルにかける思いが強かろうとも、面接で自分の想いを伝える機会すら得ることができません。

就活生から人気が高い業界であるが故、選考の段階から他業界と比較してもかなりシビアな印象を受けるでしょう。

TOEICスコアは、その人がどれだけの努力をしたか、また、入社後に英語を勉強し続け身に着けることができるポテンシャルがあるのかどうか簡単に測ることができるため、選考段階では有効な評価材料になります。

外資コンサルで、最低限身に着けておくべきレベルとは

なんとか書類選考、面接を突破し内定が出た!よし、これからは英語の勉強はしなくてもいいんだ!と考えている人が一定数います。そういった楽観的な方は入社してから地獄を見ます。

すぐにやめていく人たちの特徴として、入社後にイメージとギャップがあったと答える人が多いです。

私から言えば、入ってきた人たちにギャップがあったと解釈できます。面接で自分を良く見せ、スコアにかまけて努力を怠ると入社後に大変苦労します。

最低限の英語力をもって入社することができたならば、業務を通して学び続けていき、自分のスキルアップにつなげることができます。

その最低限の身に着けておくべき英語のレベルとはどれくらいなのか?

ズバリ、『8歳児程度のネイティブ』と定義できます。

これは実際に入社後、上司から言われた指標であり、実際に働いていくうちに的を得ているなと納得できるものでした。

もっとかみ砕いて解釈すると、

難しい語彙は必要ないが、ある程度相手の言っていることを理解して、自分の意図を正しく相手に伝えることができるレベルです。

TOEICスコアでは測れない生きた英会話能力なので、選考段階でふるいにかけることは難しいですが、どっちみち入社してからわかる能力です。

コンサルの世界では選考段階の他に入社直後にふるいにかけられると認識しておくとよいかもしれません。

外資コンサルで、英語が特にできる社員になるための理想の英語力は?

ここまで読み進めていただけた方は、選考段階ではTOEIC高スコア、入社後も最低限の英会話能力が必要であることは理解していただけているでしょう。

継続した学習が必要なのは理解できたが、具体的にはどのレベルまで達成することが理想であるか説明していきます。

外資コンサルの世界で、英語を強みに活躍している方のレベルは具体的にどれくらいなのか。

イメージしやすいよう申し上げるとすれば、『海外の大学を卒業できるレベル』といえるでしょう。

専門的で高度な授業を英語で理解することができ、膨大な文献を読み漁り、自身でも研究内容を正確に論文に反映できるレベルです。

もっと簡単に申し上げると、ネイティブと何不自由なく自在にコミュニケーションをとることができるレベルです。

「このように聞くと、私には絶対無理だよ…」
「帰国子女や留学経験が無いからあきらめた方がいいのかな…」

と思う人も出てくるでしょう。

しかしながら、全くそのような心配はないと断言できます。コンサルは日常的に英語が必要になってきますので、普段の仕事を丁寧にこなしていくだけでも相当な英語力をつけることができます。

実際に入社後に英語力が爆発的に向上した人がたくさんいますので、英語力を向上させるための環境としてはこの上ない環境と言い換えることもできます。

しかしながらここで注意してほしいポイントが一つあります。

それは、英語はただのツールでしかないという点です。

あまりに英語力に固執するのは危険です。完璧な英語を求めすぎると今、自分に求められていることを見失います。

実際に周りに英語が達者な人達に囲まれて仕事をすると、自分もああなりたいと憧れを抱く人が少なくないです。仕事そっちのけで英語の勉強ばかりするようでは本末転倒です。

そんな人ほんとにいるのか?疑問に思う方も多いと思いますが、実際にいます。

私の同期でも同じように英語に固執しすぎた結果、睡眠時間を削ってまで勉強し、うつになって退社した人がいます。

コンサルは残業が多く、多忙な毎日を送ります。仕事+終わってから勉強となると、かなりの体力が必要になります。自分自身の限界を理解し、どれくらいの量をこなすべきか、自分でマネジメントしながら、仕事と勉強の両立を図る必要があります。

英語学習には終わりはない!学び続ける意欲が重要!

英語は言語ですので、明確に身に着けることができたといえるようなものではありません。

我々日本人が英語を使用して仕事をする場合、どれだけ勉強したとしても、新しい単語や表現はたくさん出てきます。

そのようなものを全て吸収しようとすると、前述したように英語に固執して本来の仕事に影響が出るといった事態になりますので、自分で選択することが大切になってきます。

「これは必要な知識、これは覚えなくても大丈夫…」
といったように線引きができるようになると無理することなく、仕事と勉強の両立が図れます。

私自身、英語学習は人よりも長い時間費やしてきたと認識していますが、今でも知らないことがたくさんありますし、そういった場面では、「こういう表現もあるのか」という見方をすることで、より英語が面白いと感じられます。

言語習得に終わりはありません。

色んな人から教わった知識、自分の経験を通して得た知識というのは、どんどん蓄積されていき、それが自分の自信になります。常に学び続ける姿勢というものが外資コンサルで働くうえで重要な要素になります。

そういった意味では慢心せず貪欲に学び続ける挑戦者的なマインドも英語力と合わせて、コンサルで必要不可欠な能力であるといえるかもしれません。

まとめ

今回の記事では、英語の評価方法、到達レベルを具体的に掘り下げ説明しました。具体的に知ることで、イメージがつかみやすくなり、今自分がしなければいけないことを目標から逆算することができるようになります。

高い志をもって、コンサル業界を志望する人が増えることを願っています。

Shu / 米国公認会計士
Shu / 米国公認会計士
《資格》
TOEIC990点、日商簿記一級、米国公認会計士

《経歴》
地方の国立大学に進学し、在学中にUSCPA(米国公認会計士)資格を取得し、新卒でBig4会計系コンサルに従事。
その一年後同グループ内の監査法人へ異動。二年半の監査業務を経て、他Big4監査法人へ転職。

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