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BIG4外資コンサルが教える「コンサル社員の一日のスケジュール」

私の記事は、コンサル志望の転職者や大学生向けに転職を成功させるために必要な知識や、他と差をつけるための方法等を紹介してきました。

今回は、晴れて第一志望の会社に就職が決まり、これからバリバリ仕事を頑張っていくぞ!と意気込んでいる方向けに役に立つ情報を発信していきます。

コンサル業界は多忙で結果が求められる社会です。志望する会社へ入社することができた!と喜んでばかりはいられません。

入社後、結果を残し続け社内外から認められる存在になるためには、何よりスタートダッシュが肝心です。

実際に私の経験では、良いスタートダッシュを切ることができる人にはいくつかの共通した特徴があります。

その特徴の中でも今回は、『英語力』に焦点を当てて説明していきます。

外コンの実際の一日のタイムスケジュールを紹介

まず、実際にイメージしやすいように、外資コンサルに勤めている私の一日のスケジュールを簡単に説明していきます。

一般的にコンサルタントはプロジェクト次第で忙しさに大きな幅が見られます。プロジェクトの終盤の大詰めの時期は徹夜が当たり前ですが、プロジェクト間の空いた時期は長期休暇をとることもできるという具合に、変動が激しいです。

しかしながら、毎日やるべきことは基本的に決まっているので、今回はプロジェクト中の少し忙しい一日を紹介します。一年間の中でもっとも多いスケジュール例となりますので参考までに見てみてください。

 

9:30 出社、メール確認
10:00 会議(チーム内)、資料作成、情報収集、分析
13:00 昼食(チームメンバーと) 
14:00 クライアント先へ出向いて資料作成等
17:00 会議(クライアント先)
19:00 夕食(クライアント先のメンバーと)
20:00 資料作成、情報収集、分析
22:00 会議(チーム内)
22:30 帰宅準備 

という流れで一日を過ごします。
これを見てどのように感じますか?

もっと忙しいのかと思っていたと感じる方もいれば、やっぱり大変なんだと感じる方もいるでしょう。

詳細を説明していきます。

私の会社は10時から業務開始となっていますので、基本的には10時出社で問題ありません。私は、新人であったこととチーム内の上司が早く出社することがあるので、基本的には30分前に出社していました。

10時からは毎日恒例の会議が始まります。ここで、一日の細かいスケジュールを確認して、チーム内で共有します。

その後、各自仕事に取り掛かります。仕事の割り振られる量は個人の経験やスキルによってばらつきがあります。新人だった私は、雑用を含めた基本的な作業を中心に割り振られていました。

午前の仕事を終えるとチーム内で昼食をとります。ここでも軽い雑談を交えた話し合いをします。基本的にはチームで過ごすので、一人で黙々と仕事をしたい人にはストレスを感じる環境かもしれません。

昼食後はクライアント先に出向きます。個人的にここからがしんどいです。移動を含め、午前の仕事の疲れを感じる時間となります。

クライアント先でまた会議を行い、逐一情報を整理したり、方向性を再確認します。こんなに会議必要なのか?と感じるかもしれませんが、これは必要なことであるといえます。

実際に、会議が少ないプロジェクトのも参加した経験があるのですが、そこでは細かいトラブルが多発し、何度も修正する時間が膨大にかかりましたし、チーム内の雰囲気も最悪でした。

情報の共有、方向性を確認すればするだけやり直しが減り、時間的にも体力的にもコスパが良いので多少面倒だと感じてもしっかりやる!というチームは信頼できますし、完了したときの評価も高いので結果としても現れやすいです。

スケジュールを見てもらえればわかると思いますが、基本的に食事は会議の意味も兼ねます。できる限り無駄な時間を減らして、効率的にプロジェクトを進めていることは理解していただけたのではないでしょうか。

また、上記のスケジュールでは、出社から退社までのスケジュールしか記載しませんでしたが、このほかに研修、資格取得の勉強、クライアント先の情報収集等、家でやるべきこともたくさんあるのが現状です。

会社の規模と求められる英語力は比例する?

上のスケジュールを見て、大体の一日の流れをイメージできたと思います。

先ほどの段落で、割り振られる仕事量は個人によってばらつきがあると紹介しました。これは具体的にどういう差があるのか。何で差が生まれているのか説明していきます。

一般的に、コンサル業界は英語を使用する機会が他の業界と比較しても多いという認識があると思います。これはおおむね正しいといえます。実際に業務上で、英文でメールを作成したり、英語で行われる会議もたくさんあります。

しかしながら、それは一部の会社のみであるという解釈もできます。

どういうことかというと、皆さんが志望するコンサル系の会社は、世界中に支社が点在するグローバル企業や、日本国内で有数の大企業がほとんどだと思います。

これら以外にもたくさんの中小企業があります。特定の領域のみに特化した中小企業は、専門性が高い代わりにこなす業務が限定的になる傾向があります。

特定の業界の知識のみが必要な場合が多く、国内企業を相手にビジネスを展開する中小コンサルでは、英語力がなくても全く問題なく仕事を進められるというケースが多いです。

そういった観点から英語を日常的に使うのは一部の会社であると解釈できるわけです。

この記事を読んでくださっている方は一流コンサルに努めたい方の割合が高いと思いますので一流コンサルでは当たり前に必要になってくる英語力の重要性について説明していきます。

長々と話しましたが、伝えたいポイントとしては

「会社の規模によって求められる英語力はばらつきがある」

という一点のみです。

英語が苦手な社員は入社後、かなりの努力が必要

先ほど紹介した私の外コン時代の基本的な一日のスケジュールの中で、英語を使用する割合は5割ほどです。学生時代から英語が好きで語学留学の経験もあったので、入社した段階では英語に相当な自信をもっていました。

自分のストロングポイントは英語です!と主張するうちに英語関連の仕事が割り振られるようになりました。

実際に英語を使って仕事をしてみると全然進まず、時間だけ浪費していき、ただただ焦っていました。

ここで、英語を学ぶことと実際に英語を使って仕事をすることは、全く別次元のレベルにあるということを実感しました。それなりに自信があった英語力が実務では全く通用しないレベルだと痛感しました。

それから、鬼のように英語学習に明け暮れていました。

あれだけ英語が得意だと豪語しておきながら実際は何もできないとなると、プロジェクトチームから外されるにとどまらず最悪のケースとして会社をクビになるのではないか…

誰からも何も言われていないのに、当時新人だった私はものすごい危機感を感じ、不安を払拭するためにがむしゃらに勉強していました。

具体的なスケジュールとして朝5時に起きて3時間学習し、仕事中も隙間時間を作って1時間、家に帰ってから2時間の6時間は平均して勉強していたと思います。

それほどまでに追い込まれていましたし、チームメンバーにも迷惑をかけるわけにはいかないという思いから必死に勉強していました。

その暗黒学習期を経て、私の英語力は格段にアップしたと自分でも感じましたし、何より実務をこなすうえで、英語関連はお前に任せるというスタンスになったことが信頼されていると実感できました。

基本的な英語力の学習と実務レベルで使いこなすことができる英語力の学習では、まったくレベルが違うことを思えておいて損はないと思います。

私のように学生のころにある程度英語に触れ、自信がある状態でも全く実務レベルでは通用しなかったので、入社の段階で英語力に自信がない人は相当な覚悟を決めて入社する必要があります。

ここで、「英語に自信がないからプロジェクト配属段階で英語は得意じゃないので、英語を使った業務はできないです。」と答えればいいのではないか、と思う方もいると思います。

確かに先にできないと伝えておけば、プロジェクトリーダーも無理にできない仕事を割り振ることはしません。なるべく早く、また確実な成果を残したいからです。リスクを避けて割り振ることが優先です。

できないことはできないと言う。

とても大切なことかと思われますが、コンサル業界でこれを続けるとどうなると思いますか?

君、英語読めないのかー。それなら~君英語できるからチームから外れて~

というようにチームメンバーから除外されます。さすがにこのように直接的に言われ除外されることがないですが、やんわり交代を告げられ、簡単な作業中心のチームに配属されたりするので、外されたという自覚は十分にあります。

また、英語を避けて年次を重ねていくと、いつまでたっても昇級できません。今の、会社の上層部の世代は英語ができない方は圧倒的に大多数です。

逆にできる方がほとんどいません。他社から英語ができる優秀な方をスカウトするか帰国子女、外国籍の方の登用しか解決策はありません。

そのような状況から会社として求める人材像は英語が堪能であることが条件になってきます。

何事もそうですが、できないことを理由に避けていると、最終的に自分が苦しみます。

コンサルの世界では、英語に真っ向勝負していくような方が最終的に成功します。

英語力の差だけが評価軸になりえることも

英語が堪能であるだけで、昇格しやすいことは理解していただけたと思いますが、どれほどまでに直接的な影響があるか、イメージしやすいように説明します。

他の業界の事業会社等では、昇格のためにTOEICスコアが必要になるといったケースが多いと思います。上の立場になればなるほど英語力が必要だという認識は、どの業界でも一般的に浸透していますが、コンサルでの昇格ではTOEICスコアはあまり意味を成しません。

なぜなら、TOEICが簡単すぎるからです。資格と呼ばれるものは一般的に試験対策をすれば、合格に近づきます。TOEICはその傾向が顕著であるので、少し対策をしてしまえば、英語が苦手で全く勉強してこなかった人でもある程度の高得点は取得できます。

なので、

TOEIC高得点=英語が堪能である

という認識は薄いです。一流コンサルファームで昇格するためには、成果を上げることが最も重要になってきます。プロジェクトを成功に導いたという実績が評価されます。

英語は評価されやすいスキルです。

まとめ

今回の記事では私の一日のスケジュールを紹介し、コンサルの仕事の流れを具体的にイメージしてもらうと同時に、実務レベルで英語力を持っていると社内外からの信頼が厚くなり、直接的な昇格の決め手となることを説明してきました。

避けては通れない『英語』の重要性を改めて理解していただけたと思います。

入社後、越えなければならない大きな壁があること、そしてそれに立ち向かっていく姿勢が大切であることを十分に覚えておいてください。

Shu / 米国公認会計士
Shu / 米国公認会計士
《資格》
TOEIC990点、日商簿記一級、米国公認会計士

《経歴》
地方の国立大学に進学し、在学中にUSCPA(米国公認会計士)資格を取得し、新卒でBig4会計系コンサルに従事。
その一年後同グループ内の監査法人へ異動。二年半の監査業務を経て、他Big4監査法人へ転職。

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