「5年で海外で働く!を叶える」某有名ファッションブランドのニューヨーク本社勤務を実現させるまで|俺のセブ島留学

The Big Apple ( = New York City) へ

さて、前回の記事No4で、国際業務を通じて「日本人の英語力を向上させたい」という想いが生まれたことをお話しました。

No4 – 国際業務を通じて英語の実践力を伸ばす。グローバルな環境で認められるとは?

その後、社内で週一回、ボランティアの英会話勉強会を開催してみたところ、思いの外高い評価をいただきました。

私自身も楽しく「おもしろい…」 と手ごたえを感じるようになったのです。
でも「もっと効果的に教える方法を知りたい」と思うようになり、英語教授法(TESOL)の理論や方法論の勉強をしようと考えました。

調べてみると、ニューヨークにあるコロンビア大学ティーチャーズカレッジの評判が高いことが分かりました。

行ってみたかった海外の大学院、そしてニューヨーク…ちょうど外資系企業で働く夫もニューヨーク勤務を目指していたこともあり、そこから準備がスタート。

2007年夏、夫がニューヨークのプロジェクトの担当を任されたのを機に、私も5年間お世話になった会社に別れを告げて、ニューヨークへ転居しました。

No5 –ニューヨークへ。英語教授法を学ぶべく、大学院進学を目指す|俺のセブ島留学

ロックフェラーセンター展望台からセントラルパーク方面を望む

The City That Never Sleeps – 眠らない街

マンハッタンのミッドタウンにあるマンションは、タイムズスクエアとセントラルパークの中間に位置した賑やかな場所でした。

目の前は当時上演中のブロードウェーミュージカル「マンマミーア」の劇場。毎晩役者の出待ちファンの歓声があがり、まさに”The city that never sleeps”!

No5 –ニューヨークへ。英語教授法を学ぶべく、大学院進学を目指す|俺のセブ島留学

自宅から程近いタイムズスクエア、ネオンは24時間消えることがない

The Big Appleというニックネームで有名なニューヨーク市は、また移民が非常に多いことでも知られています。

通りを歩いていても、地下鉄に乗っていても様々な人種の人々が様々な風貌で、それぞれの言語、アクセントで話しています。

「周りと違う」ということがこれほど当り前に存在している社会があるでしょうか。
それと同時に「自分らしさ」「個性」が認められ、そんな中から新しいアイデアや才能が生まれている、そんな印象を強く持ちました。

芸術も一流の人が世界から集まってすごいものが生まれている街ニューヨーク。

月に1回はブロードウェーミュージカルを見て、ずっとやりたかったヴォーカルレッスンを黒人の女性シンガーから週1回受けることにしました。

街を歩いているだけでエネルギーが湧いてきて、本当に幸せでした。

No5 –ニューヨークへ。英語教授法を学ぶべく、大学院進学を目指す|俺のセブ島留学

ミッドタウンにあるブライアントパーク。天気がいいとオフィスからもランチに人が集まる

ニューヨーク生活にはタフさも必要

とはいえ、超快適&おもてなしの国から来た私たちにとっては、やはり生活の中でサービスレベルの違いにショックを受けることも多く…。

高級レストランに行って相応のお金を払えば、素晴らしいサービスが得られるのはNYでも当然ですが、スタバやコンビニでさえ丁寧な待遇を受ける日本のようなことはまずありえません。

特にイエローキャブの運転手には様々な人種、国籍の人がいて、英語も通じにくい人もいるので、ちょっとご用心を。

経験したいくつかをご紹介します。

₋ 中東系タクシー運転手が「I’m an entertainer!」と言って車内で突然カラオケ。自分の歌声に対してチップをせびってきた。

₋ アフリカ系タクシー運転手が「I have a gun. I’m not joking.」と自分は銃をもっている、と脅し、多めの請求額を求めてきた。現金はそんなにないのでカードでいいかというとATMがあるところでいったん降ろされて現金で払わされた。

₋ インド系女性タクシー運転手が目的地についてカードを出したら、「Your card is not working. Give me cash.(このカードは機能してない、現金で払え)」と言われ, 「That can’t be right.(そんなはずはない)」と言って何度かカードを試させるものの、カードが読めないとか。
とりあえず現金は渡さずに請求書にサインだけして降りる。後ほどクレジット会社から、このタクシー乗車への請求が5回分届く・・・。(すぐカード会社に電話して取り消してもらいましたけど~)

こんな嫌なことばかりが起こるわけでは決して無いです。
とっても親切なタクシー運転手も勿論います。

ただ、これからニューヨークのような世界の多民族が集まる大都市で暮らそうと思っていらっしゃる方には、予期せぬ状況に対応できる、ある程度の心の「タフさ」は必要かもしれませんね。

学んだ教訓

₋ 違う文化、価値観をもった人の集まる街で生きる時は、「日本のスタンダード」をいったん捨てる。

₋ 日本では起こりえないような状況がおこった時に泣き寝入りすることなく、相手にどうして欲しいかをロジックでしっかり伝える。

₋ その為には依頼や苦情といったコミュニケーションを円滑に行うための実践的な言語力を身につける。

コロンビア大学のTESOLへ出願

さて、そんな刺激的な街の生活にある程度慣れてきたころ、いよいよ大学院進学に向けて動き出しました。

大学院に進学となると最低2年間という期間、そしてそれ相応の学費が必要になります。
それだけの自己投資をすぐに決めてしまうことに多少ためらいがあった私は、同じくコロンビア大学ティーチャーズカレッジが主催する夏季集中の TESOL Certificate Program(TESOL資格取得コース)にまず参加してみることにしました。

これで手ごたえを感じればそのまま修士課程に進もうと考えたのです。とはいえアメリカの大学院、コースに入るのにはそれなりに準備が必要でした。

このコースに入るのに必要だったもの5つ:

1.出願申請書(コロンビア大のネットからダウンロードして提出)
2.成績証明書(卒業大学から英文で取り寄せ)
3.履歴書 (英文で作成)
4.エッセー(出願の理由を述べる小論文、レターサイズ2~3枚程度)
5.TOEFL iBTのスコア (105点以上)

最後のTOEFL iBTのスコア取得が課題でした。
以前受験したTOEFLはペーパーベースのテストで、スピーキングが含まれていなかったからです。

新しいTOEFL iBTでは、英語の4技能(聴く、読む、話す、書く)が4時間近くにわたって試されます。

しかも、マンハッタンの試験会場は劣悪で、受験者がぎゅうぎゅうに詰められた部屋で、リーディングを解いている人の隣でスピーキングをしている人もいる、というあり様でした。(しかも受験料が1回2万円近くかかる!)

1回目101点、2回目103点、3回目は思い切って場所を変えてお隣のニュージャージー州にある会場を選びました。受験者数が少なく、集中してテストに取り組めました。結果105点をクリアすることができました。ただし、交通の便が悪く、早朝の試験だったので、高いのは覚悟で、ハイヤーで向かったのですが、その甲斐がありました。

今思うと、このTOEFL iBTを受けるために勉強したプロセスが、英語力強化に非常に役に立ちました。

アカデミックな講義を聴き、その趣旨を1分以内に英語で要約して話すというような訓練は、それまでに受けたことがありませんでした。
自分のスピーキングを時間を計りながら何度も録音して練習しました。

語彙力、文法力に加えて、正確なリスニング力、スピードと精度が試されるスピーキング力、そして論理的な構成のライティング力、それらすべてを統合した形で問う試験としてはTOEFL iBTは非常に優れていると感じます。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、今後日本の入試をTOEFLに統一しよう、という案も出ていて、その難易度から反対意見もあるようですが、仕事で世界に通用する日本人を育てることを考えれば、入試をTOEFLに近い4技能を問うスタイルに変えていくことには大賛成です。

No5 –ニューヨークへ。英語教授法を学ぶべく、大学院進学を目指す|俺のセブ島留学

TOEFLの勉強をしに通ったニューヨークパブリック図書館

さて次週は、いよいよコロンビア大学院でのキャンパスライフが始まります。お楽しみに!

No4 – 国際業務を通じて英語の実践力を伸ばす。グローバルな環境で認められるとは?

No6 – NYの熱い夏、学生に戻る。日本の英語教育は1世紀以上遅れていた!?

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【まとめ】セブ島にある有名・評判な語学学校の一覧表

Q-Leap Inc. Corporate Officer
(& Principal Lecturer)
http://q-leap.co.jp/

筑波大学第三学群国際総合学類卒業
コロンビア大学大学院にて英語教授法(TESOL)修士号取得
アルクの企業研修英語講師、スピーキングテストの試験官、評価官を経て、2011年よりCalvin Kleinニューヨーク 本社のライセンスビジネス事業部にて勤務。

2014年春に帰国、ビジネス経験と英語教授のスキルを活かし、IT企業や外資系製薬会社をはじめとする企業にてビジネスパーソン向け英語指導に従事。

著書:『英語のプレゼン直前5日間の技術』(アルク)

<資格>
M.A. in TESOL (Columbia University)
TOEIC® 990点(満点)
ACTFL Proficiency Test – Advanced High Level
アルク社 SST/TSST スピーキングテスト試験官・評価官
厚生労働省認定キャリアコンサルタント資格(CDA)

<趣味>
歌、ファッション、ヨガ、旅行

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